たんぽぽ日和

吠えます。
噛みます。
そんな遠吠え日記。

父の異変②

2009年05月07日 22時49分24秒 | Weblog
2階の自分の部屋で横になってしまった父は、意識は半分なかった。
私が「病院行こう!」というと「なにが!」とは返答するけど目は半開き。

私が泣いてお願いして「お願い、病院行こう」と言ったがぜんぜんだめ。
いよいよ母が「救急車呼ぶ」というとき、父の兄から電話がきた。

私が、嫌がる父の耳元に受話器を当てると父の兄が「お前!なにやってるだ!オレが今から救急車呼ぶからな!00のおじさん(もう一人のおじ)も連れて今からそっちいくぞ!いいな!」と怒った。すると、今まで、半開きで意識もおかしかった父がすくっと立ち上がり、ヨタヨタしながらでも歩きだしたのだ。

いまだ!!と思い。母に「おかあさんすぐくるま!!」といって、車の準備をした。父はまだ抵抗してて、私の手を何度も振り払い「なにが!」「なにが!」を繰り返してた。

そして、自分のスリッパが2階に1つしかなく(さっき違うのはいてきたので)もう一つが1階にあるのが見えた。私はあれしかないと思って

「おとうさん!ほらあそこいかないとスリッパないみたい」というと

ヨタヨタしながら階段を降り、玄関までこれた。
私がスリッパを玄関の外にだし「ほらあっちだ」と行って、父を玄関からだした、
そしてすぐに鍵をかけた。

父は案の定家に入ろうとしたが開かず、車の後部座席のドアを開けて入るのを促したが、怒り、手を振り払い「何が!」とくりかえした。

「お父さん。ほら座ろう。ここで立ってても寒いでしょ」と言って、なんとか車におしこめた。ほんとに押し込めた。


すぐに脳外科に「救急車ではなく自家用車で行きます」電話した。
車に乗るとおとなしくなり、私の問いかけにうなずいていた。

もうすぐ。もうすぐ。お医者だからなんとかなんとか・・・助けて。
という思いだった。


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