自分はもともとマメな人間ではない。
毎日同じことをやるというのが大の苦手で何でも続いた試しがなかった。
その最たるものが日記であったが、あるきっかけで2006年からほぼ毎日書いている
日記を書くというのは毎日棚卸し作業をしているようなもので、これを繰り返しているうちに次第に日々をどのように過ごすべきかを考えるようになった。
その繋がりがテーマを生み、目標を作り出した。
長期で物事を捉えるということを学んだときであった
しかしそれも束の間、内なる声を元に納得して立てた目標に苦しめられるときが訪れた。
一体これが何になるんだろう、何のために頑張っているのだろう・・・、ゴールは果てしなく遠く、1年は永遠に感じられ、走っても走ってもどこを走っているのかさえわからない。
そこで今度は逆に短期で物事を捉えることも学んだ
長期的視野も大事、短期的視野も大事、一体どっちが大事なんだ
未来に生きるのも苦しい、かといっていまさら過去には戻れない・・・悩んだ末たどり着いたのは、「今を生きる」ということであった。
今を生きるとは、単純なようで非常に難しい。
そのヒントを日々仏教思想や偶然引き寄せた本からいただいているところである。
そういう意味でも、先日友達が貸してくれたパウロ・コエーリョの「アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)」は面白い作品であった。
さて、先月はブログを見ても分かるとおり、「内観」しまくった月であった。
お蔭で、様々な発見があり、素晴らしい出会いがあり、充実した毎日であった。
しかし、それは自分が誰なのかを知るための第一歩にすぎない・・・。
なぜなら自分が知っている自分はある一面でしかないからだ。
いろんな自分がいる中で、一体自分は誰なんだろう・・・のとおり、自分の中にはいろんな自分がいるのである
自分では気づいていない側面を見せてくれるのが他人の存在であろう。
他人のコメントやアドバイスは意外と真理をついているものである。
「他者を通した目で自分を知る」手段の一つとして、「ジョハリの窓」というものがある。
ジョハリの窓とは、1955年にアメリカの心理学者ジョセフ・ルフト(Joseph Luft)とハリー・インガム(Harry Ingham)が発表した自己理解の手法で、人には4つの領域の自分があるとされている。
自己には、
①「公開された自己 」(open self)
②「隠された自己」 (hidden self)
③「自分は気がついていないものの、他人からは見られている自己 」(blind self)
④「誰からもまだ知られていない自己 」(unknown self) がある。
その中でも、自分を理解する方法は、自分も他人も知っている①「公開された自己 」(open self)の領域を広げることだと言われている。
そのためには2つの手段があり、
1つは、他人に見せていない部分を少なくすること、他人に対して積極的に自分を開くこと。日ごろから自分の思いや考えを周囲に伝えること。・・・自分にとってこれは無意識のうちにできていると思う。「よくそこまで自分をさらけ出せるね」と言われるくらいなので・・・
もう一つは、自分は知らないが他人が知っている自分を狭くすること。つまり、周囲からの意見をよく聴いて、「他者を通した自分」を受け入れること。・・・得心のいかない評価を受けても、そう見える自分もいるのかもしれないと受け入れることで「未見の我」に出会えるかもしれない
こうして「開かれた自分」を広げることが、就職の面接でもしっかりとした自己アピールに繋がるという。
この他に、自己理解の方法として、適性検査や性格テストがある。
私は今月ここに着目し、適切な自己アセスメントのためにまずは「エニアグラム」を取り入れようと思っている
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす 」のストレングス・ファインダーは昨年末にやっているが、「心のなかの幸福のバケツ」も気になるところである。
とはいえ、結果を気にしすぎて、思い込みに囚われては逆効果。
だから自分が知っている自分とテスト結果のギャップを楽しむくらいの余裕でやってみよう
もともと、自分と全く違う意見と出会っても、「そういうえ方もある」、「そういう見方もある」と聞きいれる人間なので、あまり恐れてもいないのだが・・・
内観による棚卸しとツールを使った自己アセスメントが、自分は誰なのかを知る手立てになるのかと思うと、またちょっとだけ道が開けたような気がして嬉しくなるのであった。
(参考:「山形新聞」5月28日「くらし」就職力を磨く④)
毎日同じことをやるというのが大の苦手で何でも続いた試しがなかった。
その最たるものが日記であったが、あるきっかけで2006年からほぼ毎日書いている
日記を書くというのは毎日棚卸し作業をしているようなもので、これを繰り返しているうちに次第に日々をどのように過ごすべきかを考えるようになった。
その繋がりがテーマを生み、目標を作り出した。
長期で物事を捉えるということを学んだときであった
しかしそれも束の間、内なる声を元に納得して立てた目標に苦しめられるときが訪れた。
一体これが何になるんだろう、何のために頑張っているのだろう・・・、ゴールは果てしなく遠く、1年は永遠に感じられ、走っても走ってもどこを走っているのかさえわからない。
そこで今度は逆に短期で物事を捉えることも学んだ
長期的視野も大事、短期的視野も大事、一体どっちが大事なんだ
未来に生きるのも苦しい、かといっていまさら過去には戻れない・・・悩んだ末たどり着いたのは、「今を生きる」ということであった。
今を生きるとは、単純なようで非常に難しい。
そのヒントを日々仏教思想や偶然引き寄せた本からいただいているところである。
