【問】
「はるばるきぬる旅衣」は先行文学作品をふまえた表現と考えられが、その作品と同じジャンルに属すると思われるものと一つ選びなさい。
イ 土佐日記
ロ 大和物語
ハ 源氏物語
ニ 大鏡
ホ 平家物語
ヘ 東関紀行
【出典など】
平成六(一九九四)年度 早稲田大学 第二文学部
Bレベル
難しいが、突破口が見出せるかどうかが鍵を握る問題
【解答】
ロ(大和物語)
【解説】
まず、対象となる先行文学作品を押さえ、つづいて同じジャンルの作品を選ぶという段階で考える。「はるばるきぬる旅衣」は有名な作品の有名な歌の部分ではあるが、しかし、一般的には厳しい問だろう。
「唐衣 きつつなれにし 妻しあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ」……そう、「かきつばた」を読み込んだ『伊勢物語』(作者未詳、歌物語、平安時代)の「東下り」に出てくる和歌である。このような読み込みを「折句」というこれも確認しよう。
イ 土佐日記(紀貫之、日記、平安時代)
ロ 大和物語(作者未詳、歌物語、平安時代)
ハ 源氏物語(清少納言、作り物語、平安時代)
ニ 大鏡(作者未詳、歴史物語、平安時代)
ホ 平家物語(作者未詳、軍記物語、鎌倉時代)
ヘ 東関紀行(作者未詳、紀行、鎌倉時代)
ということで、歌物語の「ロ」を選ぶ。
「はるばるきぬる旅衣」は先行文学作品をふまえた表現と考えられが、その作品と同じジャンルに属すると思われるものと一つ選びなさい。
イ 土佐日記
ロ 大和物語
ハ 源氏物語
ニ 大鏡
ホ 平家物語
ヘ 東関紀行
【出典など】
平成六(一九九四)年度 早稲田大学 第二文学部
Bレベル
難しいが、突破口が見出せるかどうかが鍵を握る問題
【解答】
ロ(大和物語)
【解説】
まず、対象となる先行文学作品を押さえ、つづいて同じジャンルの作品を選ぶという段階で考える。「はるばるきぬる旅衣」は有名な作品の有名な歌の部分ではあるが、しかし、一般的には厳しい問だろう。
「唐衣 きつつなれにし 妻しあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ」……そう、「かきつばた」を読み込んだ『伊勢物語』(作者未詳、歌物語、平安時代)の「東下り」に出てくる和歌である。このような読み込みを「折句」というこれも確認しよう。
イ 土佐日記(紀貫之、日記、平安時代)
ロ 大和物語(作者未詳、歌物語、平安時代)
ハ 源氏物語(清少納言、作り物語、平安時代)
ニ 大鏡(作者未詳、歴史物語、平安時代)
ホ 平家物語(作者未詳、軍記物語、鎌倉時代)
ヘ 東関紀行(作者未詳、紀行、鎌倉時代)
ということで、歌物語の「ロ」を選ぶ。