映画鑑賞検定3級blog

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「SAW2」

2005-11-09 | アメリカ映画
前作に昨年ばっちりハマリました。てなわけで、続編もみとかないとね、ってわけで映画館に行ってきました。

刑事であるエリック・マシューズにはダニエルという息子がいる。しかしある日、つまらない強盗を行いつかまったダニエルをエリックは無碍に母親のところに返してしまった。その翌日、同僚に起こされたエリックは、マイケルという彼の情報屋の死体を確認することになる。その見るも無残な死に方は、連続殺人犯ZIGSAWの手段に他ならなかった。そしてエリックは、ZIGSAWと対面することになる。しかしその時に、息子のダニエルの写ったモニターがZIGSAWの元に・・・。さあ、ゲームの始まりだ・・・。私と話をしよう、エリック。


正直こんなにいい出来だとは思っていませんでした。
マジでもっとへっぽこかと思っていましたから。

とはいえ、前作はかなり好きで、その時のようないつまでも後を引くような作品、というわけではなかったですが、それなりに楽しめる感じでした。

前作のような心理のやりとり、というわけではなく、目に見えるグロテスクさが重視されるようになった分、前作とは違った「ファイナル・デスティネーション」や、「CUBE」的な視覚に訴えかけるような作り方になっていました。お金ができた分なんでしょうかね。っていっても、「CUBE」も低価格映画ですけどね

CMを見てもwebサイトを見ても、前作のアダムの姿が出てくるばかりで、今回の作品に出てくる人がまったく見当たらなかったのが何より不安だったんですが、
案外キチンとできていたと思います。ま、もちろん「前作あっての」本作なんですけどね。

前作で残っていたはずの謎を解き明かしているかのように見えて、本当の謎は残したままってところが良かったんじゃないかな。
この作品を見に行っている人で「SAWは見てません」なんて人は10%にも満たないでしょうから、これでいいんです。
結局ゴードンはどうなったのか分からないままだし・・・って、ゴードン生きてたら絶対あの場所が見つからないわけはないのですけどね

エリックとジョンの語り合いなんか、かなりしびれました。もうちょっと演技力のある人にしてほしかったけどね、エリック役

前作では「バスルーム内でのゴードン&アダム」と「シン&タップのジグソウ追走」に「奥さんと娘の監禁」が関わってきました。

今回も「男女8人監禁事件」と「マシューズ&ジョンの会話」に「息子の危険」が関わっています。でも、その話の関わりあい方に違いがあることに、今回は驚きをもっていってくれます。

同じように作り上げた作品と思っていながら少し崩す。この形に持っていかれた感じでした。

途中、車を運転する場面なんかは、前作でWAN監督が「とても短い距離の走行をとても長く見せるように作った」というようなことを言っていたのですが、その手法を使ったような取り方や、アマンダがヘッドギアに苦しむ際の早回しにするような映像といった印象に残る映像を上手く使って続作らしくしているあたりも好きでした。

以降ネタバレ。反転させて読んでください。

前作、巻き込まれたと思われていたアダムですが、共犯だったという説がありました。今回の「2」をみて、そうだったんだろう、と、受け入れることにしました。前作、アダムが腹に書かれた「?」マークを探したと考えれば、彼が共犯だということにたどり着けたはずだったのです。で、彼は鍵を流してしまい、とんだラストを迎えることになります。

今回ではアマンダがその対象であるわけですが、そういわれて考えてみれば、彼女が前作でゲームを予告された時は、マイケルの時と同じくビデオテープだったはず。なのになぜ彼女は真っ先にテープを探したのでしょう? そう考えれば彼女が共犯だったとすぐに見抜けたはず・・・。

そう考えて、思ったことといえば、きっと彼女はアダムと違って鍵を流さなかったのでしょう。もしかしたら、一番最初から彼女は解毒剤をもっていたんじゃないかと思います。そして、アダムと違って、バスタブに流してしまうことはなかった・・・。そんな風に考えて見たりして。

前作で、ゴードンの家族を殺そうとしたジョンですが、今回はエリックの息子を助けています。

もしかしたら、アマンダという、彼の理解者(ゼップやアダムは単なる共犯者であり、理解者ではなかった。今回で言えばOBIがそれに当たる)を獲て、「大切な人を失う」という気持ちみたいなものがジョンの中に出てきたんじゃないかな、とか思ってみたりして。死に行く自分と、そのあとを継ぐ子、見たいな図式が面白いな、とか思いました。


今回の作品って、前回と違って生存者たくさん出ます。
当事者の・・・はもちろんですが、現場に居合わせた人もS.W.A.T.や警察のお仲間含め、たくさんいるので、さすがにどんなに上手くやったとしたって、つかまる確率が高すぎやしないかね、とか、余計なことを考えてしまったりしました。

前作のような衝撃感はありませんが、今回も思いの他よくできていましたよ。
「前作は好きだったけど・・・どうしよう・・・」と悩んでる人がいたら、背中を押してあげたくなる出来でした。

しかし、これを見て思ったこと。

ケアリー・エルウェスって、演技上手い!

なんか全体的に、役者がいまいちだったような気はしました。ジョン役のロビン・ベル以外は・・・って感じ、かな?

http://saw2.jp/


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