胸騒ぎがするわ・・・
お姉さん、誰かこの農園に不審者が現れたわ・・・
ん?
危険だわ!
急げ!急いで!お姉さん!!急げ~~!
敵が迫ってるわ!!
ワタシ、恐怖を感じると、
背中の毛がネコみたいに逆立っちゃうの!!
ち、近い・・・ 怖くて、声も出ないわ!
<番犬なんで、不審者には吠えてください・・・>
ところで、お母さん、何食べてるんですか??
「今、向こうで採ってきた赤ピーマンよ!
甘いから、生でも食べれるのよ、サラダに入れるのよ~」
そうですか。
気になる人は、お母さんのネットショップで問い合わせてもらえますか?
ここの農園、無農薬栽培の野菜だから安心よ!(一応看板犬の仕事はしたわよ)
ところで、不審者見かけませんでした?
「あ、さっき、猟犬を何頭か見かけたわよ。
ももちゃんも、食べてみる?」
そんなことより、逃げらせていただきますっ!
<それって避難なの・・・・???>
避難です!ワタシを襲う前に、敵は竹に突き刺さる作戦!
<無理だと思うけど・・・、お母さん帰っちゃったよ!>
ま、待ってくださ~い!!
・
・
帰宅
お父さん、今日の釣りはどうだったの?
これ、ももにくれる?
「チョットしか釣れんかったき、ダメや!!」
う・・・
前回↑
あ~、もしや、お父さん、ごきげんよろしくない?
退散~
寝よう寝よう、ワタシの小屋はダンボール~。
狭くて暗いの大好きよ~!
お姉さんが、綺麗に敷いた毛布も、
寝る前には、くちゃくちゃにして、
これがいいんです!
何か?
<そうですか・・、お米の倉庫守っててね!>
え!そう、ワタシは 番犬 でした!
お米の倉庫の前で、守ってます。
不景気だと、農村にも盗人が来るので、
近くの農家さんも、お米や農機具を取られているらしいのよ。
<怖いと、吠えない番犬!>
う、、、おやすみなさい。
こんなワタシですけども、皆さん、よろしくね。