佐賀大学学生まちづくり広場「ばるん」

佐賀大学生が『街』開拓の原動力者として長期的、短期的スパンで実現可能な「街の活性化」策を考え出し、実現していく団体。

内定ゼロ就活生に送る『第一希望内定者の思考法』

2010-11-21 14:43:34 | Weblog
皆さん、こんにちは。
久しぶりのブログになります。

今や「就活新氷河期」と言われるほどマスコミ各社が争奪戦のように
就活生の内定ゼロ事情を報道する毎日。
私も就活支援者として活動を続けている立場で申し上げると、
マスコミ各社の報道を見ていると、何か就活生と真剣に向き合っているようで
世の中の深刻さを訴えているように報じるが、一方で就活生及び親達をただ
単純に焦らせているようにようにも映ってしまう。
そして肝心の就活生へのアドバイスは、具体的な指導というものはなく、マスコミらしい「自己分析をしっかり」「自分の主張を持て」という抽象的なアドバイスで締めくくられる。
私はもし番組プロデューサーなら、1個人を取り上げて学生時代の経験等を引き出して、その経験をどのようにアピールしていけばよいのか個別具体的な内容をテーマに番組づくりをするだろう。そうでないと、焦らせるだけで全く就活生の役にも立たなければ、親のためにも無意味な番組になりかねない。

就活生の悩みは就職活動の進め方はもちろんだが、マスコミが騒ぎ立てることで親が就活生を焦らせていることに対しての悩みである。

ここから私の講義をはじめる。
今回は就活を進める上ので考え方のみに限定して話すことにする。
まず第一のポイントは「100社受けても受からないのは、受けすぎだからである」。
自分がどこで働きたいかわからない状態で何社受けても時間の無駄であり、体力の無駄である。どこでもいいから働きたいという考え方が一番受からない典型だ。それは自分の軸、芯が感じられないからだ。仮にその人を内定させても、一生真剣にその仕事に取り組めるはずがない。「入りの動機が肝心だ」と面接官は考えている。

ここでアドバイス、入りたい会社は10社以内にすべきだ。そして優先順位を立てる(現時点の順位で構わない)。選んだ10社は優先順位の高い方から徹底的に調べる。インターネット、経済誌、新聞、書籍等恐らく山ほどある。たまに企業情報が少ないところもあるが、後は仮説を立てる、もしくは会社に電話して、訪問して教えを請う等ひたすら行う。やる気がみなぎる学生には、色々と教えたくなるのが常だ。

そして、基本的な企業情報を確認した後、自分はそこでどのように役に立てるのかを徹底的に考える。最終的に面接官は「取り組み姿勢と就活生のやる気に屈する」。

第二のポイントは「自分と志望の会社との共通点を見つけよ」。
まず将来的にわたり目指す方向、企業のビジョン、想いが相思相愛であることが重要だ。その上で、自分が就くであろう仕事で、自分が果たせる役割は何かを考える。
確かに仕事に慣れは必要であるので、すぐすぐ即戦力とは言いがたいものの、何が得意でどういうことで自分の力が会社の役に立つのかアピールする。そこには今までの経験に裏打ちされたアピールが必要となる。ここでは会社との共通点、その会社で働き続けるための会社と自分が運命共同体であり、共に成長し続ける熱意が何より大切だ。

第三のポイントは「自分に自信があっても、自分を高く売りすぎず、今から学ぶことの多さと仕事を通じて学び続け成長していける楽しさを率直にアピールできるか」。
謙虚な人は、周りが評価していても、周りを上げ学び続ける姿勢を忘れない人のことだろうと私は思う。私もそうありたいと願って努力しているところだ。服装は清潔に保ち毎日気を使う、挨拶等ビジネスマナーは習得しておく必要があるだろうが、人間を磨くとは謙虚で学び続ける姿勢を持っている人。この姿勢を持っている人かどうかはよく面接官が気にかけるところだ。

第四のポイントは「即戦力として使える人材と自覚しているか」。
明日から営業を任され、契約3つとってこいと言われても「わかりました!契約3つですね!」と即答できる人かどうか。実際できるかどうかはやってみないとわからない。しかし自分にある一定の自信と販売力がないと思えば即答はできないはずだ。世の中に出て恥ずかしくないビジネススキルを持っているから即答できるわけだ。この心構えは持っていた方がいいと思う。

第五のポイントは「就活は立派な自己営業」。
自己営業ができない人は商品を販売できる訳がないではないか。自己営業は恥ずかしいと感じる人もいるかも知れないが、営業の仕事につけば商品の説明等を必要とする。商品の内容を知らないと話にならないが、ただの説明だけでは説得力に欠け、振り向いてくれない。面接時のアピールの練習を私も毎日2時間ほど続けていた記憶がある。想定される質問をリストアップして、逆に質問してもらえるように話して、その際にいかに切れ味の鋭い応えで返すか、想定問答をひたすら考えていたものだ。訓練をすればするほど、わかりやすい話ぶりになっていった。

今回はとりあえず5つのポイントについて触れてみた。
これは就活支援のほんの1部に過ぎない。
就活生の皆さんが一人でも多く志望企業に入れるよう、
これからもアドバイス続けますので、ぜひこの後もご覧下さい。




