勉学励

長らく更新していなく、ブログのIDを忘れたので作り直し。
趣味は建築環境工学、日本・西洋建築史、歴史、日本仏教、鉄道。

沿線の近代化を支えた名脇役。

2016-11-17 22:35:15 | 日記
こんばんは、身体に吹き付ける風が日に日に寒く感じもう冬。
帰り道、夜空が澄んでいると思わず星を探してしまう…、「一番星はどこだろう??…」と。
まるでガキの頃に戻ったみたいに。

それはさておき、今回は久しぶりに鉄道車両について触れていく。
私の思い出でもあるこの車両だ。


京王ファンならだれもが知ってるであろう、京王電鉄6000系。
1972年に京王初の20m車両として登場。初期車の0番台登場後細かな改良がされて増備が続き、気が付けば京王電鉄の主力となった6000系。本線系統の各停はもちろん急行や特急といった優等運用にもつき、18mの主体車両であった5000系を置き換え20mの大型車体はラッシュ時間帯に威力を発揮。しかし、月日が経つと鋼製車である6000系にも老朽化が目立ちはじめ、9000系が登場してから徐々に数を減らしていったが、まだまだ元気な姿を見せていた。

9000系の登場後、本線から支線である動物園線や競馬場線に転属。写真はワンマン運転改造工事さされて動物園線で走っていた6000系。京王6000系のなかでもこの6000系が最後まで残り、他の同僚が引退するのを尻目に活躍していた。

こちらは競馬場線の6000系。引退が近く、貫通扉には引退を知らせるヘッドマークが掲げられていた。左隅で写真を撮ってる人もきっと6000系に思い入れがあるのだろう、真剣に6000系に対してカメラを向けていた。この6000系もワンマン仕様であるが、ラッシュ時には本線にも顔を出したのを私は覚えている。(写真がないのが非常に残念だが・・・)

車内には「ありがとう6000系」のポスター。6000系の終焉を感じた瞬間であった。聖蹟桜ヶ丘駅付近の有名な鉄橋を渡る6000系、夕日が6000系のボディーを輝かせる一枚。

こちらは6000系4編成の並び写真である。こういう写真を見ると、車両同士が何かを語り合ってるように私は思えて仕方がない。
「本当にいろんなことがあったな~」、「俺たちももう年をとったもんだな~(笑)、「俺らももうすぐ老人ホーム(博物館)にいくのかぁ・・・」というような会話が。
現在、京王6000系は京王れーるらんどに展示されている先頭車1両を除いて全て天国へと旅立ってしまった。
けどこれだけは言える、私の心の中・記憶の中では6000系は存在し続けるということを。

以下余談、鉄道コレクションシリーズにラインナップされることを切に望む。
でてくれないかなぁ~

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1 コメント

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京王電鉄 (浜野巌治)
2016-11-19 15:43:08
京王線に対する励さんの愛着がよ~くわかります。
人間は電車や家畜より、長生きです。
お世話になった事物にあなたの思いや愛情を注いであげれば電車にとってもきっと嬉しいでしょうね。たとえ、廃車になっても・・・
ブログの面白さは、そうした神羅万象と勉学励さんの心の通い合いを確認できることでしょう。
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