そういう意味でも、先日友達が貸してくれたパウロ・コエーリョの「アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)」は面白い作品であった。
さて、先月はブログを見ても分かるとおり、「内観」しまくった月であった。
お蔭で、様々な発見があり、素晴らしい出会いがあり、充実した毎日であった。
しかし、それは自分が誰なのかを知るための第一歩にすぎない・・・。
なぜなら自分が知っている自分はある一面でしかないからだ。
いろんな自分がいる中で、一体自分は誰なんだろう・・・のとおり、自分の中にはいろんな自分がいるのである
自分では気づいていない側面を見せてくれるのが他人の存在であろう。
他人のコメントやアドバイスは意外と真理をついているものである。
「他者を通した目で自分を知る」手段の一つとして、「ジョハリの窓」というものがある。
ジョハリの窓とは、1955年にアメリカの心理学者ジョセフ・ルフト(Joseph Luft)とハリー・インガム(Harry Ingham)が発表した自己理解の手法で、人には4つの領域の自分があるとされている。
自己には、
①「公開された自己 」(open self)
②「隠された自己」 (hidden self)
③「自分は気がついていないものの、他人からは見られている自己 」(blind self)
④「誰からもまだ知られていない自己 」(unknown self) がある。
その中でも、自分を理解する方法は、自分も他人も知っている①「公開された自己 」(open self)の領域を広げることだと言われている。
そのためには2つの手段があり、
1つは、他人に見せていない部分を少なくすること、他人に対して積極的に自分を開くこと。日ごろから自分の思いや考えを周囲に伝えること。・・・自分にとってこれは無意識のうちにできていると思う。「よくそこまで自分をさらけ出せるね」と言われるくらいなので・・・
もう一つは、自分は知らないが他人が知っている自分を狭くすること。つまり、周囲からの意見をよく聴いて、「他者を通した自分」を受け入れること。・・・得心のいかない評価を受けても、そう見える自分もいるのかもしれないと受け入れることで「未見の我」に出会えるかもしれない
こうして「開かれた自分」を広げることが、就職の面接でもしっかりとした自己アピールに繋がるという。
この他に、自己理解の方法として、適性検査や性格テストがある。
私は今月ここに着目し、適切な自己アセスメントのためにまずは「エニアグラム」を取り入れようと思っている
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす 」のストレングス・ファインダーは昨年末にやっているが、「心のなかの幸福のバケツ」も気になるところである。
とはいえ、結果を気にしすぎて、思い込みに囚われては逆効果。
だから自分が知っている自分とテスト結果のギャップを楽しむくらいの余裕でやってみよう
もともと、自分と全く違う意見と出会っても、「そういうえ方もある」、「そういう見方もある」と聞きいれる人間なので、あまり恐れてもいないのだが・・・
内観による棚卸しとツールを使った自己アセスメントが、自分は誰なのかを知る手立てになるのかと思うと、またちょっとだけ道が開けたような気がして嬉しくなるのであった。
(参考:「山形新聞」5月28日「くらし」就職力を磨く④)
読ませていただいてます!
も~~~むしろ、毎晩
こちら覗くのが楽しみ・・・になっちゃってます!!
『アルケミスト』・・私も随分前に読みました。
素敵な本ですよね!
一度あることは二度ないが、
二度あることは三度ある・・・っていうのが
一番心に残ってます!
(・・・それでいいのか?!・・な
読み方ですが・・・)
もう一度読み直したくて、大切に本棚に
置いてある本です♪
受容ってただ単に「受け容れる」だけじゃなくて、認めるって意味も含まれていると思います。だから他人から見た自分と自分が知っている自分とのギャップを受容するってのは、簡単そうで難しいですよね。
aromaさんはしっかりとそういうギャップも受け入れることができる方ですよね。
もちろん根底にはしっかりとした内観があってこそなんですな。
あ、『アルケミスト』、私も読んでみたいと思います♪
単純なのでこんなに嬉しいコメントをいただくと、「よし!時間はかかるけどこれからもブログ頑張て続けるぞ」って気持ちになります。
『アルケミスト』は子供も大人も楽しめる作品ですよね。
その箇所、私も好きですよ。
主題でもありますが、「おまえが何かを本当にやりたいと思う時は、その望みは宇宙の魂から生まれたからなのだ。それが地球におけるおまえの使命なのだよ。自分の運命を実現することは、人間の唯一の責任なのだ。おまえが何かを望むときには、宇宙全体が協力して、それをたすけてくれるのだよ」は、最近見聞きして感じていたことを言い当ててくれていて、私はこれからも夢見ることをやめないで前兆に従っていこうと思ったのでした!
そういえば、玄侑宗久さんの本を読んでくださったようですね。ただ感性に触れたものを書いているだけなのにありがとうございました。
「7つの習慣」の書き込みにも同じようなことを書いた記憶があります。確か、合わない人を受け入れるステップを実行する前に、まずはその人を認めることなんじゃないかって。
素直であれ、謙虚であれ、とよくいいますが、何かを学ぼうとするときだけではなく、そういうときにこそ必要なのではないかと思っています。とはいえ私はまだまだ「我」の人間ですが・・・
bookwormさんなら「アルケミスト」楽しんで読んでくれるかもしれません。純粋さを持ちあわせていらっしゃるので♪