心の趣くままに

長いようで短い人生 何事にもこだわらず心を残さず飄々と過ごして生きていきたい。。。
 
粗野で気紛れ。

落ち着きを取り戻せたのか

2017年07月01日 | 日記・エッセイ・コラム
中東がようやくひと区切りつきそうな情勢になってきたようです。
それでも火種が多すぎて、とても世界が落ち着いたようには思えません。

日本の中でこそ、天災こそあれ、何もなくてのんびりしているようにも感じますが、
世界の単位でみれば、依然としてあちこちで紛争やテロが頻発しており、
ローマ法王が以前言われていたように、既にWWⅢの前哨戦が始まっているのではないか
と心配してしまいます。
WWⅡは今でこそ、いつから戦争が始まったのかわかりますが、当時は戦争が始まったという
認識もなく、何となく紛争等が続いているという認識でしかなかったようです。

中進国、後進国といわれている国々が大国に追い付け追い越せと経済のみならず、
軍事や国同士の相互関係の結びつきを強くしていくに従い、大国も負けずに更に強く
なろうとする。
そんな競争がいつまでも続くとは思えません。
また、人口増加、あるいは高齢化社会、温暖化、季節風の異変、あるいは地球規模の気候変動、
それに伴う乾燥、豪雨、冷夏、竜巻、氷河の減少、いろいろな要因が複雑に絡み合っているようです。
いずれは人類に自然からの大いなる報いがあるのかもしれませんが、大きな災厄にならないことを
祈るばかりです。

日本はアメリカからの恩恵もあって、今でこそ経済大国ではありますが、これからも貿易立国として
永続性が保証されているかというとそういうわけではなく、
先に述べた超のつく高齢化社会も含め、難しい課題をたくさん抱えています。

戦後復興で異才とも言えるような先達が残してくれた経済大国という資産は、漫然と守るだけでは
ジリ貧しかありません。
どう進めていくのか先を読み、守りでなく攻め、膨張を念頭に、
今までそうであったように、いろいろな人物を受け入れ、伸ばしていけるような社会を創生し、
老成化してしまって守勢に回ったり、人のアゲ足取りのような批判ばかりでなく、
建設的な意見をもってグイグイと進めていけるような、そんな人物が出やすい環境、
バイタリティーあふれる社会を作っていって欲しいと思います。