蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

本日診察

2017-01-04 16:02:44 | 徒然

今日、かかりつけ医の紹介で、地下鉄で二つ目のところにある総合病院へ行った。循環器に有名な先生がいると、HPで知ったからだが甘かった。まず、病院の受付が総合受付、初心受付と二つに分かれ、総合受付には行列ができている。怯んだ。実は朝、妻といさかったのだ。朝一で行くとは聞いてないと妻が不平をもらし、なら一人で行くとふたりでゴネあった。だから気まずい雰囲気で、列に並ぶ。一人、並んでいる最中からおかしかった人が、受付のカウンター前で崩れ落ちた。受付の担当者が車いすを取りに行く。手際はいい。30分後に総合受付。かかりつけ医から受け取った紹介状を、これ見よがしに差し出す。受け取った総合受付嬢がしばしPCのキーボードを叩く。はいと渡されたクリアファイルを持って初診受付へ行く。A4サイズの大きな番号札を渡される。15だ。13や42だったらいやだなと思っていたので良かった。待つこと20分、診察券ができる。しかしここから苦行が始まる。診察前の看護師による問診だ。血圧と体温測定。熱は36度7分。平熱が36度6分なのでちと高い。だが、先生が診ればわかってもらえるという、一縷の望みを持っていたからだ。問診後、循環器の扉に背を向ける形で待つ。30分ほど待って呼ばれて中に入る。「ん、若い。若すぎないか?」。急に不安が暗雲となって弱った心臓に湧き上がる。紹介状を読んでいる横から、救急搬送時の血液データと自分で描いた経過要約を差し出す。

「雑音の大きさは弁の傷み具合に比例しない」

「心エコーの結果を見ないと何とも言えない」

聴診だけですべてを診断しろとは言わないが、もう少し親身になってほしかった。この医者には命は、大切な蟷螂の心臓は預けられないと思った。心エコーも一週間後だ。救急での対応が懐かしい。この一時のタイムロスで弁が更に痛まないだろうか。やはり妻の仰せに従って、妻のかかりつけ医に紹介してもらって秋葉原の総合病院へ行くべきだったのではなかろうかと、後悔が先に立つ。

正月らしく、振出しに戻ってしまった。いったい蟷螂がなにをしたというのか。これは一種の拷問ではなかろうか。歯医者の一件がなければまだ楽観視できるが、今となっては手遅れだ。恐るべし、町の歯医者。気を付けよう。町の歯医者。行くなら歯科大学病院だ。心臓に大けがを負ってからでは遅いのだ。

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2 コメント

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問題無さそうでよかったですネ (ふかさん)
2017-01-04 21:19:37
蟷螂の独り言さん
(気分を害されたらゴメンナサイ)初めて診て戴いた先生にしては的確な判断をなさっている様に読み取れました。1week後に心エコーを撮るということは、蟷螂さんの病状は左程緊急性が高くないと判断したということなのでは…熱も平熱ですし、看護師とのやりとりも的確にご自分の状況を伝えている方だと判断されたのでしょう。訳の分からない心配事ばかり並べたてられると余計混乱しますから。今現在の症状として、息苦しいとか並ばれて倒れた方の様に緊急性があるとは判断されなかったということなのでしょう。私の場合も5年以上付き合っている担当医でも毎回、採血のデータ、心電図、血圧測定、聴診器の音、最後に脚脛を触って浮腫みを診ています。私はそれだけひどい病状だということなのですが、悪いなりに安定しているので1回/月の健診です。蟷螂さんの様子を読む限り、弁に問題ありと分かっている訳ですし、その悪さ度合い、どの様な治療方針とするか、時間を掛けて調べて行くと思いますヨ。それと、「病院って待つ処」なんです。私なども半日掛かりです。病院を替えても今日の繰り返しだと思いますが…お大事に。
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了解です (蟷螂)
2017-01-04 22:01:52
暖かいコメント、ありがとうございます。ドクターが若すぎるなんて、素人がF1レーサーの運転を批判するようなものでしょう。私に比べれば、ふかさんの方がよっぽど重症ですね。失礼いたしました。まだ、病歴が浅いので、無免許ですっ飛ばしていたころを懐かしがっているんです。いわば、若葉マークですね。一喜一憂と七転び八起きの繰り返しで、半歩前進でしょうか。
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