『非成長国の不幸論』~成長しない国でただでもらえるお金への不安~

2010-01-01 23:00:01 | Weblog
皆さん、こんにちは。
久しぶりのブログになります。

正月ぐらいは明るい話題で盛り上がりたいところですが、
政治や経済には不安がいっぱいの世の中で、楽しいことばかりは
論じられません。
給料低下やボーナスなしが消費者の消費意欲を低下させ、
モノが売れずに、更に給料に響くという悪循環に陥っている今、
私達が本当に考えるべきことは何でしょうか。
本当は希望を見せてくれると期待していた政権は、未だ希望といえるほどの
現実的政策を実行できていません。政権に頼らない考え方が重要になってくる
のは間違いないですが、私達はこの世の中をただただ呆然と生きていても何も変わりません。
今、私達がすべきこと、それは考え方の転換なんです。
政治経済への不安材料を特定してあげることが実は大切なのです。
漠然とした不安感をなくすためには、不安となる問題を取り上げ、
その問題解決策を考案して、その達成への道筋が立てられれば、
楽しさの拡大につながるとも考えています。

大きなことでなくても、自分が一番力入れたいと考えている事柄に
お金を集中投下して、他のことは節約志向法を考える。大切なことはすべて節約ではなく、節約の中での投資を意識しなければ幸せは見出せないと思います。
しかし、やはり大きな転換、ドラスティックな転換が必要だと考えている方もおおいでしょう。
そこで、今年の政治への抱負を込めて、この題名にして、私の政策論を
語らせていただきます。

人口減少が進行する日本経済において、
経済成長を考え、国に富を拡大するという
戦略は過去の栄光戦略になってしまいました。

残念ながら、政府の事業仕分け等の実施による
無駄と思われている予算削減は、ニュースには大きく取り上げられたものの
あまり削減効果の期待は薄く、結局今期も大規模な赤字国債頼りの予算編成に成らざる終えなかった。そして、企業より家族を重視した高校の授業無償化や子ども手当ての政策は一見よさそうに見えるが、あまり喜びの声が聞こえない。

高校無償化、子ども手当て、政策としては将来の人材育成と聞こえがよいが、
金の始末が悪い。
私から言わせたら当たり前で、政府から一部国民へのぼたもちはぼたもちでも
「棚から牡丹餅(子ども手当て等)の最後に、棚に鏡餅(高齢者の年金介護資金としての返却)を捧げないといけないという特約付きのもち(お金)だからです。

仕事をしての対価としてもらったわけではないお金を
もらうということに抵抗感がある一方で、
最終的に子どもがそれ以上のお金を国に返却しなければならない
という特約義務付きのお金に、国民は心のそこから喜ぶでしょうか。
一時しのぎの政策としか考えられない。
本当に大事なことは、棚から牡丹餅、最後に鏡餅返却政策ではなく、
若者の目を輝かせるワクワクする政策立案が求められていると考えます。

そこで、その実現に向けて3つの提案をします。
①地方(都道府県)のプレゼンテーション合戦の仕組みづくり
②企業への待遇向上による、高所得者からの税収分配仕組みづくり強化
③低所得者等へのセーフティネット支援の強化(人材育成センターづくり)

まず1つ目については、
政府の持つ予算の割り当てを各都道府県の知事同士で
プレゼンテーションし合い、予算の奪い合う仕組みを作るわけです。

プレゼンといっても、事業計画の実行可能性、県民等の意識の高さ熱烈さ、
責任感の強さといった多角的な判断により、各都道府県の知事が主導権を
握り行うわけです。そうすることで、
知事は政治的にもプレゼン力も力量と熱意が必要とされ、
県議会議員としても必死に知事を選ぶわけです。
県議会議員をまた必死に選ぶのが県民という構図になるわけです。
知事がプレゼンで勝ち取らなければ、県民が困るだけだからです。

今までの都道府県の組織は国からの配分による予算で事業を行うことでしたが、
それを撤廃して、成果主義に変えていくことが県民の意識を変えていく原動力につながると考えます。

2つ目としては、現民主党政権は、家庭重視の戦略をとっています。
それは小泉改革の企業優遇戦略が、格差社会を生み出し、ホームレスにフリーター
派遣社員といった低所得者を増やしてしまったという背景からの反省によるものでしょう。しかし考えてみれば、高所得者の方が課税制度に基づき、税金をしっかり納めてくれているから財源の確保、財政拠出が可能になるわけです。やはり高所得者は高所得者として居続けてもらい、世界の企業リーダーとして活躍してももらわないと、グローバル競争に負けてしまう。
3つ目とも関連するが、高所得者が納めた税金の分配を
低所得者育成の人材育成センター費に当てるというシステムを
構築すべきだと思います。企業リーダーの人材育成センターという名前でも出して
特殊法人という形で運営していく。就職するためには、ある程度のスキルと知識が必要です。昔よりも求められているレベルは高くなっていると思います。やはり私を含めて色々な人材がいる中で、やはり企業の求める人材というものに適合するには、かなりの訓練が必要になってくると思います。
だからこそ人材育成センターはもっと活性化して、意味のある就職が確実に決まる施設にして欲しいと思います。

今の政策の欠点は、いさぎよいセーフティネット政策は一見いいのですが、
本質的な長期的視点での成長戦略は描けない政策になっています。
私が今回提案したのは、「企業で働いて自分の力で稼ぐことでの生きがい」を
大事にして、そこに到達するまでのセーフティネット支援は税金を十分に活用して
雇用安定につなげる政策こそ求められます。

