「SD Review 2010」レポート

2010年09月27日 | 展覧会
会社の昼休みを使って SD Review 2010 を見てきました。(会場が会社に近いと、ほんと便利!)

昨年と違って今年は住宅が多くて、見応えがある。
全体としては、外壁から(空も含めた)敷地境界線までの空間を使う案が多いなぁ、という印象。
これは、石上さんや藤本さんから来る最近の流行なのかな?



岩田章吾+祖父江司+田中徹+平田拓也+松本僚平「解体足場の家」



有山宙+松原慈「33年目の家」



葛川かおる+鹿田征歳「外・〈外〉・〈〈外〉〉」


中でも1つ飛び抜けて好きな作品は、
滑田崇志+滑田 光+芳賀沼整/はりゅうウッドスタジオの「土かまくらの家」。







「大地の上、土の下に住んでいる」という感覚は新しい。
熱のコントロールの仕組みや、空間もうまくまとまっているし、あと雨水を屋根の土で浄化できたりしたら良いな。建物の立ち方はこれでいいのか? とちょっと思ったけど、時が経つにつれ、建築も徐々に風景に飲み込まれていくであろう、と納得。
五十嵐太郎さんがTwitterで「今風ではない」と評していたのも興味深い。


最後に、気になったプレゼンテーションのコーナーです。


「気持ちよい空間」の原形を表したかのような、ステキなスケッチです。


写真的センスを持ったパース。このパースはなかなか描けないと思う。(見づらくてスミマセン)



個性的なヒトの姿図です。これもプレゼンテーションの表現の一部ですね。



iPadもプレゼンテーションツールとして使われ始めていました。(iPad風なやつだったけど…)

「SD Review 2009」のレポートはこちら。
  

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