映画鑑賞検定3級blog

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「ドリフト」

2006-01-16 | 香港映画
CSで撮ってたの忘れてた~。というわけで見てみる。

バーテンダーのタイラーはある日店にやってきた女の子と酒の飲み比べをやって記憶がなくなるほどに泥酔。朝気付くと彼女が隣に寝ていた!パンツもはいてない!彼女は必要以上に怒っていたけど、今日の事はなかったことにすればいい・・・そう思っていたのに・・・。心配している彼女の予想は的中。タイラーは彼女を妊娠させてしまう。それから彼女のためにボディガードの仕事をしてお金を稼ぐことになる。しかし、いろいろ面倒に巻き込まれている最中に、同じくらいの臨月の妊婦の父親、ジャックと出会い、タイラーの周りはさらに面倒なことになってゆく・・・。

なぜ「ドリフト」?

日本語のタイトルつけた人、なんでこんなタイトルにしたんだろう

不思議でしょうがないです。

このタイトルからすれば、たいていの人がカーアクションを想像するでしょうなぁ。

ですが、まったく違います。カーアクション的なところは最初30分くらいのところで3分くらいあるだけです。

つーか、英語のタイトルは「TIME AND TIDE」。どっかで聴いたことのある響きだわ。訳すると「歳月」ですかねぇ。これって”Time and tide wait for no man.”で、”歳月人を待たず”ということわざになってます。とてもキレイなタイトルです。

中国語のタイトルだと「順流逆流」。中国語はよく分かりませんが、翻訳ソフトにかけたところ「流れに従って逆流する」というような響きみたいです。とてもカッコイイタイトルですね。

しかし、なぜ「ドリフト」??

もしかして「順流逆流」って「ドリフト」っていう意味なんでしょうかね?
なんかそれだとしても、もうちょっととっつきやすいタイトルにして欲しかったなぁ・・・と、そんなところが気になったりしました。

さて、内容について。

ツイ・ハークらしい、何でも取り込め!っていう意識が表れていてとても良かったです。

やりたかったのね、CG
いいと思うよ、それで。

と、なんか親心のような気分になりつつ(笑)

ニコラスはもはや安全牌(笑)
何をしてても絵になるねぇ、この子は・・・。あれ?贔屓目??

スゲーカッコイイ役のウーバイはアクション俳優ではなく、歌手だそうで。
なんだか顔がイマイチだわ、と思っていましたが、アクションは素敵でしたし、その顔のイマイチさが途中から逆にいいような気がして、ラストではバッチリ惚れてました。やられた~~

なにがいいってこの映画では階段の下り方にすべてをかけているような気がします。

階段の下り方にロマンが感じられすぎ(笑)

いや~~、笑えました。

ストーリーはとても分かりやすくいい感じでした。

クールっぽい映像もなんか好きです。

ジャック(ウーバイ)の足音を極力消すように動く様なんかがとにかくクール。
只者じゃない感じのアクションの仕方に後半はやられっぱなしでした。

「クズからも祝福を・・・」

ひえ~、なんてかっこいいセリフだ(笑)

気が気じゃない人生を送らなきゃいけないのは分かるけど、こんな風に惚れられたらいいなぁ・・・っていう気がしました。

キャンディ・ローがとっても可愛かったです。

「このバカ!なんで勝手なことするのよ!」

っていう、私の苦手なアメリカ映画のヒロインに良くある無鉄砲で危険を顧みない女の子ではないので、すごく素敵でした。

私が好きなのが、ニコラスとキャンディとウーバイが買い物をしている時に、ニコラスの彼女に上手いこと出合ってしまうところ。

よくあるベタなシチュエーションだし、ただ買い物しているだけなんだけど、すごく好きだなぁ、このシーン。なんかかわいらしさがあるんだよね。ノスタルジックな感じっていうのかな。青春っぽさっていうのかな。なんかそういうのが見えた気がしてすごく好きでした。

そのほか、この三人のやり取りがとても印象的。
香港もののこういうシーンが大好きなんですよねぇ・・・

だからこそのラストの重み、みたいなのも良かったと思う。うん。

ラストの「うわ~~、もうこれどうやって収拾つけるのよ~~!」っていう状況も上手いこと収まっていて、なんだかホッとしました。

アクションは本当に素晴らしい!
ワイヤーを使った縦横無尽のアパートメント大作戦はゼヒみてみてほしい。
素晴らしいです。
どこか異空間ではなく、ファンタジーでもなく、その辺のアパート&九龍駅っていう場所がたまらないと感じました。
すごかったよっ♪

だから、南米のシーンとかいるんか~?と思いますがね・・・。ま、許してあげちゃいます(笑)

全体的には意外と面白かったと思います。

あ、そうそう。ニコラスの相手役の子(徐子淇<キャシー・チュイ>)が最初警察のバッジらしきものを持ってるのとか、ゲイだったっていう設定がまったくすっ飛んでしまっていましたね
つーか、ゲイの女の子が危険日を手帳に書いてるわけがなかんべぇよ、と思ってしまったり・・・っていうのはいらないつっこみでしょうか?
深読みして、彼女は潜入捜査官であって、本当はゲイだっていうことにして、ゲイバー等の麻薬の取引などを捜査していて、本当は彼氏もいて・・・なんて想像してみたりして(笑)

ラストは只者ではないっぽさを常にかもし出し続ける役者ジャック・カオが締めましたね

好きなシーンが多かっただけに、間延び感がもったいなかったように感じてしまったけど、それがツイ・ハークの味でしょうね。むしろそこを楽しんでください(褒め言葉)

http://www.tsutaya.co.jp/item/movie/view_v.zhtml?pdid=10019165


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