この間、お知らせした、たばこと塩の博物館で開催中の「インドの民族アート展」を見てきました。
展示作品は、ミティーラ画、ワルリー画、ゴンド画と、テラコッタ(素焼きの塑像)。たばこと塩の博物館の4階フロアだけの展示ですが、見応えあります。絵画は壁画。
渋谷駅からたばこと塩の博物館まで、蒸し暑いうえに、人混みも多く、汗だくになりながらたどり着いたのですが、展示物を見たら、パーッと元気になりました。明るくて前向きな作品!
1階と4階では、作家が作品作成をしていました。4階で作成していたボーワ・デーヴィーさん、ちょっとお話をすることができて嬉しかったです。
ボーワ・デーヴィーさんの作品、「月に引かれる汽車」
(ミティーラ美術館)
この「月に引かれる汽車」の右端に木が描かれていますが、実際にある木ではなく、すべてボーワ・デーヴィーさんのイメージだとか。
テラコッタの作者にラーラー・パンディットという名前がありました。2年前のナマステ・インディアでおしゃべりしたおじさんの名前だ!中越地震で作品が壊れたんじゃないかと心配していましたが、大丈夫だったのかな。よかったよかった。
とはいえ、実際、ミティーラ美術館だけでなく、たくさんの美術品も被害にあったようです。「インドの民族アート展」の会場内に置いてある展示解説シートには、破損したテラコッタと、修復したテラコッタの写真が載っていました。
復旧のために、所蔵品の一部を手放すことにしたそうです。これだけの作品がある美術館は日本でもミティーラ美術館だけだし、インドの作家に、活動の場も提供しています。何とか活動の継続を応援していきたいものです。
9月9日(土)~10月15日(日)まで開催中
開催期間中に、各種フォーラム、講演会があります。
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