アンディファンの友人と、初日から張り切って観に行ってきました!
![](http://movie.goo.ne.jp/contents/gallery/MOVCSTD9978/000.gif)
紀元前の370年ごろの中国は7つの国に分かれた戦乱の時代だった。そんな中、燕に攻めもうと考えた趙がターゲットとしたのが梁城。兵力では勝てないと考えた梁王は、戦乱の中での救済舞台として活躍していた墨家に救済を求めるが、現れたのは革離という男一人だった。しかし彼は、たった一人で趙軍の出鼻をくじく。そこから、梁城を守るための革離の作戦が始まる。
<シッブ~~~~イ!>
戦乱の世の中と、戦術だけではない、思想的な部分を見たという感じ。
とても面白かったです。
日本のマンガが元で、一人で何万人の敵と・・・とか言う宣伝文句だったので、もっと奇想天外で、マンガチックなお話かと思ったら、とっても淡白で渋い内容でした。
よく考えれば、「ん?」と思うような作戦もあるのですが、なんとなくそれが説得力があり、理にかなってうまくいっているような気になってしまうところがすごくよかったです。
策士っていうのかな。そういうのを見た気がしました。
墨家十論(公式サイトの「墨家について」のところに詳しく出てます)の教えを見ると、いろいろと律されているので、その中の人である革離は、お坊さん的な気質の人なので、あまり苦楽を表情に出したりはしないので、一見淡白ですが、見所は十分です。
とはいえ、そればっかりじゃないのよ。
やっぱり中国大陸ってのは広大で、大きな城のセットもとても素晴らしいし、そこを使った篭城戦は本当に見ごたえが満載です。
マンガがどういう内容だったのかは読んでいないのでわかりませんが、マンガ原作だから、マンガっぽい内容なのでは?と思っていたら大間違いです。
「敵から城を守り、姫を助けてドラゴンを倒すのじゃ!」
とそんな話ではまったくないので、そういうのを期待していかないように。
敵ってなに?
味方ってなに?
そんなことを考え、男達のロマンを感じるとともに、その身勝手さと、墨家の人たちの思想というのが戦乱の世の中でどういう役割を果たしていたのかな、とかそんなことをいろいろ考えてしまい、気付けば今の世の中にも当てはまるんじゃないか、とか考えたりもする、渋みのあるいい作品だったと思います。
革離はもちろん、若君、子団、なんかの若者の気持ちの変化が面白かったですね。
と、その対極的な梁王(と、その側近の人・いい演技でした)も良かったです。
で、も一つおまけに・・・
ヒロインってなに?
すっごい扱い![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
ちょっとビックリしました。
けど、私は別にそんなに嫌いじゃないけど(笑)
もうちょっと短く出来たかな、という気はしますし、少々淡白すぎるような気もしましたが、それ以外の見せ場も非常に多かったので、十分満足のいく出来でした。
アンディだ♪なんてミーハー目線で観に行った視野の狭い自分をちょっとだけ反省してしまうような気がしました(笑)
大人向けですかね。
と、言うのも、観に来ている人の7割男性だったようで。
しかも年齢層も高めで、一人で来ているような人が多かったようです。
川井憲二さんの壮大な音楽は中国大陸に良く似合います。
良かったですよ!
