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2013 青森ねぶた下絵 (3)

2013年07月14日 | 青森ねぶた
東北電力ねぶた愛好会
津軽信枚と朱雀
作:穐元 和生

津軽藩初代藩主津軽為信の三男信枚は、慶長十二年、父為信の死により家督を継承した。
 二代目藩主となった信枚は、慶長十六年に鷹岡城(のちの弘前城)を築き、津軽地方の政治経済の中心となり、その後、青森を開港して江戸への航路を開設するなど、藩の経済基盤を確立した。
 家督相続のお礼言上に江戸へ伺候した際、南光坊天海に弟子入りした信枚は、天海の影響を受け、鷹岡城の建設にあたり、「四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)が四方(東西南北)を守護する四神相応の地」の思想を用い築城している。
 また、徳川家康の養女であり信枚へ輿入れした満天姫とともに知恵を絞り、津軽藩に降りかかった数々の危機を乗り切り、今日までの繁栄の礎を築いたと言われている。
 四神のうちの朱雀は、「平安招福」の意味を表しており、ふりかかる災いを取り除き、幸せで円満に日々を過ごすことができるようにとの想いをこのねぶたに託しております。


青森山田学園
水滸伝 燕青と李逵
作:北村  隆

全身に見事な刺青を入れ、文武両道で相撲の名手として知られる「浪子 燕青」
色黒で怪力で二挺の斧を得意とし武芸に優れた豪傑「黒旋風 李逵」
泰山での奉納相撲がにぎわっていた頃
いままでひとり勝ちしていた任原という男を燕青が負かすと任原の弟子たちは小屋を引き倒しあばれだしたという。
これを見た燕青と李逵は大いに怒り反撃したという。


青森県板金工業組合
風神・雷神
作:北村 蓮明

風神・雷神とは、人間が怖れを抱くほどの偉大な力を見せる自然現象のうち、最も身近に起こる強風と雷鳴をそれぞれ神格化したものである。
 農業の守護神である風神と、豊作をもたらす雷神は、農耕には欠かせない大切な神として古くから信仰されている。
 雷神は連鼓を負い、風神は風袋を持った鬼形として表されることが多いが、ねぶたは神通力のある天狗を雷神にたとえ、風神のひょうたんから出た蛇は、景気回復を表している。五穀豊穣と日本の繁栄を祈るものである。


公益社団法人 青森青年会議所
倭し美わし
作:立田 龍宝

倭建命は日本の歴史上を代表する悲劇の英雄である。
 景行天皇の皇子の一人で、幼少の名を小碓命といい、美しい外見とは裏腹に怪力な人物であった。後に倭建命となる。
 東方征伐から帰る途中、伊吹山へ行き、神を素手で討ち取ろうと出立するが、そこに白い大猪が現れる。命はこれを神の使いと思い無視したが、実は神自身の化身で命は失神してしまった。山を降りた命は、居醒めの清水で正気をやや取り戻すが、すでに病の身となり、弱った体で倭を目指して進んだ。
そして能煩野に到った命の足は歩みを止め、心は故郷である倭へ飛んでいた。場面は、命が倭を思い「美しき倭」「倭は美しい」「そんな倭に帰りたい」と、倭を見つめながら「天翔る心」を持ち続けた命の美しく逞しい容姿を表現した。
 「倭は国のまほろば たたなづく 青垣やまこもれび 倭し美わし」
この国偲びの歌を詠って亡くなるのである。
 そして真っ白な鳥と化した命は、伊勢を出て、河内の国志幾に留まり、そこに陸を造り、やがてまたその地より天に翔り、青い垣根のように囲まれた山々を覗きながら、透きとおった高く広い大空を飛び、故郷のまほろばを、美しき倭を指して飛んだ。
「倭は国のまほろば・・・」


ヤマト運輸ねぶた実行委員会
剣豪 足利義輝
作:北村  隆

室町幕府 第十三代将軍 塚原卜伝や上泉信綱など当代一流の剣の達人の教えを受けて「剣聖」「剣豪将軍」と呼ばれる。
 足利家再興のため邁進していたが、後ろ盾という名目で幕府の権力掌握を目論んだ松永久秀と三好長慶らに二条城で突然襲撃される。
 義輝はありったけの刀剣を持ってこさせると
「これは粟田口国綱・・・」
「これは一文字助宗・・・」
などと言い、一つ一つの銘を確かめ床に突き刺して言った。そして十数本全部刺し終えると、四方八方から押し寄せる敵に次々に床にさしておいた刀を手に取り、阿修羅のごとく戦い続けた。
 足利義輝が松永久秀、三好長慶らを相手に奮戦する場面である。


パナソニックねぶた会
十和田湖伝説「八ノ太郎と南祖坊」
作:北村 蓮明

昔、仲間と十和田山へ働きに行った八ノ太郎は平等分配の掟を破り、捕えたイワナを一人で全部食べてしまった。急にのどが渇き、三十三昼夜にわたって川の水を飲み続け、とうとう大蛇になってしまった。そして、大きな湖を造って住みつき、十和田湖の主となった。
 永い年月が過ぎ、南祖坊という僧が十和田湖を通りかかった。熊野権現に「履いている鉄のわらじが切れた所を永住の地にせよ」と告げられてきた南祖坊は、十和田湖で緒が切れたので、ここに定住しようとして、湖水の主 八ノ太郎と争いになった。  南祖坊の唱える法華経一千巻の文字が利剣となり、八ノ太郎はついに敗れて、秋田の湖に逃げて行ってしまった。今度は八郎潟の主となったのである。


に組・東芝
鬼児島弥太郎 釣鐘奪還
作:北村 隆

西法院赤坊主は越後国(新潟県)に伝わる妖怪で、林泉寺の釣鐘を奪い数々の悪行を行っていました。
 幼少期に林泉寺を出家した上杉謙信は、自軍で最も勇敢な児島弥太郎(通称・鬼児島)に退治を命じた。
 弥太郎は単身、林泉寺へ向かい死闘の末、赤坊主を倒し釣鐘を奪い返したという。


青森自衛隊ねぶた協賛会
那須与一
作:有賀 義弘
平家と源氏は屋島合戦での激戦の後、両陣睨み合ったまま休戦状態に入った。
 時は夕刻、春の残照がキラキラと海を金色に染める頃、平家の船団からするすると一艘の小舟が抜け出し横ざまに止まった。目を凝らせば舳先に立てられた長竿の先端に深紅の扇が挟み込まれている。
 平家の挑戦に応えるべく、義経軍から弓の名手として名高い那須与一宗高が選ばれた。
 馬を海に乗り入れた与一は心を鎮め矢を放つ。
 矢は見事命中、金泥の日の丸が描かれた深紅の扇がはらりと海上に落ちた。
 一幅の絵のような美しい光景と与一の妙技に、敵の平家は船端を、味方の源氏は箙をたたいて誉めそやした。
 矢を見事命中させ、与えられた任務を完遂し、両軍から褒め称えられた与一に我々第9師団の姿を重ね、国際社会、国民はもとより、地域の方々からの信頼を確立し、防衛任務をはじめ災害派遣、国際平和協力等あらゆる任務を完遂し、国民の負託に応える決意を表すものであります。

残り20日で祭り本番! 
次は台上げが終わったネブタを紹介します


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