ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

私的 ミニコミ史

2006年06月22日 | その他

 秘密結社で、20年以上前のミニコミ誌の話題がちょっと出ました。

 そういえば、あの頃(20数年前)は、あちこちでミニコミ誌作っていたんだっけ。まだワープロも個人で気軽に買えるような値段じゃなくて、ほとんどが手書き。仲間うちで最初にワープロを導入したのはいつ頃だったでしょう?23年くらい前かな?B5版4~6枚くらいのミニコミ誌(紙)を、2週間か月に1度くらいのペースで出していたのでした。当時はコピー代も高かったので、2~30人に配るためのコピー代や郵送代も、ちょっとした金額だったのに、けっこうみんな出していましたね~。

 私が最初に参加したミニコミ誌は、実家で母が発行していた「家庭新聞」。ガリ版印刷でした。ガリ版というのは、蝋引きの紙に鉄筆で書いて、蝋が削れたところにインクを乗せて印刷する方法です。

 家族全員で旅行にも行ったことがないような、つまり、特別仲がよかった家族でもなかったのですが、「家庭新聞」は数年間続きました。母方の親戚を中心に配っていたような記憶があります。内容はどうってことない毎日のできごとについて。私は漫画を担当していました。去年実家の片づけをしていて、私が小学校低学年の時の家庭新聞が出てきました。2年生だか3年生としてはうまい4コマ漫画でした。昔の方が才能あったな>自分。

 ミニコミ…ミニ・コミュニュケーションという意味では、次が手書きの漫画ノート(鉛筆画)。ノートに連載漫画を描いて、小学校の級友に無理に読ませていました。それから壁新聞。

  高校の時は漫画研究会に所属し、季刊誌を作っていました。印刷方法は低コストの青焼きコピーで、なんとホワイトが使えない!ホワイトで塗って印刷すると、青く出ちゃうので、白くしたい時は、塗り残すか、切り取るかしかありませんでした。当時もトナーコピーはありましたが、高価で、クラブ活動としては使えなかったのでした。普通にコピーが使えるようになったのは、大学の頃からでしょうか。大学の図書館でよくフランスのファッション雑誌に載っているミック・ジャガーの記事をコピーしたなぁ…。

 その後は自分でミニコミ誌を作ることはずーっとありませんでした。2年ほど前から、母が叔母たちと開いている「姉妹会」のために、旅行記を冊子にしたくらい。
 昔のミニコミ誌の代わりに、今はブログが大流行。秘密結社(30年以上続いている飲み会)の友達の何人もがブログを書いています。

 でも、ブログとミニコミ誌はやっぱり違いますね。
 ミニコミ誌は、1人でも出せるんだけど、友達と「制作」を理由に集まってワイワイやるのが楽しかった。「編集会議」という名の飲み会やら、「取材」という名目のピクニックや映画鑑賞などなど。「発送作業」なんていうのもありましたな。
 1冊作るまでに時間がかかったし、スペースの制限もあったし、文字と絵を同じ感覚でかけました。

 ブログは、書くことによって手が疲れるわけでもないし、発送の手間もお金も必要ない。読者も不特定。作るまでに時間がかからないので、私の場合、内容も「垂れ流し状態」です。でも、つくときにはコメントやトラックバックが素早くつくので、楽しい。コミュニュケーションの手段としては、メールやブログのスピードがすごく心地いいです。  

 それでも、昔のミニコミ誌を見ると、なんだかニヤニヤしちゃうんですよね。今年も母達が「姉妹会」をやるなら、またミニコミ誌を作ろうかな。母や叔母達には、冊子の方が、パソコンで見るより楽だと思います。


2年前の「姉妹会」用に作った冊子


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4 コメント

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Unknown (cindy)
2006-06-22 22:15:21
ミニコミ、ガリ版、青色コピー、なつかしい!



>>昔の方が才能あったな>自分。



>>ノートに連載漫画を描いて、小学校の級友に無理に読ませていました。



ワシもですw 高校生の時が才能のピーク?でした。

ちなみに当時の3大モデルは、ストーンズ、クイーン、

ジャパン。今じゃどれも描けません。



>>ブログとミニコミ誌はやっぱり違いますね



プロセスは違うよね。それぞれ時代のテンポに

合った方法ともいえるかな。 

でもブログはデータ消しちゃったら何も残らないから

形として残るミニコミはいいですね。











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お仲間 (とーこ)
2006-06-23 09:17:06
> ワシもですw 高校生の時が才能のピーク?でした。

ちなみに当時の3大モデルは、ストーンズ、クイーン、ジャパン。



おー!!なんだかいつの間にか趣向が似た人が集まってくるもんですね…って、20数年もしてから初めて知ったわけですけど。



ジャパンは、ミック・カーンのジト目が好きでした。
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元・文芸部長 (れれれ)
2006-06-25 00:25:34
学生時代、体育会内サークルの文芸部という矛盾したような担当してました。



ワープロ専用機もまだ高嶺の花で当時学校にあったPCも使いこなせず当然手書き・・・たった1回だけですが徹夜で原稿書きあげ、空前絶後、自画自賛、パーフェクトな部誌の原稿を書き上げました。徹夜が苦手なボクもあの日の徹夜だけは気持ちよかったこと覚えてます。

後日OB・OGからもお褒めのお言葉を頂きました。それで

「おれはエディタになる!」と勘違いしたことがあります。

むかし話は避けたいですけど、出ちゃいますね。

本を買うか否かの判断基準に“手触り”があります。手触りの良い本は読まずとも(^_^;)ペラペラめくっているだけで心地よいです。ここがブログと決定的に違うと思います。
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本のよさ (とーこ)
2006-06-25 11:30:37
> 学生時代、体育会内サークルの文芸部という矛盾したような担当してました。



ほぉ~!そういうのもあるんですね。



> 本を買うか否かの判断基準に“手触り”があります。手触りの良い本は読まずとも(^_^;)ペラペラめくっているだけで心地よいです。ここがブログと決定的に違うと思います。



電子図書を購入したことがありますが、やっぱり電車の中とか喫茶店とか、場所を選ばずにページをめくれる紙の本の方が好きです。
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