ムンカミ日記byコオル兄ィⅢ

ムンカミ(=物噛み)とは奄美地方の古い方言で「物を噛む」=「食べる」という所から転じて「生活」という意味を持つ。

新宿『まれまれ』

2007年07月29日 | 奄美シマ唄/三味線
昨夜は新宿の奄美料理店『まれまれ』にて山元俊治君のライヴで相方をしてきた。

今回私とは初対面のこの山元君、同級生である人気若手唄者・貴島康男君のCDを手本にシマ唄を猛勉強中でレパートリーこそそれほど多くはないが、さすが島人、声質が良い。島人風に言うと「なてぃかしゃ~」である。非常に羨ましい。

「しゃべりがダメだから助けて下さいね」という割に曲間のおしゃべりも非常に楽しかった。

そして驚いた事に奄美の代表的な若手唄者・中村瑞希ちゃんが突然現れて、所々で飛び入りし唄まで披露してくれた。

何でもTVの収録で東京に来ていて、その打ち上げでこの店に来たのだとか。
その収録で知り合ったという民謡歌手のみなさんも飛び入りで唄を聞かせてくれた。江差追分の掛け合いってのは初めて聞いたが、朝花節みたいで面白かった。
~~~~~~~~~っ、ソイッ!

そんな感じで無事に第1部が終わり、ボチボチ第2部を初めようかという頃に今度は山元君のお兄さんが登場。奄美んちゅなら誰でも知っているピンポンズのメンバーというだけあって、この兄貴、三味線も上手だし声も良い。

山元兄弟でオリジナル曲を1曲やってくれたのが良かったなぁ~。
「シマのリズム~」とかいう曲。もう一度ゆっくり聞きたい。

その頃になると、HiRO君はじめいつものシマ唄仲間が集結。
最後、六調で踊りまくって盛り上がったのは良いが、ライヴが終わると山元兄弟も瑞希ちゃんも意外とあっさり帰ってしまったので、少しだけ仲間うちで軽く唄遊びして、せっかく新宿に来たのだからもう少し濃厚なシマ唄を聴いて帰ろう!(?)という事になりシマ唄酒場『朝花』に移動と相成った。

朝花では久々に森田照史氏の『塩道長浜節』を聴き、しびれた。
ホントに氏の唄はさすがのひと言に尽きる。

1日で瑞希ちゃんと森田さんという二人の大物唄者を聞く事が出来て、またMちゃんの(昭和な)隠し芸まで見られてかなり濃厚かつ満足な夜だった。



※瑞希ちゃんの写真はご本人の許可を得ております。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