ハイイロクマ君の救急日記

ある救急隊員のダラダラした日常です

指摘

2005年02月28日 | 救急
 結局昨当番は8件。私は午前中普通救命講習があったので、7件の出場でした。 明けて今日の午前中、症例検討会に行ってきました。 この症例検討会とは、3次医療機関に搬送したCPA事案や特異事案について 搬送先の医師から活動内容の反省や、救急隊からの質問、 搬送された患者の予後などを聞いたりする場で、月に一回開かれます。 今月はこの開催した3次医療機関に2人のCPA患者を搬送し、 ブログにも書いたA . . . 本文を読む

救命講習

2005年02月27日 | 救急
 今日は今迄6件。夜になってから忙しくなりました。 今日は普通救命講習の講師として、出向しました。 受講者はイベントアテンダントの事務所所属の方々。 つまり女性だらけ。 緊張のあまり、いろいろ間違えてしまいました。 間違えるたびに訂正しましたが、理解してもらえただろうか… それが一番心配です。 . . . 本文を読む

低体温

2005年02月22日 | 救急
 結局10件。夜も寝てません。 北海道の北見で起こったことは、大変残念なことです。 口悪く言えば、「何してんの?」ってな感じ。 もちろん、私が出場する事案でも同じようなことがあるはずなので、 気を引き締めた事案でした。 「死亡」実は「生存」 北海道 雪中、脈・呼吸なく硬直 厳寒、判断基準にズレ? (産経新聞) - goo ニュース 低体温では不整脈などが出現するため、ECG(心電図計)を着けなく . . . 本文を読む

心の余裕

2005年02月21日 | 救急
 今日は今迄7件。CPA事案もありました。 7件中3件がお得意様、つまり救急常習者でした。 いつもの症状。歩いて救急車に乗って来るのに、病院では脱力。 最近こういう方々の事案でも、苛つかなくなりました。 心に余裕が出来たんですかね? 自分でもその余裕の理由はわかりません。 CPA事案は四肢の硬直・ECG-asystole・pupil-6/6(-) 不搬送で帰署しました。 北海道のとんでもない事 . . . 本文を読む

酸素の正体

2005年02月20日 | 救急
 昨日の投稿から1件夜中にあっただけ。平和でした。 最近酸素エアチャージャーなる器械が売っているくらい、酸素は身近なものとなっています。 それでは、我々医療関係者が酸素を使う際、何の制限も無いか、と言えば やはり制約があります。 MC(メディカルコントロール)の管理下に救命士の処置は置かれるからです。 まず「酸素」は「日本薬局方収載医薬品」に記載されており、薬品と看做すことができます。 薬品です . . . 本文を読む

批判

2005年02月19日 | 救急
 今日の出場は5件。2月に入ってから少なくなってきた気がします。 むやみに人を批判するのは良くない事です。 自分ができるか?と聞かれたら、確実にできるとは限りませんので。 今日の出場中2件が転院搬送。 一次医療機関から高次医療機関へです。 救急に携わってないのもわかります。 患者の急変に慌てるのもわかります。 しかし2件共、もう少し何とかしてもいいんじゃない?って思う事案でした。 今日は携帯から . . . 本文を読む

夜中が平和でした

2005年02月18日 | 救急
 結局出場は6件。夜中も1件もなく、静かな一当務でした。 交代直前に救急指令。路上で高齢男性が倒れているもようとの内容。 指令場所に現場着すると、細い路地裏の奥に人が倒れている。 救急車内からチラッと見たら、身動きひとつしていない。CPAか? 先輩が隊長だったため先行、後からストレッチャーを引きずり患者と接触。 意識は呼びかけに目を開く程度。JCSⅡ-30か?しかし身動きひとつしない。全身脱力。 . . . 本文を読む

