吉備路レポート(気ままブログ)

晴れの国 岡山より仕事を卒業して吉備路の情報と気まぐれレポートを発信してます。

学校のノンスリップ改修。

2009年08月20日 | 金属工事
昨日、某学校の階段ノンスリップの改修工事の話がありました。
ノンスリップと言うのはご存知ですよね。
階段の段鼻に付ける昇降の際の安全の為に付けてある一般的に
金属にタイヤと呼ばれるゴムを嵌めこんだものです。
ノンスリップと言っても種類が非常に多くて、芯金と呼ばれる金属も
ステンレス・アルミ・真鍮そして特殊樹脂で出来たものまであります。
タイヤと呼ばれるゴムの厚みの違う物や巾の違う物、暗い場所でも
認識できるように畜光材が発光する物、タイヤを使用しない金属の
無垢材など多くの種類があります。
家庭用の木質階段に使用する物は、金属を使用せず、全て樹脂で
出来た物が多いですね、施工も両面テープで貼り付ける物です。
学校や商業施設などは通常、ステンレスの芯金にゴムを嵌めこんだ
W=35ミリ~40ミリ位の物が多くつかわれます。
それが これです。



今回もこのタイプの様です。まだ現地に行ってないのでメーカーがどこの
物か解らず、メーカーによって芯金やタイヤの形状が微妙に違います。
施工は、芯金をコンクリートボンドで下地に貼り付け、更にカールプラグに
よって、ビス固定します。ビスと接着の併用が多いです。仕上げが
ピータイルなどの場合は、コンクリートなどにヌスミを入れませんが、
厚みのあるタイヤを入れる場合は段鼻に切り込み(ヌスミ)を入れます。
外部にあるコンクリートなどの非常階段などは、金属の無垢材の物を
コンクリートと一緒に固定する事が多いですね。

今回の様な学校の場合、生徒の昇降によって、タイヤの溝が摩耗したり、
タイヤが外れて無くなった物も沢山あります。毎日、何百人~何千人の
生徒の昇降があるのですからやむを得ませんね。
電話では、L=2000 が約20本位だそうです。タイヤが取れて芯金だけに
なると、転倒した時非常に危険ですから言ってこられたのだと思います。
芯金を固定した後、タイヤを嵌めこむのですが、硬いので温めて柔らかく
してから差し込みます。その時、大事なのは施工時期によって、タイヤの
長さの判断です。夏冬の寒暖によってタイヤは伸縮します。夏にぴったりの
物を入れると冬は芯金より短くなります。両サイドに溝の無いフラットエンドと
言うキャップが付く物もありますから、隙間が空いたり、タイヤが飛び出したり
します。この様な事の無い様にするのが、職人さんの経験と技術でしょうね。
近い内に現場に行って、今回改修するノンスリップのタイヤを5センチ程
切って、カタログなどでメーカーの確認をします。10年以上前の施工だろうと
思うので、廃番になったり、無くなったメーカーなどもありますので。
階段のノンスリップのタイヤが無くなったり、ガタついたりしてませんか?
階段で転倒したり、危険ですよ。是非、御相談を。

お問合わせ、御質問は、Eメール:info@houeigiken.co.jp 竹田までどうぞ。
TEL 086-905-0154  竹田まで どうぞ。
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