桜の花が風に吹かれる頃に

桜吹雪に舞う桜のように

2007-02-15 18:34:25 | 独り言


人には多くの道を選ぶことが出来る。




ただ、人はその道を選ぶことでどうなるかなんて分からない。




フランスの学者が人の人生はサイコロと同じだと言います。




サイを振ってもどんな目が出るか分からない。




でもサイを振るかどうかは自分で決められる。




それは自分で道を選べるが、どんな目が出るかが分からないということ。




私はこの彼の言葉が凄く好きです。




私は2004からイギリスに来て英語の勉強をしています。




本当は語学留学だけをしたかったけど、父の大学院入学を条件というおまけつき。




私はその条件をのみ、イギリスへ来ました。




全く英語が出来なかったので毎日が苦労の連続。




でも友達が沢山でき、大変ながらも充実な日々。楽しかった。




2006年に大学院に入学。




ここまで一気に走り続けたような気がします。




入学が出来ると分かった時は嬉しかった。それが目標だったのだから。




でも入学して直ぐに気づきました。




大学院入学の後は?




目標だった大学院入学は果たせた。でもそれからは?





普通なら勿論卒業を目指す。





でも気づいてしまった。





大学院入学した時には・・・・何も残っていなかった。




かつていた大勢の友達は自国に帰っていた。




楽しいことなど何もなくなっていた。




大学院での生徒は働いている人ばかり、だから友達もできない。




・・・・・何もかもがなくなっていた。




残ったものはあり得ないくらい難しい勉強。




中の悪い少数のクラスメイト。




孤独感。




始めの第一セミスターは頑張ってみた。




結果。レポートはパスした。




しかし、それまでにストレスなどによって、入院が5回。




胃に穴が空いたり、体調を悪くしたり色々。




ふと思う。




そこまでして卒業を目指す価値があるのだろうか。




心配して両親も大学を辞めていいと言う。




自分も前のように楽しく英語を勉強したい。




・・・・でも




それでいいのだろうか?




続けるべき?




辞めるべき?




自分としてはトイックを勉強したい。




でも、本当にそれでいいのか。




自分でやると決めたこと。




今まで途中で投げ出したことがない。




でも今回ばかりは分からない。




いや、もう分かっている。




・・・・・でも分からない。




今までは入学という道が一本だけだった。




でも今は多くの道が目の前に広がっている。




大学を続けること。




大学を辞めて新しいことを始めること。




一体私はどのような道にサイコロを振ればいいのだろう。




分からない。




果たして私の選んできた道は正しかったのだろうか?




そんなことは誰にも分からない。




そして例え間違っていたとしても、変えられない。




でも疑問が残る。




自分は正しかったのか。




今の自分にはそれすらも分からない。




でも今は昔の楽しかった日々ばかりを思い出す。




あの暑かった夏の日から秋、冬、春と友達と過ごしたことを。




そして桜が舞い、風に吹かれる頃に




新しい友人が出来、今の大切な人とも出会った。




懐かしく、楽しかった過去。




今はまだ自分が正しい道を選んだのかは分からない。




でも、またもう少し経てば、私はサイコロを振るのだろう。




少しでも自分にとって良い道になるように。




今、こうしている間にもサイコロは振られている。




沢山の目が出続けている。




いつかは自分にとって正しい目が出ることを私は祈る。