世界はグローバル化の影響で、製造現場も
人件費の安い中国やアジア地域に流れています。
ますます雇用を生み出すの難しい現代、日本に希望が見えないから、
若者の顔が笑っていないというのはよくわかります。
今の若者はモノが溢れすぎてしまったがために日々の楽しみを見出せず、
将来へのビジョンも描けないがゆえに、未知の世界との境遇を要求している
ような気がしてならない。

ドラスティックな変革を求める専門家、国民の声は
日に日に強まるばかりだ。

政権には、これは面白いと国民が思う政策立案を望みたい。

『大学生内定率62.5%でも勝てる就活法』~就活のお受験化現象の行方~

2009-11-23 11:02:08 | Weblog
皆さん、こんにちは。

昨日、私は出身校の佐賀大学で、
就活生に面接やエントリーシート書き方の指導をしてきた。

今回は人数の関係上少人数制を取り、メール限定で情報配信をして
就活面談会を開いた。

3連休と雨とあってのことだろうか、参加者がなかなか集まらず、
集まったのは5人。

しかし、参加した5人の就活生は
徹底的に第一希望に受かるためのエントリーシートの書き方、面接等のアピールの仕方をその人の経験等を掘り繰り返して解説して、
最終的には論理的な形でストーリー化(自分の大学時代の経験⇒会社の求める人物像)するところまで詰めた話ができた。

参加した彼らは昨日の1日1時間程度の面談だったが、
多くの日ごろから行える話し方や考え方等の課題をもって
充実した表情で帰っていった。

今まで話した就活生で特徴的なのは、
「受かるためのコツ」がつかめていないのが現状だろうと考える。
就活をどうすればいいかわからずに何も就活に手をつけないということが多い。

先日の日経には「大学生内定率62.5%」という文字が踊っていた。
多くの就活生はこれを見て自分も厳しいだろうと考えただろう。
今までのように「就活を自分を磨くいい機会にしなさい」といった温情あふれる
就活本の文句に、はたと疑問を抱いた人も多かったのではなかろうか。

確かに、就活は自分を磨くいい機会だという側面は間違いない。
しかし、今はコネでも何でも受かることが何よりも先決だろうと私は考える。
受かる手段を本人が自力で気づく頃には遅いから、前もって早めにレールを敷いて教えてあげることが重要だろうと考えている。

これを私は「就活のお受験化」と例えている。
今まではお受験に見事合格すれば、優れた第一希望の企業に入社できた。
しかし今は受験戦争に勝ちぬけても内定がとれないのが実情だ。
そこで、「就活のお受験化」が必要な時代になってきたと考えている。

入社してから自分を磨くことは可能だと考えている。
自分を磨いていく過程にあったからという理由で、
第一希望の就職先を逃したというのはもったいない。

以前にもブログで書いた話だが、私を含めて一般社員は、
「仕事は結果よりも自分で考えて行動したプロセスが大事だから」という。
それが一種の慰めのようになっていた時代もある。

しかし今の時代、自分が社長ならそんな悠長なことは言ってられない。
プロセスよりも結果(売上げ及び純利益)に直結する方を
徹底的に選択していかざる終えない。

私は現在の経済状況を踏まえ、
結果がすぐに出る戦略を重点的に教えることにしている。
それは経済上の社会システムの最終段階として
「自分の第一希望の会社で働く」ことがやりがいにつながり、
最高の幸せになるケースが年々増えてきていると私が実感しているからだ。
逆に、一度第一希望の就職先に入れなかったからといって、
2番手、3番手に入った人が、やっぱりいろんな面で優れていた第一希望に入りたいからといっても再就職することが厳しい時代になってきたことは否めない。

話を戻して大学生内定率の話をすると、
内定率は参考程度に眺めているだけでいい。
「受かる人は受かる法則は昔も今も変わらない。」
今までぎりぎりのラインで入った内定者が
今後は受からないというだけのこと。

就活生の中で何の対策も講じずやみくもに受ける人や
自分のことも企業のこともあまり把握せずに受ける人の数も
換算されているので、事実としては知っていても
あまり当てにする必要はないことだ。

それよりも「自分が受かることに集中すること」が大切だ。
「相手企業を分析すること」⇒「自分を分析すること」⇒「相手の求めている人物像を企業内容から把握してそれに自分の経験を組み合わせてアピールする」
これは「的と矢の関係」と同じ。
的を絞って矢を射なければ、的に当たるわけがないのだ。

そして志望理由の中で欠かせないのが
「企業理念」だ。企業理念は必ず押さえ、
それを自分の言葉で言い直すことが大切だ。

就活セミナーで一番就活生が求めているのは、確実に受かる方法だ。
しかし、大手の企業の行う就活セミナーではそこの部分を曖昧なままにしているケースが垣間見られる。どちらかといえば、やる気や誠実さやチャレンジ精神といった抽象的な言葉でしめて、具体的にどうすればいいのかといったこと明示したり、明日から実践してもらい、就活生に本当に変わってもらうための実践的な講義にはなかなかならない。
良いこと、またはきつい事言って、
あとの行動は就活生任せという講義があまりにも多すぎる気がする。

確かに今、就活生をターゲットにしたグッズやセミナーは売れるのはわかる。
モノが売れない時代に、何も初期投資がいらずに参加者からお金を取れる講義は
ないから。不安解消のために企業が就活生を狙いにしてセミナーを仕掛けるのも十分に納得がいく。
そして就活生も就活生で、どうしても不安になるとMっ気が強くなりがちだ。
不安を解消するために、今の自分に渇を入れてもらうためにセミナーに参加する人もいるぐらいだから、就活生とセミナー開催企業との愛称は変な意味で抜群だ。

