〈お灸〉
お灸とは、「灸・やいと」とも呼び、つぼに対して温熱刺激を与えることによって疾病を治療する伝統的な医術です。
お灸の起源は、約三千年前の古代中国の北方地方において発明されたと考えられています。
また、インドやチベットでも似たような治療が行なわれたという記録が残っています。
日本には、遣隋使や遣唐使によって伝えられ広まりました。
お灸の種類は直接灸、関節灸、灸頭鍼という種類に大きく分類されます。
灸によって温熱刺激を与えることで、血行の流れがよくなり、老廃物が排出され、
むくみや関節痛、筋肉痛に効果的とされています。
また、白血球が増加することから、免疫力がアップすると言われています。
お灸は、医師以外の者が業として行なう場合には、灸師免許が必要となります。