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療育犬による発達障害者の指導

本職は最重度・重度発達障害児者「言語指導」「パニック・行動障害・不適応行動などの制御指導」。療育犬による指導」も開発

4月「日本療育犬研究会本部・埼玉支部」施設訪問日程

2014-03-23 09:01:35 | 療育犬
日本療育犬研究会は重い発達障害者の具体的成長の為に療育活動を行っています

本部・埼玉支部 4月施設訪問日程
   知的障害者施設「みさと」(埼玉県美里町)
   4月10日(木)10:00~15:00(9:30集合)
   毎月:第2木曜日
   担当:埼玉支部代表 樽井初枝(「発達障害・療育犬専門員」資格取得者)
     :日本療育犬研究会代表 横室純一

ボランティア参加希望
地区:岡山県蒜山高原(発達障害)・岡山県岡山市(高齢者)
   千葉県多古町(発達障害)
   埼玉県美里町(発達障害)
   山形県山形市(発達障害)

詳細などの質問
   日本療育犬研究会代表 横室純一
   メール bat-td@nifty.com
   電話  090-7170-5590

「療育犬による療育の照準と療育犬育成の方向性」:日本療育犬研究会

2014-03-12 08:47:53 | 療育犬
最重度・重度発達障害児者の療育のための役割を担う「療育犬」ですが、
最重度・重度発達障害者の支援全般に有効に作用する。かの如き誤解を得ているケースがあります。

従来のアニマルセラピーと異なり
療育犬による療育は最重度・重度発達障害児者の特定部分に療育の照準を当て、育成もその方向で行っています。簡単に記述します(横室純一「相棒たちと共に」から抜粋)。

******

幼児の事例を見ると、療育犬による療育が重い発達障害者の“どの部分の支援”に照準を当てているのか明確になります。それは療育犬育成の方向性でもあります。
幼児へのアプローチは「1課題を教える母親・先生」「2課題を教える中で自ら工夫して=考えて課題を処理する事を教える母親・先生」「3友達との遊びの中から生まれる多様な課題を自ら工夫して=考えて処理して行く事を習得してもらうために、友達との遊びを静かに見つめ続ける母親・先生」の3つの大きな柱から構成されていると言えるでしょう(「教えてもらう中から学び成長する」「友達との遊びの中から学び成長する」の2本の柱としているのが一般的なのかもしれません)。
重い発達障害者の療育は「1課題を教える母親・先生」のみの環境と言えます。「2課題を教える中で自ら工夫して=考えて課題を処理する事を教える母親・先生」「3友達との遊びの中から生まれる多様な課題を自ら工夫して=考えて処理して行く事を習得してもらうために、友達との遊びを静かに見つめ続ける母親・先生」の環境は全く欠落していると言っても良いでしょう。2のテーマは教えるための手段であるプログラムに、考えて行動する部分を追加する事で療育スタートできますが、3のテーマには重い発達障害者の価値観(発達レベル)に適合した遊び相手が存在しないという問題があります。遊びの中から学ぶ環境がないのです。療育犬による療育は“価値観(発達レベル)に適合した遊び相手の設定・その中からの習得”照準を当てています。

寝食を共にしている施設などで過ごす重い発達障害幼児が価値観に適合した遊び相手と過ごしている場合「必要に応じて見つめる」「同じ遊具で遊ぶ」「喧嘩する」などの行動を頻繁に出現させています(もちろん健常児と比較したら遊び・喧嘩と言えるレベルのものではありませんが)・・・40年ほど前に数年間知的障害児施設に勤務していて最重度(田中式IQ20~測定不能)年少児(5~10才)15名程度を数名の保育士と共に担当していましたが、居室や中庭やプレイルームなどで頻繁に見る事ができました(10年後位に伺ってみると、同じ障害児者が幼児期に示していた上述のような行動が見られなくなっていました)。最近では、母親や支援者や先生を見つめる事のない重い自閉症者が療育犬ブラウンやキャンベルをしっかりと見つめ共に遊ぶ姿を目にしています。また自己の世界を浮遊するような行動をしている重い自閉症者や重い知的障害者が1才8ヶ月の健常幼児と笑いながら遊ぶ姿も目にしています。