しかし、私は大学の先輩として本当に実践的な講義をして確実に受かる方法を伝授したいと考えている。そしてすべてセミナーはボランティアで実施している。

本当に就活生が聞きたいセミナーは、
今の満足していない自分を叱ってくれるだけのものや
もしくはまだ間に合うよ、大丈夫だよって応援してくれるだけのセミナーでは
決してないはずだ。

実践的な講義を通じて、
一から合格への道筋を示して、各段階ごとに横でサポートして
エントリーシートから最終面接すべての過程を丁寧に指導してくれる講義だろう。
そして個別の質問内容に関して、どっちもあるという曖昧な答えではなく、
明快に方向性を示し確実に受かる方法を伝授してあげることが大切だろうと感じている。

宣伝にもなるが、
私は今度の2009年12月13日(日)に
佐賀大学で今年最後の就活セミナーを行う。

今回は受かるエントリーシートと集団面接・個別面接を
具体的にかつ明確に示していこうと考えている。
もし私のブログを見てくれている就活生の方がいらっしゃったら、
ぜひ参加して欲しいと願っている。

12月1日から佐賀大学生協のカウンターで申し込みができます。
ぜひ申し込みください。


今日はこの辺で。。。

『マックで学ぶ思考術』~100円マック2時間で、32人のアイディア~

2009-11-07 09:10:53 | Weblog
皆さん、こんにちは。
久しぶりのブログになります。

最近はマックによく通い、
ポテトとCafeを注文して、人だかりのある場所へ席へ座り
経営の本片手に読みふけっている。
しかし、私の本当の目的は、経営本を読むことではなく
お客さんからの不景気が産んだ叫び声に耳を傾けることである。

通常の景気がよくても不満の声はあふれているが
こと昨今の不況に至ってはあらゆるところで不満の声が飛び交う。

そこで今回は皆さんおなじみのマクドナルドことマックに着目して
マックの経営術もさることながら、『マックにいるだけで賢くなる術』を
考える機会にしたい。

簡単にマックの重視したところは
・自由さ重視
・スピード感重視
・スタイル重視
・子どものおまけ重視
・ネットを使った割引サービス重視
など色々あり、マックに関する本一冊を読めば
その徹底ぶりは十分お分かりいただけるかと思う。
そこで今回は割愛させていただく。

今回はもっと手軽に儲けるアイディアをご紹介する。
それはお客として来て、他のお客様さんの話によく耳を傾けるという単純な作業。

お客さんとしてよく来るのは、
学生はじめOL、主婦、家族と様々だ。
実は学生一つとっても、お宝倉庫なのだ。
お宝倉庫の倉庫内を開けて見せてくれるのが、マックでの会話だ。

お客の悩みを客観的に考えると実に面白く、ニーズ発掘には欠かせない。
実は他のお客の話と頭の中で議論することもトレーニングの訓練になる。
別のお客同士が話している話に自然と入る込み
他のお客が考える自分なりの考え方を反対して、自分なら考えるという思考法だ。

学生は、テレビの話(イケメンやカワイイ人の話)や恋愛の出会い別れの話を中心に、友達と上手くいかない話、ファッションの話、学校生活の不満の話、就職の話、家族との話など、様々な不満や本音を暴露する場合が多い。

居酒屋でも愚痴や本音の暴露は勿論あるが、
そういつも居酒屋にいける金銭的な余裕があるわけでもないので、
愚痴や暴露、本音を友人等と共有して、気分発散スッキリした気分になるために
お金もかからないマックによく通うのだろうと考える。

本人はどうしても自分のことととなると、
主観的に考えてしまうあまり周りの人の気持ちを考えられない。
一方で、自分と関係ない話を聞いている私は、
客観的にその話を聞いて、頭の中で自分の意見を組み立て
アイディア構築及び解決策を講じる。

ビジネスの世界はお客様のニーズを知るというのが、
経営の第一原則である以上、マックは一番庶民的なニーズを発掘する
格好の場所だといえる。そしてまさにアイディア発掘の総本山といえるわけだ。

他のCafe店のドトールやスタバと比べても
マックの方が通う人の層からしてニーズ発掘に適している。
ドトールとスタバはどちらかというとお金もち世帯(最近は変わりつつある)
が中心だ。話の内容もビジネスの話が中心。
自分を知的な面でよりよく見せようとする人が多く通い本音より建前の方を重視。
いいことしか話さない傾向が強い。また一人でも気軽に入れるため会話にならないケースも多い。

それとは対照的に、
マックはその気軽さゆえにお客さんの回転率が早い。
回転率が早ければ、横に座っていても2時間ぐらいいれば
同じ席に4人ぐらいは交代する。

周りに最初8人ぐらいいれば、
4×8=32人のニーズがわかる計算になる。

ファミリーレストランも
勿論ニーズの情報収集が行えるが、
マックほどの自由さがないという面で、ニーズ収集は不都合だ。
レストランでは店自体が暇でなければ、30分で帰らなければと追いやられる。

また、マックに通う人の目的は食べることにあるわけではなく、
愚痴・不満・本音を話し、ストレス発散気分スッキリ状態になる目的のも通い
食べるのはあくまでその一手段。だからニーズ情報収集には持ってこいなのだ。


