海外生活の鉄人

理想に燃えて『海外生活の鉄人』と題したが、人生読めずに失敗の連続、アルミ箔程度の人生、でも楽しければそれでいいかと。

1.海外移住 - 語学も大事だ! 私の 英語、フランス語、スペイン語 その 1

2009-03-28 | 海外移住 語学も大事だ!
私の最初の海外の仕事は、北アフリカの、旧フランス植民地になるはずだった。フランス語圏と聞いて、行くのを楽しみにしていたが、行けなくなってしまった。死ぐほど、残念だった!私の通った高校は第二外国語が必修となっていたので、フランス語を選んだ。興味もあった。アテネフランセにも通ったし、フランス人から個人授業も受けていた。

それが、駄目になり、最初の仕事は、英語圏になった。英語は口から思うように出てこなかった。東京に戻って、大いに反省し、リーガフォンを買って自習し始めた。何年か後には、英語で商談、交渉、仕様の詰め、値決めの詰め まで出来るようになった。娘二人(前妻とも)とは英語で話している、と言うよりは、英語でしかコミュニケーションが取れない状態にっなってしまった。とほほ。

海外で仕事をすれば、ローカルの運転手を使ったり、自分で買物したり、外食したりすることを余儀なくされる。話せなければ、行けない、食えない状態におちるわけだ。完全に会話は出来ないが、いろんな言葉を断片的に覚えている。主に生活の基本にかかわる言葉だ。アラビア語、スワヒリ語、セルビア、クロアチア語、その他もろもろ。

中南米には長くいた。一時帰国の折、またまた、リーガフォンを購入して、スペイン語も、ほぼ話せるようになった。母音、子音の関係が日本語に似ているので、幾つかの音を除いてすぐに、それらしい音が出せるようになった。(フランス語はそれらしい、音を出すだけで、半年くらいの訓練が必要だったと記憶する)

中南米にいた頃、徐々にフランス語が話せなっているのに気が付いたが、対応しようがなかった。何処の言葉にも(日本語にも少し)あるのだが、フランス語ではリエゾンが重要で、これのないフランス語会話は、子供っぽく、知的でなくなる。そうなると、どうしても会話する気がなくなってしまう、なぜならたいていの場合、英語ですんでしまうからだ。(昔と違って、パリでさえ、英語で対応できない人は、すまなそうな顔をしたりすることが増えていると思う)リエゾンを造るには、当たり前だが、言葉のお尻と頭の音が正確に理解されていなくてはならないが、徐々に冠詞、所有形態を表す言葉が出てこなくなった、つまり名詞の性を忘れ始めていた。我々日本人には、馴染みがないので、記憶力の悪い私の場合、使用頻度の少ない言葉の性から、短期間にほぼ忘れてしまった。しゃないなあ~。私の場合、動詞変化は冠詞よりは多少長く覚えていたように思う。少しは抵抗した、辞書も『英仏和混合辞典』なるものを使用し、なるべくフランス語を意識していようとした。でも駄目だった。

英語は(ラテン系の言葉よりは劣ると言う人もいるが)記述能力に優れ、時制の作り方もやさしく、動詞変化も少なく、何よりも名詞の性を意識しないですむ(英語の性は、死んでしまったのかな?)のがありがたい。

海戦ものの映画で、ドイツ海軍のある戦艦が傷ついて、中立国の港に入るのだが、連合国側の外交圧力で、連合国側の艦隊が港の外で、待っているにもかかわらず、出港を迫られるという設定の映画があった。誰もが出港し、ドイツ海軍魂を遺憾なく発揮して、華々しく、一戦交えるかと思ったが、意外にも自沈の道を選んだ。ラジオの実況中継のアナウンサーの興奮した実況中継は She is sinking! という言葉の連呼だった。

こんな時にだけ、英語名詞の性の存在に思い当たる、だけですむ。ありがたい。
英語は習得し、道具として使う側からすると、普及範囲の広大なことも含めて、一番 コストパーフォマンスに優れていると思うし、これには異論のある人はいないだろう。
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