電話代行秘書サービスのアシスト*スタッフBlog*

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「そして父になる」を観て来ました!

2013年10月26日 | 日記

カンヌ映画祭審査員賞を受賞し、今話題の「そして父になる」を観て来ました

以前から是枝監督の作品は、子どもの目線で描かれていてとても優しくて好きでしたが、今回もやはり、子どもの気持ちがとても大切にされているストーリーで、感動しました。

6歳まで育てた子が、実の子ではないとわかったら、どうするか。

これはとても重い問題ですが、この映画は、どちらの選択が正しいか、ということではなく、血が繋がっていても、繋がっていなくても、精神的に子どもと繋がることが出来ているかどうか。つまり、その子の本当の親であるかどうかは、関わった時間と記憶の中から、子ども自身が決めるものなのではないか、そう言っているように、私には感じました。

(もちろん、これはあくまで私の解釈です。)

この映画は、ともかく、福山雅治さんの演技が素晴らしかったです。「そして父になる」というタイトルどおり、実はこれは福山さんが父親として成長するストーリーです。大企業でバリバリ働く勝ち組の主人公は、自分の息子にも強くなって欲しいと願い、そのようにしつけることが父親の役目だと考えているが、ストーリーの終盤で、子どもがどれだけ寂しく感じていたのかに気付き、変わろうとする。私は福山ファンでは無いのですが、今回ばかりは、すっかり見入ってしまいました。

余談ですが、今回の出演は、福山さん自身が、自分を使ってもらえませんかと、監督に営業したそうです。監督は、突然あの国民的俳優から連絡があり、驚いたそうです。そして、いくつか頭の中で構想していた映画の中から、彼に演じてもらったらいいだろうなと思う作品を挙げ、その中から選んでもらったそうです。あれほど人気のある俳優が、おごることなく、自分から営業するという姿勢に驚き感心しました。そして、実際にそれが素晴らしい映画になり、社会的評価も得ているというのはすごいことだと思います。俳優という職業にも、先を見据えた動き方をする人と、しない人とがあるんだろうなと、素人ながら、思ったりしました。今の時代、やはり、ただ与えられた仕事をやっているだけでは、いけないのでしょうね。どんな仕事でも、目標を持って、攻めの姿勢でやっていくことが大事なのかもしれません。

少し話がそれましたが、自分の仕事の仕方も、見直そうと思ったのでした