ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

「時をかける少女」

2010年03月18日 | 映画
 夫に誘われて見てきました。「ヤッターマン」、「レスラー」に続いて『夫婦50割』を使って1000円で鑑賞。(^_^)v


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 主人公のあかりは、「タイムトラベラー」「時をかける少女」の主人公、芳山和子の娘。母と二人暮らし。あかりがまだ幼い頃に両親は別れたので、あかりは父のことをほとんど覚えていないが、父と母はときどき連絡を取り合っているらしい。大学の研究室に勤めている母は、ある日交通事故に遭い意識を失ってしまう。一瞬意識を取り戻したとき、あかりに謎の言葉を残したが、再び気を失ってしまった。あかりは「1972年の4月6日行って深町一夫という人に母からの伝言を伝え る」という使命を果たそうとするが、たどり着いたのは1974年の2月だった…

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 「時をかける少女」は、このほか、直近の2006年のアニメーション映画も入れて、何回もドラマ・映画化されています。住んでいる場所、家族関係、職業など、ほとんどすべて設定が違うし、ヒロインの芳山和子のルックスや性格もまちまち。大林宣彦/原田知世版の「ときかけ」は、最初の「タイムトラベラー」のイメージを一変させた作りになっていましたが、今回の「ときかけ」は、その2本をうまくつないています。「タイムトラベラー」の芳山和子(島田淳子)は原田知世とは全く結びつかないのですが、安田成美には原田知世の面影があるし、若い頃の芳山和子役の石橋杏奈は島田淳子と共通のイメージがあります。芳山和子に娘がいるわけだから、2006年版のアニメはストーリー的にはとりあえずなかったことにしているわけだけど、アニメ版の主人公(芳山和子の姪)の声を担当した仲里依紗が、今回は主人公(芳山和子の娘、あかり)なので、ぐるぐるらせん状に絡み合っているといえるかも。設定は違うけど、前提となる基礎知識はみんな知っているという点では、忠臣蔵やギリシヤ神話などと似ています。


 原作も読んでいるし、「タイムトラベラー」も大林/原田版の「ときかけ」の情報もインプットされた状態で見ていますが、1974年からの記憶がある中高年だからこその感慨というものがありました~。「時を歩いてきたおばさん」?70年代じゃないけど、風呂なし木造アパートに住んでた記憶が、映像を見たとたん鮮やかによみがえって、本当に時を遡っている気がしてきます。

 また涼太がいいの、涼太が!本当に70年代にはああいう男の子がいたんですよ。

 涼太とあかりに泣かされて、コンタクト・レンズがずれちゃって、後半はしばらく片方の目だけで見ていました。その後また泣いたおかげでレンズが元の位置に戻ってよかったけど。
 

 いまどきの若いモンなんて、風呂も台所もコンビニも携帯電話もない1970年代で生きられるのか?という気がしますが、仲里依紗は大丈夫!パワフルでした。

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