さんざんマックの有効利用法を伝授したので
皆さんもぜひ通って頂きたい。

そしてもしその結果、
ご利益があったときはブログを通じてご一報頂ければ幸いである。


今日はこの辺で。。。

『真剣!就活』~4時間で就活生は何を学んだのか~

2009-10-16 12:55:12 | Weblog
皆さん、お久しぶりです。
西山です。
やっとブログを更新する機会を得ました。

今ブログが書けるのは、
実は会社から有給休暇を頂いていて
実家でゆっくりと過ごしているからです。

先日の月曜日は、私の母校である佐賀大学で
3年生向けに(趣味もかねて)就活セミナーを開催してきました。

大学卒業する前から企画をしていて、
今までに6回ほどセミナーを開催してきました。
このセミナーも自分が就職活動で学んだ経験やノウハウを
後輩に伝えて、よりよい就活を送って欲しいという願いが込められています。

今回も佐賀大学生協さんのご協力とセミナースタッフの努力により
50名の参加者が来てくれました。

以前から比べるとかなりの数に増えて、
昨今の就活の厳しさを物語っているかのようでした。

就活は皆さんもあらかたご存知かと思いますが・・・
就活で選考を進むためには、
①エントリーシート(企業への志願書)通過、⇒すごいヤツだ!興味ある!
②webテストの通過、⇒なかなか基礎的学力もある。
③グループワーク通過、⇒一緒に働いたら楽しく、会社にも貢献しそうだ。
④集団面接の通過、⇒他人と比較しても、オリジナルな実力を持ちえている。
⑤個別面接通過⇒やっぱりエントリーシートで感じたとおり、すごいやつだ!

というステップを得て内定になる企業がほとんどです。

しかし、全てに対して公式はないですが、アプローチの仕方があるわけです。

ただ、就活の初心者の方には、
情報ネットワークもなければ、
何を気をつければよいかさえわからなくて、
就活に度胸だけで臨むわけです。

なかなか受からない生徒には、特徴があります。
今の自分が何者かが見えていない。よいところを自分が分析できていない。
何をすればよのかわからない。ただあせる。
そして、不安な気持ちと何をすればよいのかわからない状態で、就活をはじめ
大企業の選考にどんどん落ちていく。また自信を失う。

よく用いられるツールに自己分析があります。
私はそれを応用して「応用自己分析ツール」と読んでいるものがあります。

今までの自分の経験をすべて洗い出し、
今の自分の活動を重ね合わせ、
そして将来の自分の姿を思い描き、決意を新たにする方法です。

しかし、なかなか初心者の方は
自分の今までの経験の引き出しを
自由に自分の力で明けることができないのです。

というより自分の経験を大したことないと考えて、
自分で消去してしまう人がかなり多い。こちらが指摘して初めて
それは経験として活かせると気づくわけです。

私から言うともったいない話です。

経験の引き出しは、存分に引き出しとして確保して、品物(経験)を引き出しやすいように、見つけやすいようにまとめておくことです。
その中で特徴的なものは、別に抽出しておいて、
企業の求める人材像に当てはめ主張する。
前者を「守りの引き出し」
後者を「攻めの引き出し」として経験を蓄積するわけです。

「守りの引き出し」とはネタがなくなったり、他の角度で質問されたときの経験として話す内容。

「攻めの引き出し」は特に主張として周到な準備をして
高感度を高めるための内容です。

しかしどの質問が来ようとも
意識しておくべき大事なことは、

①どんな経験を買って出て、
②何を学んだのか、
③今の生活にどのように影響させているのか
という点を明確にしておくことです。

当たり前ですが、
人は経験のみに関心しない傾向があります。
その理由やその行動力、その人の考え方、発想力に
関心して、感心して初めて内定の道が開けるのです。

だから経験が少ない人でも、
その1回の経験しかなくても、
そこで『どれだけ自分が深いものを学んだのか』をアピールしなさい
と声高に言っています。

この話をすると私は3年間、
色々な形で他の就活生のお世話をしてきたので
そのノウハウは本を出せるくらいあると自負していますが、
ここではこの辺で割愛させていただきます。

今回の就活セミナーで最後に伝えたメッセージ。
就活で選ばれる基準は、3点です。
①本気度=受けている企業に本気で望んでいるのか。
②自分の軸、理念を持っていて、会社とその想いが一緒なのか。
③戦略的アプローチ=就活を乗り切るあらゆるノウハウ

この3つがあることが、必要不可欠なのだと私は結論づけました。
今回のセミナーは講義というより
エントリーシート作成からグループワークの実践、
面接対策という実践的な内容が多く、
参加者も自ら実践を通じて学んだ部分が多かったかと思います。

満足度も高く、9割弱の人が大変満足にマークしてくれました。
ただ、本当に学んでくれたのかという点は、今後の積極的な動きを見ないと
何ともいえないのが、本音です。

その意味で、
今後の就活生の動きから目をはずせなくなってしまった
今日この頃です。

就活生の皆さん、頑張ってください。


『街の電気屋』が儲ける仕組み~正直さが情報過多な時代を制する~

2009-09-21 12:15:13 | Weblog
皆さん、こんにちは。
最近は、どこの企業も低価格戦略の名の下に
価格値下げを強いられています。

企業としてはなるべく高く販売したいと考えてはいるものの
同業種内の競争他店、競争他企業との熾烈な戦い、また海外企業との
価格と品質競争の中で、しぶしぶ低価格にしている現状があります。

電機販売最大手のヤマダ電機やコジマ電機やデオデオ、ビックカメラなど
多くの販売店が「他店より絶対安くします」という表示を明言して販売しています。
一方で商店街や個人商店を見ていると、価格は相対的に高くて、在庫も昔の
機能しかないものばかり。これで勝負しようといった方が難しい。

