ご存知でした、本格焼酎とそうでない焼酎？

ご存知でした、本格焼酎とそうでない焼酎？

新婚旅行は九州でした。オーストラリアなんて遠い遠い国と思っていたころのお話。
九州の文化は日本ではない異国のように感じました。
いろいろ感じた違い中で、お酒は最も不思議でした。日本酒を見ることはほとんど無く、ホテルでもレストランでもお酒と言えば「焼酎」でした。
そして、九州男児はお酒が強い（女性はわからない）。あの強い焼酎を水のごとく飲んでいました。

懐かしいですね、軒先に大きな甕を並べた家が不思議でした。

さてその焼酎ですが、甲類、乙類があるのをご存知ですか。
甲乙丙丁とかいいますから、甲の方が上かと思いましたら、逆でした。「乙類」の方が本格焼酎で、単式蒸留機で一回だけ蒸留するため、原料の風味や個性を豊かに残しているのが特徴です。
「甲類」は、原料には特にこだわらず、廃糖蜜などを発酵させたもろみから連続式蒸留機によって純粋なアルコールに近いものを造り、それを水で薄めたお酒。



最近は、この甲類と乙類を混合した「甲乙混和焼酎」が出回っているとか。
でも飲むのなら「本格焼酎」だと思いませんか？
さあ、吹雪の夜はオーストラリアンを誘って、「本格焼酎」の研究をしなくては！