ところで・・・
非常に雰囲気のいい公式サイトではあるのですが、牛将軍役のがたぶん「マスター・オブ・リアル・カンフー 大地無限」でジェット・リーにもまったく引けを取らないカンフーを魅せてくれたディンボウ役の人だと思ったのですが、名前もわからず、結局エンドロールも見逃してしまったので調べようと思ったのに出てないじゃん! おかげで誰だかわからずじまいになるところでした。
しかし、ネットの力というのは素晴らしい。チン・シウホウ(銭小豪)という人だそうで、まさしくその人だということで間違いなさそう。
あまり彼のアクションをキチンと見る場面は少ないですが、似た感じの役どころなので、「マスター・オブ~~」を観た人は、きっとちょっと嬉しくなれるんじゃないかしら、とやっぱりミーハー気分の自分は捨てられないことに気付きました(笑)
墨攻 - goo 映画
![](http://movie.goo.ne.jp/contents/gallery/MOVCSTD9978/000.gif)
紀元前の370年ごろの中国は7つの国に分かれた戦乱の時代だった。そんな中、燕に攻めもうと考えた趙がターゲットとしたのが梁城。兵力では勝てないと考えた梁王は、戦乱の中での救済舞台として活躍していた墨家に救済を求めるが、現れたのは革離という男一人だった。しかし彼は、たった一人で趙軍の出鼻をくじく。そこから、梁城を守るための革離の作戦が始まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
戦乱の世の中と、戦術だけではない、思想的な部分を見たという感じ。
とても面白かったです。
日本のマンガが元で、一人で何万人の敵と・・・とか言う宣伝文句だったので、もっと奇想天外で、マンガチックなお話かと思ったら、とっても淡白で渋い内容でした。
よく考えれば、「ん?」と思うような作戦もあるのですが、なんとなくそれが説得力があり、理にかなってうまくいっているような気になってしまうところがすごくよかったです。
策士っていうのかな。そういうのを見た気がしました。
墨家十論(公式サイトの「墨家について」のところに詳しく出てます)の教えを見ると、いろいろと律されているので、その中の人である革離は、お坊さん的な気質の人なので、あまり苦楽を表情に出したりはしないので、一見淡白ですが、見所は十分です。
とはいえ、そればっかりじゃないのよ。
やっぱり中国大陸ってのは広大で、大きな城のセットもとても素晴らしいし、そこを使った篭城戦は本当に見ごたえが満載です。
マンガがどういう内容だったのかは読んでいないのでわかりませんが、マンガ原作だから、マンガっぽい内容なのでは?と思っていたら大間違いです。
「敵から城を守り、姫を助けてドラゴンを倒すのじゃ!」
とそんな話ではまったくないので、そういうのを期待していかないように。
敵ってなに?
味方ってなに?
そんなことを考え、男達のロマンを感じるとともに、その身勝手さと、墨家の人たちの思想というのが戦乱の世の中でどういう役割を果たしていたのかな、とかそんなことをいろいろ考えてしまい、気付けば今の世の中にも当てはまるんじゃないか、とか考えたりもする、渋みのあるいい作品だったと思います。
革離はもちろん、若君、子団、なんかの若者の気持ちの変化が面白かったですね。
と、その対極的な梁王(と、その側近の人・いい演技でした)も良かったです。
で、も一つおまけに・・・
ヒロインってなに?
すっごい扱い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
ちょっとビックリしました。
けど、私は別にそんなに嫌いじゃないけど(笑)
もうちょっと短く出来たかな、という気はしますし、少々淡白すぎるような気もしましたが、それ以外の見せ場も非常に多かったので、十分満足のいく出来でした。
アンディだ♪なんてミーハー目線で観に行った視野の狭い自分をちょっとだけ反省してしまうような気がしました(笑)
大人向けですかね。
と、言うのも、観に来ている人の7割男性だったようで。
しかも年齢層も高めで、一人で来ているような人が多かったようです。
川井憲二さんの壮大な音楽は中国大陸に良く似合います。
良かったですよ!