そこで大事なのが発想の転換だ。
大手電機販売店と同じビジネスモデルで勝負していても、
あまり収益など見込めない。
「一方的低価格ビジネスモデル」から「ニーズ別ビジネスモデル」の転換が
不可欠だ。

もし私が街の電機屋だったら、お年寄りの方をターゲットにこうする。

①朝夕の新聞広告チラシに着目して、大手電機販売店の安売り時期を予測する。

②電機販売店のチラシやネットで情報収集を比較して、今ならどこで買うべきか。来週、再来週ならどこで買うんべきかの予測を立てる。業界の動向を追いながら。

③自分の店は「電機修理・生活アドバイス専門店」に変更して、
お客が来たときに消費者(お年寄り)の悩みを聞き、そこからニーズに合わせて大手電機販売店の比較分析を示して、今ならここで買えばお買得だと伝える。
決して、自分のとこの商品は売ろうとしない。むしろ今の古びた在庫は処分してもいいぐらいだ。

④遠くまで買いに出る足がないお客や、電機の設置を頼むお客、また説明書を見るのも大変だから、使い方の詳細を実際教えて欲しいお客は、自分の店でお受けする。
・配達量・電機設置費・説明、使い方詳細のアドバイス料まで込みで料金設定を行う。ただし、その金額もしっかりと明細を示し、一番安いところで商品を買った場合の金額に、上記の料金を上乗せすること。

⑤今後のメンテナンス料金は、どんなに大変でも
すべて一律1000円にする。

⑥その人の生活設計まで考えて、電機のみではなくて日ごろの買い物のアドバイス等も無料で行う。


なぜターゲットがお年寄りなのか。
多くの人はそれは当たり前過ぎだというかもしれない。
そう単純な話ではない。

お年寄りは、まず情報過多の時代に敏感に反応できず、
なかなかついていけない傾向がある。

そこで多くの人が考えるのが、
お年寄りをだまして多くのお金を頂こうと考えてしまう。
オレオレ詐欺や怪しい健康サプリメント販売などはその典型だ。
それにお年寄りはもうウンザリしている。

家族とも縁が遠くなれば、またお年寄り同士の交流があまりなければ
なおさら「頼りがい」を求める先がなくなってくる。

そこでお年寄りが一番求めているのは、
「本当に信頼できる人」なのだ。
残りの人生を楽しく生きていくために信頼できる人を探しているのだ。

しかしこの世の中、この時代に、企業などはお年寄りにお得な情報などは
わざわざ提供しない。それはわかる。儲けるためには貯金を多くしている
お年寄りが一番のターゲットなのだから。そしてわざわざ説明をずっとしていたら日が暮れてしまう。
挙げても一時はよくても長期で考えれば、得などしないものだ。

街の電気屋が成り立っていく仕組みは、
オネスト精神(正直精神)だ。情報過多でお年寄りにとって不利な今だからこそ
しっかりとした信頼をおける「街の電気屋」の出番だといえる。

街の電機屋は電機屋として食っていける時代は終わった。
電気屋を通じたお年寄りとの信頼をもてるオネスト精神に基づく、
時には消費アドバイザー、時には電機販売アドバイザー、
時には心体の健康アドバイザーでなければならない。

今、街の電気屋がしてはいけないこと、それは
今の現状経営に不満を感じながらも、何も新しい試みや行動を起こさずに、
政治にだけ頼ろうとする。そして政治の疲弊に反発だけをして、
そこだけ無駄に声高になる経営者だ。

やるべきことは山ほどある。
やらないで儲からないでいて、政治への批判だけをぶつけるのは、
赤ちゃんが自分のオムツを代えられないで泣き叫ぶようなものだ。

もしそれに当てはまる方がみていらっしゃたら、ぜひ頑張って欲しい。
期待しています。


今日はこの辺で。。。


『国民志向への現代版大政奉還』~保守主義日本の舵取りはいかに~

2009-09-20 07:51:21 | Weblog
皆さん、こんにちは。
久しぶりのブログ更新になります。

東京での研修を終え、熊本に帰ってきました。
東京にいる間に、日本政治は自民党から民主党へ移り変わり、
時代の転換点を迎えました。

今回の選挙は、自民党が掲げていた景気対策に対して、社会全体として
全く目に見える効果がなかったことと、あまりの自民党幹部の疲弊さに
国民が呆れ果てた結果としての自民党退廃になったと思われる。

民主党が掲げるマニフェストは、最もらしい、
今後していかなければならない課題を浮き彫りにして、
福祉国家日本及び少子高齢社会日本のあり方を示唆していたのではないかと
考えている。
これも長い自民党政権を批判する第一野党として蓄積してきた不満と改善策が
マニフェストに結実したといっても過言ではない。

しかし、選挙では民主が優勢だったにも関わらず、
新聞雑誌等で拝見できるように、民主党に変わっても
本当にマニフェスト通りに事が進むとは考えていない
国民が多い。
また、すぐに政策が代わり、新しい政策に基づいた社会形成がなされる
ことに、半信半疑であり、それに応じて対応していかなければならないことに不満さえこぼれる。

私が考えるに、2つの理由を挙げるとすれば、
一つ目に、長きに渡る自民党政権で全く手をつけられなかったことを
民主党がすぐすぐできるわけはないという国民の考え方。
二つ目に、社会構造は「こういうもんだ」という社会認識が人々の間に
あまりにも浸透してしまった結果、社会構造が変わることへの未来のあり方が見えにくくなり、国民の不安が駆られているといえるのではないか。