重い発達障害者の生活の中に“遊ぶ中から学ぶ”環境を整備し、成長のきっかけとなる機会を多くする事が重要です。しかし、それまでの生育環境から学びとった行動様式などから遊び相手の設定が非常に困難でしたが、行動特性などからして療育犬が適切な役割を担う事で出来る存在である事が判明しつつあります。したがって、療育犬の育成方向は“重い発達障害者のより良き遊び相手”という事になります。
そして、その過程で出現する適切な行動などを日常生活の中に定着させて行くのが療育犬による療育です。


犬と最重度・重度発達障害者の交流を深く見つめた事がある?

2013-08-03 11:43:26 | 療育犬
最重度・重度発達障害者の交流様式は、「受動的交流」⇒「受容的交流」⇒「共存的交流」様式に変化して行く。そして共存的交流様式で犬との交流が進んで行く。
これに対して、一般的オーナーや多くの溺愛的オーナーの交流様式は
一般的オーナー「能動的交流⇒支配的交流」
多くの溺愛的オーナー「能動的交流・受容的交流が混在⇒支配的交流・受容的交流が混在」

日常的に「支配的交流」「支配的交流・受容的交流が混在」様式で生活している犬を、共存的交流様式を展開する最重度・重度発達障害者に、どのようにセットし、隙間をどのようなテクニックで埋めようとしているのか?・・・考え方や方法の基本が理解できない。
常識的には、可能な限り“「共存的交流」様式で日常生活を送っている犬で交流する”であろう

発達障害者「興奮行動・不適応行動の制御指導」・・療育犬による発達障害者の療育

2013-07-28 15:07:51 | 療育犬
療育犬による興奮型・不適応行動型の最重度・重度発達障害者の療育
やっと完成領域に達した・・・愛犬「ブラウン」と共に、具体的アプローチを開始してから、何と19年10ヶ月が経過している。犬によるアプローチを考え出してから27年が経過した。
完成領域に達したといっても、これからも、付け加えたり修正したりは永遠に続くだろう。

興奮型発達障害児者セルフコントロール・テクニック「SYSTEM-Y」では、不充分であった部分“降りかかる各種刺激を、自分の力で認識・判断し、適切に行動する力”の獲得=最重度・重度発達障害児者に、純粋な自主的意識に基づく適切な行動を、どのよう獲得してもらうか・・・「SYSTEM-Y・・2療育犬による指導」が完成領域に達した。

日本療育犬研究会メンバーには、機会ある都度に単独項目を伝えて来たのだが、総合的な側面からの把握が困難であったに違いない。今日以降は、興奮型・不適応行動型の最重度・重度発達障害者の療育を、療育犬の手を借りながらどのように展開して行ったら良いのか。その考え方・方法・具体的テクニックの全容を明らかに出来るであろう。
全体構図が把握できる事で、より適切な形で療育犬による指導を進めていけるであろう。

埼玉県児玉郡・知的障害者支援施設「みさと」では10年4ヶ月間に渡り、「SYSTEM-Y」と「療育犬による指導」を合流させた方法で実践を続け、数多くの効果をあげている。
これにより理論と方法・テクニックと実践成果がそろった事になる。

やっと“スタート位置に付いた”
今、そんな感じがしている

発達障害児者療育犬(セラピードッグ)の育て方

2013-07-20 10:29:16 | 療育犬
6 対象児者のアプローチに対して返し行動ができる犬の育て方
これも特別な方法を必要としません。犬はオーナーとの日常生活の中で各種の要求行動を出してきます。それに応えてやれば次の要求行動を出現させます。また応えてあげて下さい。このやり取りを続ける事で犬は返し行動を覚えて行きます。ただ覚えたからといって応える行動をやめてしまうと犬の返し行動も徐々になくなってしまいます。日常に中で飽きる事なく続けて下さい。

発達障害児療育企画BATホームページ  http://homepage1.nifty.com/bat-td/
療育犬相談コーナー  http://6717.teacup.com/battd/bbs
療育犬交流事例集  http://homepage1.nifty.com/courage-y/
日本療育犬研究会 http://homepage3.nifty.com/bat-td/