準備

2005年02月17日 | 救急
 今日は4件。少ない方です。 息子の熱は朝には下がっていたので、保育園に行かせましたが、 いつまた熱が出るかもしれないので 係長に「連絡があったら帰らせて下さい」とお願いしました。 先輩もいましたので、救命士の替わりも心配なく 許可が下りました。 結局息子は元気に一日過ごしたようで カレーと納豆とパンを食べて寝たそうです。 まぁ~元気になって良かったです。 . . . 本文を読む

言葉足らず

2005年02月14日 | 救急
 昨当番の出場は8件。大体平均値ですね。 昨日の書き込みに、心のケアについて書きました。 言葉足らずなので(携帯で投稿しましたのでお許しを)付け足します。 救急隊が全く心のケアをしてないわけではありません。 事故に遭ったり、急に体の調子が悪くなってしまった方に対して なるべく不安を取り除く接し方、話し方はもちろん心がけています。 よく聞く救急隊への苦情はここらへんの 「救急隊が冷たかった」とか . . . 本文を読む

不安な人

2005年02月13日 | 救急
 今日は6件。夜になってペースが上がってきました。 ある高齢女性。 「何かあったらすぐに救急車を呼びなさい。」とある医師に言われ いつもと調子が違うので、救急車を呼んだそうです。 いつもと違うと言われても その「いつも」の状態がわからないので、 いつも行っている病院に搬送するしかありませんでした。 一人暮らしで不安だった事が、 救急車を呼んだ一番の理由のような気がします。 これからは救急隊も、心 . . . 本文を読む

休憩所じゃないんです

2005年02月12日 | 救急
 結局6件。最近としては少なかったです。 男性が歩いている時、急に倒れたとの119番通報。 行ってみると細かな痙攣が続いていました。癲癇の疑い。 車内収容し、観察とバイタルチェックを行いました。 しゃべれないので、持ち物もチェックし、名前と生年月日がわかったので、 名前を呼びかけると、受け答えが徐々にできるようになりました。 その時携帯電話が鳴ったので、本人の許可を得て代わりに出ました。 電話の . . . 本文を読む

お世話します

2005年02月11日 | 救急
 今日は今迄出場6件。ボチボチですね。 高齡女性の背部痛という救急指令。前の当番の例(AAA破裂)の事もあり、 大動脈解離も可能性として考えながら現場へ向かいました。 すると現場の家の玄関に一人のお婆さんが立っていて、手を振ってました。 「今日は○○病院が休みだから、×△病院に連れてって。」 わかりました。お連れしましょう… . . . 本文を読む

キョドってる?

2005年02月09日 | 救急
 昨日夜中の出来事。 交通事故で指令が入りました。自動車とバイクの事故。 夜中はスピードを出すドライバーが多いため、大事故になりやすいのでちょっと緊張しました。 しかも大きな交差点での出来事。 行ってみると、某高級ドイツ車と某国産50ccバイクが事故を起こしてました。 某高級ドイツ車は、運転席(その車は右ハンドル)のドアが凹み、ガラスが割れてました。 某国産原付は、フロントフォークが曲がった状態 . . . 本文を読む

通りすがりさんへのお詫び

2005年02月08日 | 救急
 まず、私の書いた記事により傷ついた方へお詫び申し上げます。  申し訳ありませんでした。 難しいですね。記事を書くのは。 これくらいといいかなと思っても、傷つく方がいるということは私にしてもショックでした。 でも、こういった批判のおかげで、普通の人の感覚に戻っていくような気がして それはうれしい限りです。 批判でも何でもいいのでコメントください。 ただ、悪口だけとか、なぜ怒っているのか解らないコ . . . 本文を読む

大流行

2005年02月07日 | 救急
 今まで8件。ハイペースです。 体調不良の人間が続出です。 2人風邪で休み、1人奥さんが倒れて休み、 予防課長以下毎日勤務員が5人も休んで、消防署はガラガラです。 こういう時に限って講習で市役所に行かねばならない人が出たりして 本当に消防車が動かせなくなるところでした。 . . . 本文を読む