まさに江戸時代から明治維新を迎える、徳川幕府から天皇へという大政奉還を
もじれば、『国民志向への現代版大政奉還』といえるぐらいのイベントが
起こったいえる。
「国民志向への現代版大政奉還」とは、一言でいえば、国民の生活を重視する奉還である。当時でいえば、徳川幕府から国民幕府への移行(当時実施は、徳川幕府から天皇政治へ)のようなものであり、自民党から民主党への大政奉還はそれぐらい意義深いということである。

日本という国は、「既得権益を持った人がすべての国民を束ねる」という構造の中で文化を育んできた。既得権益者(お上)の政策に対して、常日頃から不平不満を言いながらも、結果としてはお上の決めたことには逆らえないという昔からの日本の常識的慣習及び思想の中で育ってきた。

しかし、今からは国民の声が政策立案の柱に変わろうとしている。
トップダウン方式からボトムアップ方式への大転換で、
国民は戸惑っているともいえる。

またそれと同時に、お上が決めたことに対して、批判だけすればよかったところを、今度は自分達の意見が政策に直結するようになり、自分達の意見に対しても責任批判が到来すること、そして国民同士でも意見の対立が生じることへの懸念に駆られているとも言い換えられる。

民主党は様々な政策を掲げて、
既得権益を持たない我々国民の声を政治に反映することはもちろん重要である。
しかし一気に抜本的に変革することも大事だろうが
やはり大きな社会的変革をする場合、手順を追って国民の納得の上で
順々に事を進めることが懸命だ。

国民の声を聞く政治だからこそ、
お上と国民の対立ではなく、国民同士の対立を招かぬよう、
じっくりと入念な交渉をすることを心がけてもらいたい。



今日はこの辺で。。。

『麻薬化する社会』~現代社会に「生きる」感覚を~

2009-08-10 21:29:37 | Weblog
皆さん、こんにちは。
久しぶりのブログです。

最近のニュースの話題は
酒井さんの騒動で持ちきりになっています。
しかも昔の輝かしい映像を何度も流して、今までの素晴らしい女優としての
活躍ぶりと、今の覚せい剤容疑で夫と共に逮捕状が渡された哀れな彼女を
対比させて、「名声を無くしたもったいない女優」として投影されている。

しかし、私は全くそうは見ていない。
むしろそう見てはいけないと思っている。

酒井さんの言動自身は問題だが、そこに至った背景を
しっかりと理解してあげることが大切ではないだろうか。
そして、これは芸能人だけではなく、私達にも起こりうる衝動的なもの
かもしれない。
私達も気が抜けた瞬間に、欲望に流されて
揺れる気持ちに襲い掛かる「悪魔のささやき」といえるかもしれない。

日本の経済成長は働く人間を生み、
孤独でも生きていける世の中をつくってきた。

しかし経済成長の鈍化と共に、
孤独では生きていけない世の中になってしまった。

「孤独の中での勝手さ」を考えたときに
人ごとでは済まされないような気がした。
これは現代社会が一人で生きられるという社会から、誰かをそして
何かを頼りにしないと生きていけない社会にシフトしている。
そして更に最悪なことに、信頼しているパートナーにも単純に裏切られ
友人にも単純に裏切られ、自分に降りかかる困難を解消する
正しいやり方が見つからなかった場合、「孤独の中での勝手さ」が
動き出す。それは「生きる感覚」から「死への階段」を一段一段と
上させることになるのではないか。

まさに現代社会は「麻薬化する社会」といえる。
つまり、自分の存在すらも麻薬にとりつかれたようにわからなくなり、
生きている感覚さえつかめない虚像が今の社会には影を潜めているのではないか。

ここで私は発したいメッセージは
「生きていることがすべて。生きていればこれから頑張れる。」
酒井さんが生きていたことが、何よりの救いだ。

酒井さんは、この騒動で芸能界復帰はかなり厳しいかもしれない。
しかし、考え方を改めて、また新しい方面で活躍して欲しいと考えている。
「元女優酒井さん、覚せい剤・麻薬等根絶を訴え、全国各地で講演会!!」
何年後かわからない。
しかしこの見出しが各紙面で賑わいを見せることを願ってやまない。
彼女の第2の人生はこれからがスタートライン。

まずは孤独に負けず頑張ること。
次に経済が困惑している現代社会だからこそ、助け合いの精神を大事にして
「自分だけ良ければ」の撤廃をより多くの人たちで図っていくこと。
そして家族、パートナー、友達及びすべての人たちが協力しあう。

そこで仮に大失敗しても、
そこから、その失敗経験を活かして「第2の人生」がスタートする。

そう考えると少し肩の荷が下りた気がしないですか。
要は考え方次第ってことです。



今日はこの辺で。。。






『光のない日本の未来』~低価格戦略は必ず崩壊する~

2009-08-02 12:57:42 | Weblog
皆さん、こんにちは。
西山です。
久しぶりにブログを書きます。

政権交代が謳われる中で、自民党と民主党の一騎打ちが
マニフェストを巡って激論を繰り返している。
しかし、政党の政策であるマニフェストをみて、確かに実現すれば
それは理想的だろうと思う政策ばかりである。
ただ問題は、それが実現するかという真実性とともに、実現したあと
本当に国民の生活が向上するのかという点だ。