発達障害児者療育犬(セラピードッグ)の育て方

2013-07-07 11:36:01 | 療育犬
5 要求行動や甘え行動を持続できる犬の育て方

特別な方法は必要としません。犬からの要求行動や甘え行動を常に受け止め、求めに応じてあげれば良いのです。常に応えてもらえるという意識が犬の中に芽生えれば要求行動などの持続は自然に図られます。注意する点はオーナーの気分で応えたり、拒否したりということをしない事です。

発達障害児療育企画BATホームページ  http://homepage1.nifty.com/bat-td/
療育犬相談コーナー  http://6717.teacup.com/battd/bbs
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発達障害児者療育犬(セラピードッグ)の育て方

2013-07-02 09:44:28 | 療育犬
4 積極的に接触を求める遊び好きで甘え上手な犬の育て方2
飼い主が自分の犬を優しくなでている姿をよく目にしますが、多くの場合は指を中心としたなで方になっています。これでは飼い主の充分な愛が伝わりません。人間は本当に愛しいと感じている相手に対しては、手のひらを中心にしてなで、その愛情を伝えます。犬に対しても同様ななで方をすると良いでしょう。

発達障害児療育企画BATホームページ  http://homepage1.nifty.com/bat-td/
療育犬相談コーナー  http://6717.teacup.com/battd/bbs
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発達障害児者療育犬(セラピードッグ)の育て方

2013-06-23 15:15:25 | 療育犬
4 積極的に接触を求める遊び好きで甘え上手な犬の育て方1
こうした犬を育てるのに特別な方法は必要としません。いつも「人間の体に接触させて優しくなでてやる」「いつも抱っこしてあげる」「いつも優しく話しかけてあげる」など、一見甘やかしと思える事をしてあげていれば大丈夫です。そして飼い主は常に一定の精神状態で犬がいつでも近づきやすいような環境にしておくことが大切です。犬が接触を求めてきたら積極的に、優しく抱き上げたり、なでたりの愛撫を行って下さい。この項目部分に限らずなでる時の注意点が一つあります。

発達障害児療育企画BATホームページ  http://homepage1.nifty.com/bat-td/
療育犬相談コーナー  http://6717.teacup.com/battd/bbs
療育犬交流事例集  http://homepage1.nifty.com/courage-y/
日本療育犬研究会 http://homepage3.nifty.com/bat-td/

2013年度  第8回 療育犬研修会(会員用研修会:一般OK)・・犬同伴研修会

2013-06-20 10:36:10 | 療育犬
「療育犬による最重度・重度発達障害指導方法」研修会
主催 日本療育犬研究会 発達障害児療育企画BAT 
協力 日本事例療育研究会
**犬同伴参加者心得(必ずお読み下さい)http://homepage1.nifty.com/bat-td/inu-kokoroe.html**
最重度・重度発達障害児者の実際的成長を求めて
最重度・重度発達障害児者は心の叫びを表現できずストレスを内在したまま日々の生活を送っています。
それゆえに多くの不適応行動や孤立的行動・固執的行動そして自己刺激行動を出現させてしまいます。
犬は微妙な環境変化に心揺り動かしながら目の前の人との共存を模索し続けながら生き続ける生命体です。
この「二つの心の融合」・・・療育犬による指導の基本です。
「この発達障害児者の心」と「この犬の心」が結び着き、成熟した交流を繰り返して行く過程から大きな効果が生まれます。「成熟して交流」から生まれるもの・・・療育犬による指導の効果です。

「二つの心の融合」には、「個々の最重度・重度発達障害児者の理解」「個々の犬の理解」。そして「個々の最重度・重度発達障害児者は、個々の犬を前にして何を考え・どのように行動しようとしているのか」「個々の犬は、最重度・重度発達障害児者を前にして何を考え・どのように行動しようとしているのか」を知る事が不可欠です
「成熟した交流」に導くためには、交流推進のための多くのテクニックを習得しながら、基軸となるテクニックを身に付け、その幹をより太くしていく事が大切です・・・各オーナー、各療育者の個性に適合したテクニックの獲得が不可欠です。そして「交流環境のセッティング」も重要です。

