一昨年のカントリー・ゴールド2007で来日、プリミティブで小気味良いカントリー・ロックで聴衆を沸かせたロスト・トレイラーズ The Lost Trailers。その時は、これからの注目株!ってな存在だった彼らですが、2008年夏リリースのこの「Holler Back」で遂にメインストリームでブレイク、ビルボードのカントリー・チャートで5位に到達する健闘を見せました。やっぱ、カントリー・ゴールドの出演者って、ギャラなど制約もあるだろう中で、筋の良い人たちがセレクトされている事を改めて証明してくれました。デビューから数えて3枚目、BNAに所属してからのセカンド・アルバムです。プロデュースは、ディキシー・チックスをPaul Worleyと共同プロデュースしていたBlake Chancey。トラディショナルなカントリーらしさにコダワるBlakeならではのアーシーな香りは漂わせながら、親しみやすいメロディとフレーズで聴き手を自然に乗せてしまう、快調なロッキン・サウンドが満載です。
シャープなフィドルのユニゾンに、それを煽るようなギターが絡んだイントロがなかなか強力なリード・シングル"Holler Back"。カントリー・シングル・チャートのトップ10に食い込みました。Ryder Leeのキレの有るシャガレ声が、素晴らしくオーガニックな質感を漂わせ、個性的。バウンドするリズムにラウドなコーラスが絡み、思わず体が反応してしまうダンス・チューンです。この曲で聴かれるユニゾンする厚いフィドル・サウンドは"Blacktop Road"と"Country Folks (Livin' Loud)"でもフィーチャーされ、ロスト・トレイラーズ・サウンドをアピールしていますね。特に "Country Folks (Livin' Loud)"での曲のカラーを決定付けるダウンホームなフレーズがナイス!ここらはプロデューサーのBlakeと、バンドのリーダーでギタリストの Stokes Nielsonのコンセプトなのでしょう。
勢いだけが身の上のバンドかと思いがちですが、スローも聴かせてくれます。Ryder Leeのシャガレ声が、バラード曲では実にディープに味わい深く響くのです。セカンド・シングルの"How 'Bout You Don't"もなかなかのパワー・バラードですが、お気に入りはよりスケールの大きい"The Rest of Us"と、ソウルフル!と言いたい"All This Love"。前者はRyder Leeのラフ・ボイスで歌われるモダンなメロディが今の時代ならではのカントリー・バラードを提供、後者は情熱的に歌い上げるRyderの歌声と、そこに絡むスライドギターで、このバンドの奥深い表現力をアピールしています。
このバンドの軸は、高校時代の友人だったギタリストのStokes NielsonとボーカリストでキーボードもこなすRyder Leeの2人。2000年にインディー系レーベルでリリースしたアルバムがなかなかの出来だった事から、バンドはナッシュビルに向かいバーでの活動を開始。当初のグループ名は Stokes Nielson & the Lost Trailersでした。この名は実際に彼らがツアー用のトレーラーを2度も盗まれた事実から命名したそう。リーダーのStokesはバンド活動の傍らラジオDJも務めていましたが、担当する番組でウィリー・ネルソンにインタビューする機会に恵まれた時、自身のバンドのデモ・テープを渡す事に成功。このカントリー・レジェンドは幸いにもそのデモを気に入り、彼が毎年テキサスで主催するFourth of July Picnicにロスト・トライラーズを招待したのです。カントリー・ゴールドでプレイしていたウィリーの名曲"Whiskey River"を彼らが取り上げたのには、こんな縁があったからなのです。このテキサスでのショーへの出演を足がかりに、バンドは年間200回のショーをこなすまでに成長していきました。そのライブの一つ、テキサスはフォートワースのコンサートを見ていたく感銘を受けたBlake Chanceyがプロデュースを申し出てパートナーとなります。彼のプロデュースの元、2004年に正式なデビュー盤「 Welcome to the Woods」をリリース。そして2006年にはメジャーのBNAに移籍し、セルフ・タイトルのセカンド「The Lost Trailers」をリリースしています。
●ロスト・トレイラーズのMySpaceサイトはコチラ●
シャープなフィドルのユニゾンに、それを煽るようなギターが絡んだイントロがなかなか強力なリード・シングル"Holler Back"。カントリー・シングル・チャートのトップ10に食い込みました。Ryder Leeのキレの有るシャガレ声が、素晴らしくオーガニックな質感を漂わせ、個性的。バウンドするリズムにラウドなコーラスが絡み、思わず体が反応してしまうダンス・チューンです。この曲で聴かれるユニゾンする厚いフィドル・サウンドは"Blacktop Road"と"Country Folks (Livin' Loud)"でもフィーチャーされ、ロスト・トレイラーズ・サウンドをアピールしていますね。特に "Country Folks (Livin' Loud)"での曲のカラーを決定付けるダウンホームなフレーズがナイス!ここらはプロデューサーのBlakeと、バンドのリーダーでギタリストの Stokes Nielsonのコンセプトなのでしょう。
勢いだけが身の上のバンドかと思いがちですが、スローも聴かせてくれます。Ryder Leeのシャガレ声が、バラード曲では実にディープに味わい深く響くのです。セカンド・シングルの"How 'Bout You Don't"もなかなかのパワー・バラードですが、お気に入りはよりスケールの大きい"The Rest of Us"と、ソウルフル!と言いたい"All This Love"。前者はRyder Leeのラフ・ボイスで歌われるモダンなメロディが今の時代ならではのカントリー・バラードを提供、後者は情熱的に歌い上げるRyderの歌声と、そこに絡むスライドギターで、このバンドの奥深い表現力をアピールしています。
このバンドの軸は、高校時代の友人だったギタリストのStokes NielsonとボーカリストでキーボードもこなすRyder Leeの2人。2000年にインディー系レーベルでリリースしたアルバムがなかなかの出来だった事から、バンドはナッシュビルに向かいバーでの活動を開始。当初のグループ名は Stokes Nielson & the Lost Trailersでした。この名は実際に彼らがツアー用のトレーラーを2度も盗まれた事実から命名したそう。リーダーのStokesはバンド活動の傍らラジオDJも務めていましたが、担当する番組でウィリー・ネルソンにインタビューする機会に恵まれた時、自身のバンドのデモ・テープを渡す事に成功。このカントリー・レジェンドは幸いにもそのデモを気に入り、彼が毎年テキサスで主催するFourth of July Picnicにロスト・トライラーズを招待したのです。カントリー・ゴールドでプレイしていたウィリーの名曲"Whiskey River"を彼らが取り上げたのには、こんな縁があったからなのです。このテキサスでのショーへの出演を足がかりに、バンドは年間200回のショーをこなすまでに成長していきました。そのライブの一つ、テキサスはフォートワースのコンサートを見ていたく感銘を受けたBlake Chanceyがプロデュースを申し出てパートナーとなります。彼のプロデュースの元、2004年に正式なデビュー盤「 Welcome to the Woods」をリリース。そして2006年にはメジャーのBNAに移籍し、セルフ・タイトルのセカンド「The Lost Trailers」をリリースしています。
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Lost Trailersの話題、わくわくで拝見しました!
他ではあまり情報が得られない(?)人達なので、嬉しかったです。
名前の由来が素敵でした。
これからも注目していきます!
お気に入り特集で、人生初めてカントリーCDを買われたとのコメントが感動的で、感謝・激励の意もこめて記事をアップしました。マンモス子さんを筆頭に、この手のカントリー・ロック好きの方が結構おられるかもしれない、との思いもありました。確かに、他に情報が得られるとしたら、カントリー・ゴールドHPくらい?
以外にスローが良い連中です。今後が注目です。