ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

現代カントリー・ミュージックのアルバム・レビューや、カントリー歌手の参考になりそうな情報を紹介しています

Julianne Hough ジュリアン・ハフ 「Julianne Hough」&ライブ

2008-05-30 | カントリー(女性)

 最近、ついつい目線が奪われてしまう超美形シンガー、Julianne Hough。セルフ・タイトルのポップなデビューアルバムがなんとカントリー・チャートで初登場1位を獲得しています。美人シンガーの多いカントリー・フィールドにあっても、なかなかこれだけの人はいません。フェイス・ヒルにも負けてない。ルックスだけでも当分いけそう!?そのJulianneが早速ココCMTのアンプラグド・ライブに登場し、甘く可憐で、しかし生でもなかなかに力のある歌声を聴かせてくれています。曲目はシングルの"That Song in My Head""About Life""Hide Your Matches""Hello"の4曲。ファッションも、自慢の足をふんだんに露出し、その抜群のスタイルをPR。生ライブで見ても、しっかり美人です。生ビデオで見ると、アレ?違う、てな人もいますから。



 一方、スタジオ・バージョンの"That Song in My Head"はというと、もちろん音はリッチで分厚くなるんですが、結構ヘビーね。滑らかなジュリアンのボーカルには艶と幾分粘りが感じられて、悪くないです。ダウンホームなメロディが印象的なミディアム"You, You, You"によく馴染む、なかなか腰のある声です。コンテンポラリー・カントリーの一番おいしいところが堪能できるのが、アップテンポの"My Hallelujah Song"。能書き不要、マンドリンの隠し味が快適なポップ・ソングです。スローでは"Jimmy Ray McGee"が好作、彼女の声が結構たくましく、シッカリとエモーショナルに歌ってくれています。

 

 JulianneはABC局の番組Dancing With the Starsという、プロフェッショナルのダンス・コンペ番組でチャンピオンになり、全米にその名を知られるようになった19歳。満を持してのデビューでした。なるほど、ライブでの身のこなしが堂に入ってるのも当然なわけです。ユタ生まれの5人兄弟の一人として育ち、彼女の家族は”ブロンドのオズモンズ”などと言われていたとJulianneは言っています。ダンスに没頭し始めたのは、両親の離婚後の10歳の頃。そしてロンドンで5年間、パフォーミング・アートを勉強後、ロサンジェルスに移動。ダンサーとして生活していましたが、夢はあくまで音楽で生きていく事でした。そのため、Dancing With the Starsの仕事をこなしながら、定期的にナッシュビルを訪れていました。そこで得たコネのおかげで、エディ・ラビットやリバ・マッキンタイアとも仕事を共にしたプロデューサー、David Malloyと知り合い、カンサスでのトルネードの被害を サポートするプロジェクトAmerican Red Crossで "Will You Dance With Me"をレコーディング。この曲がデジタル・ダウンロードで成功した事で、見事メジャーの Mercury Nashvilleと契約、今回のデビューとなったのです。


 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Lady Antebellum(レディ・ア... | トップ | Dierks Bentley 「Greatest H... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