「実践的な指導や活動の考え方・交流環境セッティング」「療育犬の育成方法」「個々の最重度・重度発達障害児者や個々の犬の個性に適合した交流のための具体的テクニック」などを学んでください。
参加する最重度・重度発達障害児者(予定)と24時間共に過ごす中で、犬と最重度・重度発達障害児者の考えや日常行動様式などを実体験で学んで下さい

犬の同伴:「育成希望犬の同伴可能(事前許可必要)」「犬同伴なし参加可能」
開催月日:平成25年8月27日(火)~31日(土)4泊5日
開催時間:「第一日昼食を済ませて13:00集合」「第五日13:00解散予定」
開催場所:長野県上田市菅平高原コスモス村
ペンション「ウッドラフ」0268-74-3194
研修費用:58000円予定(研修会初日徴収、宿泊・食事・飲物・資料・懇親会など全込み)
犬同伴の場合は「小型4000円」「中型6000円」「大型8000円」別途徴収
「犬の費用について」 研修会に多くの部屋を使用するために犬の費用を頂いています。犬の食事などは付いていませんので注意してください。
犬同伴参加者心得(必ずお読み下さい)http://homepage1.nifty.com/bat-td/inu-kokoroe.html

日程:第一日 13:00集合・研修会説明 13:15講義 15:00交流実践 17:00自由・夕食 19:00講義
   第二日 8:00朝食9:00交流実践 12:00昼食 13:00交流実践 17:00自由・夕食 19:00講義
   第三日   第二日に同じ
   第四日   第二日に同じ
   第五日 12:00まで同上 12~13:00昼食・全体会・解散
*「日程」は代表的スケジュールです。参加者の状況で随時変更します
*JR上田駅発「菅平高原」行バス発車時刻確認の上集合
*第一日昼食希望者は明記750円
講義・・昼の実践中に必要に応じ随時講義:夜に随時実施・・毎晩実施するものではありません
「療育犬活動の考え方」「発達障害児者の思考・行動特徴」
「療育犬による発達障害児者指導方法(交流方法)」「療育犬の育成方法」
「療育犬による発達障害施設訪問方法(交流・活動方法)」
「オーナーと療育犬の行動様式の詳細把握(オーナーと療育犬の個性の把握)」
「実践ケース紹介」「その他」
定員:5名 定員締切り(月日設定なし)・・・参加犬の頭数により変動
申し込み方法:「氏名」「性別」「個人携帯番号」「所属名」「所属〒住所」「所属電話番号」「第一日昼食希望の有無 750円/1食」「前日宿泊の有無 12500円/3食・飲物付き」
   (文書申し込み)上記必要事項を記入の上、下記住所へ・・・受付後「参加受領証」を送ります
346-0113 埼玉県久喜市菖蒲町下栢間2322 発達障害児療育企画BAT 横室純一
(メール申込み)上記必要事項をメールで送信・・・受付後「参加受領メール」を送信します
     メールアドレス bat-td@nifty.com
質問:メールにて 日本療育犬研究会代表 発達障害児療育企画BAT主宰  横 室 純 一
携帯電話 090-7170-5590

発達障害児者療育犬(セラピードッグ)の育て方

2013-06-20 10:30:50 | 療育犬
3 各種の要求が出せる犬の育て方6
上述した1~7は適切な行動の部類に入るものですが、消去対象行動は、
 A 異常な飛びつき
 B かみつき
 C 異常なほど大声でほえる
 D 性的要素のあるマウンテンイング
 E 食事を取られた時のうなり、かみつき
などが考えられます。不適切な行動の消去に罰を多用した場合や罰が強過ぎた場合は、犬自信が疑心暗鬼になり積極的に要求を出さなくなってしまい、適切な行動の部分にまで影響が出る可能性がありますので状況を監察しながら進める必要があります。

発達障害児療育企画BATホームページ  http://homepage1.nifty.com/bat-td/
療育犬相談コーナー  http://6717.teacup.com/battd/bbs
療育犬交流事例集  http://homepage1.nifty.com/courage-y/
日本療育犬研究会 http://homepage3.nifty.com/bat-td/