超・B型的生活

わがまま、自己中、マイペース・・・・・・B型を語る言葉は数あれど、所詮人間ってそんなもの。

MIchael...

2009年11月07日 | Weblog
昨日、鑑賞してきました。

いわゆる、This Is It。

MJがあんなことで亡くなってしまわなければ
絶対にこんなにガッツリと彼のパフォーマンスを
見ることはなかったのでは。

それにしても、封切直後のピークを過ぎた平日の、
しかも真昼間の12:50~の上映だったので
シネコンは非常にすっきりと空いていて快適鑑賞。
観客はなぜか、白髪交じりの50歳代の方々が半数以上。



そりゃ、わたしの世代の人間にとっては
洋楽を覚え始めた最初から
彼はあまりにもスーパースターだったので
メジャーすぎてCDも買ったことはなかった。

バブルのころは度々ジャパンツアーがあったけど
あまりにもプラチナ・シート状態だったから
音楽的関心を通り越して社会現象だと思っていた。

そうこうしていたら、どこをどうイジッていったかは
定かではないけれど
なんだか「すごい」容貌に変化していったものだから
正直、思ってたんですよ。


「MJって今、ホントにコンサートなんかできるの?」


スミマセン、ワタクシメが間違っておりました
きっと、誰しもこの映画を観た人は思っているに違いない。


「ファンが聴きたい曲をやろう」
「非日常の世界を見せてあげよう」

そりゃあ、これを最後のツアーにしようとした気持ちは
分かります。
ヤザワは60歳になってもケツが振れるかもしれないけど
今年50歳のMJが60歳代になってもファンの期待を凌駕する
パフォーマンスができうるか?
息があがって足がもつれるようなステップや
歌だけを歌うステージなんて、彼には耐えられなかったはず。
そんなことならこれが
「This Is It」
そういうことだったんだと。


情報番組で湯川れい子さんが言っていたMJの言葉。

「黒いピーターパンはいますか?黒いティンカーベルは?」

そして、少しでもその理想の中の姿に近づくために
ダンスや歌を努力して、見た目をイジり倒して、
でも、ネバーランド関連のモロモロのことで一部誤解もされて。
日本に定住する日本人のわたしには理解し難い
その根源的な苦悩が、この映画を観てはじめて分かった気がする。

「いるじゃないの、ほら、ここに。あなただよ。全然アリじゃないの?」

世界中が今、スクリーンの中のMJにそう言っていると思うよ。



……それにしても、今回の上映映画館はイナカの常で、
クルマがなければ非常にアクセスの悪いショッピングモールの
中にあるシネコンだったため、肝心のチケットよりも
交通費に倍額を支払っての、ちょっとしたイベント状態。
そういう意味でも、一生忘れられない映画となるでしょう