祈ってみた事があるでしょうか。
願ってみた事があるでしょうか。
それを求め続けて幾月になるでしょうか。
カタチの見えない「それ」。
掴みかけたり、見失ったり。
かと思えば、思いがけず目の前を通り過ぎていったり。
ある時、これこそはと思って手を伸ばした光がありました。
でも、何処で道を誤ったのか…
そこは嘘で張り巡らされた冷たい鉄格子でしかなくて。
開けるには時間を要しました。
長い、長い空白の時間。
俯いたまま、自分の涙に溺れて。
顔を上げなかったのは、あたしの弱さ。
本当に、馬鹿だねぇ。
鍵は、いつでもすぐ傍に落ちていたと言うのに。
光は、いつもすぐ傍に在ったと言うのに。
祈ってみた事があるでしょうか。
願ってみた事があるでしょうか。
強く、強く。
* * *
何か、変な書き出しですけれども。
とにかく涙腺が…あたしの涙腺ってとことん弱いなぁと思った日でした。いつからこんなに弱くなったんだろー…恥ずかしすぎる。
でも、きっとそれは。
過去に流した涙よりも、ずっといいもの。
悲しい涙じゃないよ。
過去を全部流し切ったと言ってしまうと、まだ嘘になっちゃうけど。
あたしは、貴方に出会えて幸せです。
ありがとう。
やっぱりまだちょっと泣けるなぁ。
嬉しい。
ありがとう。