ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

勝手に憶測言語学6 「こする」

2006年12月22日 | 日本語・ことば
 年末の掃除など、ちょこちょこしていますが、汚れを落としながら、「こする」について考えてみました。


 「こする」(擦る)って、「2つ(以上)のもの(の表面)を押しつけたまま、動かし、摩擦すること」?
 
 「する」(刷る/擦る/摺る)とはどう違うのでしょう?「する」の方が、「こする」より表面積が大きいものに対して使われるような気がします。もしかしたら、「こする」は、「小・する」かも?


 同じような動詞は、「こづく」(小突く)「こなれる」しか思いつきませんでしたが、もしかしたら、「こねる」(捏ねる)は、「粉錬る」の他に、「小・錬る」の意味もあるのかも。もともと「こな(粉)」って、小さいものだから、「こ」がついているのかも。「こねる」も、あまり大量のものには使わない言葉のような気がします。


 「こ」が、「小規模な」→「何となく、あいまいな程度の」という副詞的な接頭詞だとすると、
 「こざっぱり」…何となくさっぱりしている
 「こぎたない」…何となく汚らしい
 「こてさき」…手先ほどにも手をかけない
 「こばかにする」…ちょっとバカにする

 なども、同じような使い方ではないかな、と思えてきます。


 年末の掃除であちこち擦りましたが、「磨く」という言葉は、適当でないような結果。擦って、落ちた汚れもあるけど、ピカピカにはなりませんでした。「こそうじ」?

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