赤毛のアン

~「一生の幸福の鍵」を手にするために~
 「愛着の絆」を一緒に学びましょう!

アタッチメント・トリートメント&トレイニング・インスティチュート(ATTI) 愛着障害の支援 Ⅱ

2015-04-03 21:00:21 | 研修の紹介
「愛着障害」と言う言葉はかなり広く理解され
           使われるようになってきました。

ヘネシー澄子著『子を愛せない母 母を拒否する子』によれば
「正式には『反応性愛着障害』と呼ばれる」。
特徴の一つは「自分のイライラや不満を抑える力」に欠けること。
そして「対人関係が築けない」というもう一つの特徴。

そう、自分を愛そうとする人を拒否するんですね。
自己否定の感情、不安感が大きく、感情のコントロールが出来ない、不登校につながる、
などは養育者と子どもの大きな苦しみとなっています。

ある時のヘネシー澄子先生の講演で、「里親さんの努力だけでは無理です」と言う言葉を聞きました。
(努力しても無理なら、誰が助けてくれるの?)
ヘネシー澄子先生は「アメリカへいらっしゃい」って言うのよ。
そんな~、すぐにアメリカまでなんて行けないよ!

こうした子どもたちへの取り組みは、日本ではまだ確立されておらず、
アメリカのエバーグリーンで行われている修復的愛着療法(ATTI)は大きな成果を上げています。
これまで、日本では「愛着障害は9歳までしか治療出来ない」と言われていました。
ATTIの治療では「いくつになっても愛着は修復できる」と言われています。
このことは愛着障害で悩み苦しんでいる養育者、こどもにとって、大きな希望です。

伊那に誕生したのが「ヘネシー澄子先生を伊那に呼ぶ会」。
2009年に第1回目の講演会を開催して、今年で7年目。

一昨年から、研修に力を入れてきました。
まだまだ、ミニヘネシーとまではいかないけれど、
子どもに関わることを仕事にしている人達の参加が増えてきています。

愛着障害の治療でヘネシー澄子先生が紹介しているのが
アメリカで大きな成果を上げている修復的愛着療法。
アメリカまでは行けないけれど、
今年、修復的愛着療法の治療の一部始終を伊那で学ぶことが出来ます。
  講演を聞くことが出来ます!
  ワークショップを受けることが出来ます!