映画鑑賞検定3級blog

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「HERO~英雄~」

2007-01-07 | 香港映画
なんかね、急に見たくなっちゃって見直しました。何回目だ・・・。


秦の始皇帝を暗殺しようとたくらんでいたとされる長空、飛雪、残剣を倒したとして、彼らの剣と槍を持った男が始皇帝の下に現れた。彼の名は無名。無名は、お尋ね者を倒したという褒美として始皇帝に十歩のところまで歩み寄ることが許された。一体のようにしてそれだけの力を持つものたちを倒したのかと問う大王に、無名はその経過を語り始める・・・。


もうね、これ、大好きなのよ。

大したことないって言われればそれまででしょう。
でも、完成度などとはまた違うんです。
ただ、ただ、私がこれが大好きだということなのです。
「LOVERS」「グリーン・デスティニー」なんかと好みも分かれることでしょう。

もちろん足りない。アクションはね。
これを見ると、大体次にもう一回ワンチャイ天地大乱が観たくなる。
ドニーvsリンチェイ、足りない! おかわり! なのです。

ストーリーだって「そんなアホな・・・」と言ってしまえばそこまでというような話。
だって、基本ホラ話みたいなもんだからね(笑)

でもね、そうじゃない。そこじゃない。

映像美っていうのかな・・・。なんていうのかな・・・。
もうとにかく息を呑むような美しさがあったわけだ。

もう映画館で観たあと、感動したったらありゃしなかったわけで。

大王の館での緑色の布がざわめくところは、本当に本当に美しくて。
あそこで、大王が両手で剣を持って布を切り裂く姿がとてもカッコよくて。

残剣役のトニー・レオンの素晴らしいことといったら!
あんなにセクシーに書道を書ける人って世界に何人いますやら(笑)

「LOVERS」も期待して観に行ったんだけれど、イマイチで・・・。
同じような衣装なのに、なぜか「LOVERS」の時はチャン・ツィイーが”ちまき”に見えたのはなぜなのでしょう?(お前のせいだ)
いや、あちらも十分キレイなんだよ?
キレイなんだけど、何か違うの。
監督も一緒なのに・・・。

よく見えれば撮影の人が違うではないか。
そうか・・・私はクリストファー・ドイルのファンなのか・・・。
撮影って何がどう違うのかよくわからないというような”ど”のつくほどの素人だけれど、観ていると何かが違うような気がする。

ただただ画面を見ているだけでも引き込まれるような美しさ。

それが、「LOVERS」ではなかった。「インファナル・アフェア2」ではなかった。
何がなかったかって、そこにはクリストファー・ドイルがいなかった、ってことなのかな、って。

いつも後付けで気付くことなのだけれど、やっぱりそうだったのかな・・・と改めて思わさせられました。

個人的な仇や自己犠牲だけではなく、そういうことにとらわれず、平和への思いで剣を捨てることが出来るか、というようなラストも取ってつけたよう、と言われればそれまでですが、私はとても好きでした。

いろ~~んな意味でこれには今までのアクションとは違う”何か”がたくさん詰まってる「HERO」。
私はこれを映画館で観られたことがとても幸せだったな~、と思う。
そういう映画に出会えたということが幸せだな、と、思わせてくれる映画です。

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