海外生活の鉄人

理想に燃えて『海外生活の鉄人』と題したが、人生読めずに失敗の連続、アルミ箔程度の人生、でも楽しければそれでいいかと。

9.海外旅行 海外の古着屋さん-2 バックパッカーの古着屋さん利用術 アンテグワガテマラ 

2009-07-30 | 海外旅行 こんな出来事があった!
モロッコで仕事をしていた時、フランス人の友人数人と旅行の話になった。バックパッカーの話になり、一人が急に怒り始めた、まあ、酒も入っていたせいもある。バックパッカーが気に入らない、と言うのだ。私も昔は、と言うより、今でもバックパッカーだろうと思っている。安宿のあの気楽さ、同宿の人たちとの、本音の付き合いは、高級ホテルにはない。怒る理由はと聞くと、『・・・、それでなくても、狭いところに、図々しくも、破廉恥にも、デッカイ荷物を持ち込みやがって、知性も、教養もない馬鹿どもがぁ~!・・・』と言い。バックパッカー批判はだいぶ長く続き、賛同する者も現れた。個人的にバックパッカーと悶着があったのかも知れないな。ははは。私にも思い当たる節があり、笑顔で聞いたが、内心は恐縮して聞いた。結構、言うことが的を得ていた。まず大きな荷物。これが嫌われる最大の原因だ。

現在のバックパッカーのバックはずいぶんと多様化した。いろんな種類のバックを持っている若いバックパッカーを見かける。中には、なるほどあれは、便利だろうなぁ~と思われるものもある。我々の時代は、ちょっと前までは、キスリングタイプのものが主流で、他は、ほとんど見かけなかった。キスリングタイプの場合の、最大積載量を目的とした時の、標準的背負い方は、 背にメインのバックを背負う、胸にサブのバック(サブと言っても、小型とは限らない)をメインのバックと反対掛けする。両手に荷物を持つで、合計4つの荷物、それだけではない、メインのバックを親亀とすると、子亀のバックを括り付ける、その上に孫亀のバックを括りつける。子亀がなくても、寝袋やら、何やら括り付けるので、やはり相当な荷物の量なのだ。バックパッカーの旅行は、倹約と経済性が不可欠なので、一般の乗り合いバスなどに乗り込むことも少なくない。通路をふさぐ大きな荷物を何度も見かけた。私も、やむを得ず置いたことがあった。

バックを小さくしようとすれば出来るのはみんな知っているが、旅行中に荷物が少しずつ増えていってしまったりする。ベースが貧乏旅行なのだから、高級品など、買ったりはしないのだが、安いものでも、愛着が湧き、捨てがたいものが増えていくし、あれば、便利なものもある。捨てるのは後にしよう。と言うことになる。最終的には、捨てなくてはいけない関門が待っている。関門とは、飛行機の搭乗時の荷物重量制限。貧乏旅行だから、購入した安物に、高額なエクセスを払う理不尽は、勿論しない。こうしてバックパッカーの荷物は整理されるわけだ。エコノミーYクラスの重量まで減らされるわけだ。ふふふふふ。搭乗前夜に荷物を整理し、同宿のバックパッカーにスニカーをやったり、予備のウインドーブレィカーをやったりする。搭乗時預けられる重さにまで減らす。手荷物も大きくなるのを気にしながら、この位なら、空港で、手荷物の個数が多い、がさが大きすぎる、重すぎる、などと文句を言われないだろうなどと勝手に決めて荷造りを終える。たまに、予想外が外れ、文句を言われて、焦ったりする。ははは。

私は、荷物を増やさないために、旅行中は、古着で通すことにしている。あまり荷物は持たず、必要なら買い、要らなくなったら処分することに決めていた。中南米や、東南アジアでも、秋、冬はちょっと寒かったりする。Tシャツでは無理だろう。たとえば半年くらいの予定で旅行をする時、3ヵ月後の秋冬物の、厚手のセーターを持ち歩く必要はない。中南米に限らず、所謂、先進国を除けば、どの国にでも、日本人の常識からすれば、驚くほどの、古着屋がある。私はアンテグワガテマラが好きで、随分と通った。あそこは、私にとって、ボケ~と時間を過ごしたりするのにはもってこいの場所だ。踊れる場所もある。マルカドの中の、食い物も安くて美味い。メーンの道路際にマルカドがあるが、その裏手の大きな敷地が全部古着屋で埋まっていた。(現在はバスターミナルになってしまったようだが?)圧巻だった。ガテマラCityでも、大きな通りの片側がほぼ古着屋という、日本ではちょっと考えられない風景があった。ガテマラCityの古着屋さんで、(自称、デザイナーでなくて、コンセプターの)Ralph Laurenの茶色の革の洒落たジャケットを見つけたことがある。古着としては当時は高めの、円貨で、600円位だったと思う。これはさすがに捨てずに持ち帰った。今では、私のお宝だ。良く見つけたなって?ははは。Ralph Laurenの古着など、山ほどあった。嘘ではないよ。ただし、99.9%偽物だけど。

貧乏旅行中は、あまり高価で、ファッショナブルなバックや服装はかえって、浮いてしまい、場違いで格好悪いものだ。いつでも処分できる、安物を上手く利用すると、格好良くて、気楽な旅になる。
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