映画鑑賞検定3級blog

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「オールド・ボーイ」

2005-11-17 | その他の国の映画
前々からみようとは思っていたんですが、なぜか先送りにしていた作品。半額レンタルに乗じて、借りてきました。

ある雨の日、電話ボックスの前で連れ去られ、15年間監禁されたオ・デス。15年経ったその日に同じ場所で解放される。一体誰が何のために監禁したんだ? 相手を見つけ出し復讐するだけを心に、オ・デスはさまよい始める・・・。

タランティーノ、好きそう・・・。

なんつーか、日本のマンガが元なんですよね。
まさにそんな感じ。

ジャパニーズ青年誌のかおりがむんむん(笑)

でも嫌いじゃないです、こういうの。

とはいえ、途中でなんとな~く分かってしまったんですよね・・・オチ・・・。
そのおかげで衝撃度がだいぶ下がってしまった感じだったんです。
とても残念でなりませんでした。

でも、この作品の素晴らしいところはその「オチ」そのものではなく、そこに行き着くまでの部分。

ウジンとオ・デスの関係性だと思う。

”それは他人事だからだ”

ウジンのこのセリフが素晴らしかった。

この作品を見てみんなどう思ったのでしょうか・・・。
作者はどんな気持ちで作ったのでしょうか・・・。

私は、ラストのウジンの姿が印象的でなりません。
私はこの作品を見終えて、

”復讐というもののむなしさ”

のようなものを感じずにいられませんでした。

監禁ビジネスを行っていたヤツの生き方、ラストのウジンの姿、ウジンがミドにラストで言うセリフ、オ・デスが最後ウジンに見せる姿、など・・・。

ウジンの姉に対する気持ち・・・。
それから、催眠術というものの中での記憶操作・・・。
なんとなく、「なるほどなぁ・・・」と思ってしまうような作品でした。

単純に”復讐のゲーム”&”謎解きサスペンス”かと思いきや、ずっとおもた~~い内容になっていました。

しかしなぁ・・・。あのラスト、どうなんだろう?
そこまでは、別にイヤじゃなかったんですよ、ぜんぜん。
ただ、自分が”娘”という立場だからか、なんだかちょっと”ええ~~?”という気持ちになってしまったんですが・・・。
年頃の娘を持つお父さんの意見が聞いてみたいものです。

映像の方は、アクションの取り方がとても素晴らしかったです。
くぎ抜き1本で、20人からの男どもをぶっ潰していくおっさんの姿はハンパなく素晴らしいものでした。

音楽や映像もなかなか洒落ていて、監督さんの力量を感じましたです。

主役のチェ・ミンシクも良かったですが、私の印象に残っているのはむしろ、ウジン役ユ・ジテ。
日本人とも違う、中国人とも違う、韓国人ならではのねっとりとした雰囲気(いい意味で)が素晴らしいっ!
マジでちょっと感激しましたよ。

かなり「イタタ!」っていうシーン満載なので、心臓の弱い方はお気をつけくださいね。
なんせ、血みどろですから

http://www.oldboy-movie.jp/


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