私達がみているのは、政策が実現すれば何とかなるかもしれないという
国に対する一種の期待感である。
しかし、私の持論としては、国に依存する国民性から脱却することが
一番国民生活を向上させるために必要だろうと考える。
国に求めることとしては、国民一人ひとりへの権利の移譲を明確に宣言して
みんなが支えあう社会を目指して取り組むとこでしょう。

国に物申す前に、
まずは自分が人に物申すだけの努力を日ごろからしているのかを考える。
そして助け合いの精神で心を磨く社会づくりにみんなが協力していくことが大切だろう。人を動かす時必要なことは「生き方に感動して共感してもらうこと」だ
と私は考えている。国からのトップダウン式ではなく、一人ひとりの人は感動を共有することで、お互いを認め合い理解するボトムアップ式の社会変革が大切だろうと考える。国がすることは、国民が挙げてきた意見の集約と国民への権利移譲で十分だ。
そう思えるぐらい、国民のレベルが、昨今の教育制度やマスメディアのお陰で、
以前よりはるかに上がってきていると思う。

昨今は低価格競争が激化するとともにサービス向上を掲げて企業が必死にバトルを
繰り広げている。私は、モノの値段が等号で成り立たないとはいえ、そこまで安売り競争をすると、企業は崩壊する。そのしわ寄せがくるのは、経営者だけではなく、企業で働く社員いわゆる国民なのだ。

自分が買い手の際は良い物を安く手に入れたいと考え、自分が売り手の際は良い物を安く売ったらお店が苦しくなるだけではないかというアンビバレントな境遇にいる。
低価格戦略は買い手が望むが、売り手特に経営者クラスは決して望まんでいない。

よく経営者が発言するのは、良いものを良いサービスを持っていかに安く売るか。
しかし私が今後の展開として国民社会の健全化のために考えるのは、
いかに良いものをいかに独自の素晴らしいサービスを持って、高く買ってもらうかという基準に変えることが本当の勝負どころだと思う。

例えば、100円の原価商品を500円で販売するにしても、
1000円で販売するにしても、そこにどれだけの付加価値・ロイヤリティを注ぎ込むのか基準を引き上げることは可能だろうと考える。

国民の所得水準を上げるためには、低価格戦略から付加価値戦略へのシフト実現
がまわりまわって大事になってくると考えている。


今日は、この辺で。。。


小学5年生が言う『もっと頭を使わないと』

2009-07-14 22:39:15 | Weblog
皆さん、こんにちは。
お久しぶりです。

なかなかブログを書く時間をとれずに
結構な時間が経過してしまいました。
先日の土曜日、日曜日は久しぶりに佐賀に帰りまして
商店街トリートメント大作戦の手伝いや就活支援セミナーを実施してきました。
どちらの活動も後輩が引き継いで頑張ってくれていたので、ほっと致しました。

さて話が変わりまして。
昨日、熊本の電車の中で会社帰りに
ビクっとするような内容の発言を耳にしました。
タイトルにも書きましたが、
「もっと頭を使わないと」という発言。
小学5年生同士で会話しているときに飛び交った発言
でしたが、私はとても鮮明でかつ強烈な印象を持ちました。

今まで、父には自分が高校生になったときから
よく言われている言葉が「頭を使って行動せよ」だったからかも
しれませんが…。
まさか小学生の口からその言葉を聞くとは思いもしませんでした。

もしかすると彼は父が頻繁にその言葉を彼に使うので
悔しくなって、他人が変な行動をとったり
気に食わないことをすると、そういう発言をする癖が
ついたのかもしれないと思った。いずれにしても直接面と向かって
いう言葉としては感心しかねるものです。

しかし、なぜ私が今回この話題を出したかといえば
この発言を拡大解釈すれば、今のご時勢をざくっと切る上で
非常にユニークな発言だったからです。

つまり、現代社会で何気なく消費社会の波に飲まれて
日々の生活を漠然と生きている人達へのちょっとした警告の発言だった
かもしれません。

そしてまた、現代の一部の政治家にとっても
耳が痛くなるような鋭い発言といえるかもしれない、と思ったのです。

私には、それを子ども達自身がうすうす感じているのかもしれないと思うと
子ども達から学ぶものの大きさを感じずには居られませんでした。

おそらく今回私と同じく電車の中で聞いていた人には、
この発言は微かでしたが、耳に残る強烈な発言に聞こえたことでしょう。
乗客の方はさぞ危機感を煽られたのではないでしょうか。

勿論、その発言をした子どもが
どれだけ日ごろから頭を使って行動しているかは定かではありませんが、
言うからには「頭を使わないといけない」ということを多少なりとも
自覚して生きていると考えると、彼から学ぶところは大いにあるといえます。

ただ、自分に言い聞かせるのは素晴らしいことかもしれませんが
「もっと頭を使わないと」と直接の相手に面と向かって伝えるのは
同年代同士の間では特にトラブルになりやすいとも考えられます。

そういう意味では、小学5年生の彼にも
「もっと頭を使って」別の方法でその意図を
ほのめかす発言をしてもらいかったというのが私の正直な感想です。

まとめると、言葉の使い方というのは非常に難しいと思います。
一つの言葉でも奥が深いからこそ、色々な角度や視点から考慮して
慎重に使っていきたいものである。そうしないと矛盾だらけの発言を
平気でしてしまう大人になってしまうと感じ、私自身にとっても
最大の戒めになった出来事でした。



今日はこの辺で。。。