ところで・・・
非常に雰囲気のいい公式サイトではあるのですが、牛将軍役のがたぶん「マスター・オブ・リアル・カンフー 大地無限」でジェット・リーにもまったく引けを取らないカンフーを魅せてくれたディンボウ役の人だと思ったのですが、名前もわからず、結局エンドロールも見逃してしまったので調べようと思ったのに出てないじゃん! おかげで誰だかわからずじまいになるところでした。
しかし、ネットの力というのは素晴らしい。チン・シウホウ(銭小豪)という人だそうで、まさしくその人だということで間違いなさそう。
あまり彼のアクションをキチンと見る場面は少ないですが、似た感じの役どころなので、「マスター・オブ~~」を観た人は、きっとちょっと嬉しくなれるんじゃないかしら、とやっぱりミーハー気分の自分は捨てられないことに気付きました(笑)
墨攻 - goo 映画
中国武侠もの映画でもたまに当たりがあるから、映画ファンをやめられない。
これからも武侠映画観続けようと決意させてくれました(笑)
ホント、武侠も拾い物がありますから、いろんなところにアンテナ張っておかないとですよね。
私もがんばろうっと・・・。
コメント&TB返しいただいておりましたのに訪問遅くなりスミマセン。
この映画想像以上に面白くて、墨家やその時代にとっても興味もちました。
最近すっかり渋みを増したアンディも素敵でしたが、ウー・チーロンがとっても素敵でした。
そうですね、日本のマンガが元とはいっても、全然墨家なんて知らなかったし、とても面白い思想があるものだ、と、改めて中国の歴史の深さを思ったりしますね。
本当に、最近のアンディはとっても渋くて素敵ですね。
昔も良かったけど、今も素敵でいるっていいですね。
ウー・チーロンもこれから絶対チェックして行きたいと思います!
またよろしくお願いしますね♪
>ヒロインってなに?
(爆)確かに、ヒロインの扱い方が荒かったね(^_^;)
ファン・ビンビン、綺麗な人だと思うけど、あの甲高い声がちょっとねぇ・・・甲高い声で、訴えるシーンが強く印象に残ってしまった(^^ゞ
革離との恋愛も、描き方が甘かったし・・・一緒に観に行った彼女は「アレ、要る?」って言ってました!(笑)
だからのどをつぶされちゃったのか!?(笑)
うん、私も別になくてもよかったかもと思いました。
だって・・・迫ったのに知らん顔。挙句・・・そんな~~、かわいそうだよ~、と、ちょっと同情しました。
アンディ・ラウ。
いや、今までもそれなりにカッコイイとは思っていましたが、これ最高でした。マジに惚れ直しました。もっかい見に行こうかしらと思ってるくらい。
ちょっとミーハー入ってしまいましたが、映画が・・・ちょっとなあ。やはり原作の思想と随分違ってて、コミックは読んでないのですが、墨家の捕らえ方が少々甘かったかなと思いました。
革離はとにかく技術屋。そして墨家の中でもきちんと役割分担がなされていて、彼はその一つの分担の役割を担っていると。そして今回は、本部の命令に背いて一人で梁を助けにきたのですべてを一人でこなさなければならない。その辺の苦悩と、獅子奮迅の孤軍奮闘の働きがもっと見たかったです。
ンでもって、あの逸悦はいらなかったなあ。本にも全く出てきません。でも映画には色気がないとねえ。
まあ色々と不満も有りましたが、アンディのかっこよさでチャラにしたいと思います。
ヒロインの扱いには驚きましたが、やはりビジュアル的なことを考えてのことなのでしょうかね?
でも彼女がいなくても、アンディが素敵なので成り立つのでは?って気もしつつ(笑)
とりあえず、チラ見したコミックの革離よりアンディは格段にカッコよかったです(笑)
やはり小説も読んでみないとな~と思う次第です。
自分からは決して攻めずに守ることに重点を置いた思想なので、どうしても後手にまわっちゃうんですよね。だからこそああいうヒロインの結末になったのかなと思えて、思想の良い面だけでなく、弱点をあえて描いて疑問も投げかけたのかなと私は解釈しました。
その辺りがなかなか上手く作ってあるなと。
なるほどなるほど。
恋愛の方も墨守だという思想の表れだったわけですね!そういう意味があったと考えれば納得ですね。
深いコメント、本当にどうもありがとうございました。