となりもインド人

北インドデヘラドゥンで、インド人に溶け込んで暮らす日々。
何気ないインド生活でふと感じたことを書いています。

インド旅行記① ~デリー・プネ・ムンバイ編~

2011-02-20 15:17:00 | 観光&遊びスポット

1月3日から18日にかけて旅行に行ってきました。

プネ、ムンバイ、アグラ、ジャイプール、デリー。

そして色々なことがありました。 

いいことも悪いことも・・・。

 

まずは、私と義母と子供二人の4人で姉のいるノイダ(デリーの近く)に行ってきました。

朝4時起きで、5時15分の列車! 早い!寒い!

子供にはお出かけ着を着せたまま寝かせ、着の身着のまま出発。

デリーに着いたのは11時20分。 駅に義姉が迎えに来てくれました。

 デリーもかなり寒い。 この寒さで学校が16日まで2週間休校になったそう。

 

1月4日。 子供を連れてノイダのSPICE MALL に映画を観にいきました。

アジェイとカジョール夫妻主演の映画。「Toonpur Ka Superhero」

映画界のヒーローが救世主を求めるアニメの世界からきたキャラクターに誘拐され、アニメの中に入り込む。アニメの世界の悪者と戦う。 実写とアニメ、家族の絆、ゲーム。 色々な要素が詰まったファミリー・子供向けの映画でした。 キャラクターの絵はあんまり可愛くなかったけど、子供と一緒に楽しめました。

 

夫が1月5日にインドに到着しました。

友達がニューデリー空港に一緒に迎えに行ってくれました。 

友達夫婦にも会えたし、デリーで彼らの経営してるお店も見ることが出来て良かった。

デリーのショッピングモールで、「Ekta's Kitchen」という飲食店を経営、同じ階で彼の奥さん(日本人)がアロマとお花の店を経営している。 彼のお店の料理は美味しかったし、アロマのお店も素敵。 毎日が楽しそう~。いいなぁ。

 

1月6日午前11時、プナへ向けて出発。 

・・・のはずが列車が遅れて、出発は午後2時半になりました。

仕方なくショッピングモールでぶらぶら時間をつぶして、駅に戻りようやく出発することが出来ました。

列車は寝台車でプネへ直行。

チャイを飲みながら景色を眺めたり、寝転んで本を読んだりDSしたり。

子供は猿のようにベッドからベッドへと渡り歩いて大はしゃぎ。とうとう通行人のおじさんの顔を蹴ってしまって怒られました。 おじさん、ごめんなさい。

プネへは翌日午前11時到着。 20時間の列車の旅でした。

駅に着くと荷物を運ぶクリーと交渉。 クリーが荷物を担いで駅の外へ。

しかしそのクリーの足の速いこと! 小走りで追いかけてる途中、運搬中の荷物に邪魔されクリーと夫を見失った。 駅の外へ出ても二人とも見当たらない!

携帯電話で「今どこ?」なんてやりとりを20分くらいしてようやく見つかった。

プネ駅は広く出口が二箇所あり、私達は裏出口に出たらしい。 夫は正面出口でクリーと待っていました。 仕事を休んで迎えに来てくれた義弟の嫁とも合流。 

ふ~プネは暑い。 ふと周りをみると、みんな薄着に素足でサンダル。

寒い北から履いてきたブーツが場違いで恥ずかしく思えてきた。 早く脱いでしまいたいっ。

車で義弟夫婦の家へ向かう。

プネの町はすっきりしていて、きれい。

競馬場があったりアーミーエリアがあったり、歴史を感じさせる建物がノスタルジックで可愛い。

義弟の家に近づいてきた。そこで驚き!マンションに住んでると聞いていたけど、こんな立派なゲートをくぐって、こんなにきれいな所だったとは!

マンション自体は10年前に出来て特にデザインは新しくないけれど、町が「MAGARPATTA CITY」といってマンション郡が立ち並ぶ独立した巨大なソサエティになっている。

オフィスビル、ジム、ショッピングセンター、パーク、レストラン、学校などがあり、エコをコンセプトにしていて、環境を意識している所が随所にある。 太陽熱で温まったお湯が24時間出る。セキュリティーもしっかりしていて、夜の11時まで外で子供遊んでいる子供もいる。

道もごみ一つ落ちてないし、パークはメンテナンスが行き届いていて気持ちがいい。

こんなところなら住んでみたいなー。

 パークの周りを囲むようにオフィスビルが立ち並んでいる

 手入れされた花壇

 

 

次の日は、車で1時間半ほど行った山頂にあるシヴァージーの城跡を観光しました。

シヴァージーとは、17世紀にムガール帝国に対抗したマラータ族のリーダーで、マラータ王国を築いた英雄、チャトラパティ・シヴァージ。 彼の名前はムンバイ国際空港の正式名にもなっている。

車を途中で止め、後は歩いて登る。ちょっとしたハイキングコースになっている。

しかし山頂に着くと何もなかった! 残っているのは城壁だけ。 

でも下界の景色は美しく、よくこんな高いところに大きなお城をつくったなと感心。

 城壁

 城跡からの景色

露店で買った焼きとうもろこしやカットフルーツ、茹でピーナッツなどを頬張りながらテクテクと山道を下りました。

 

 

翌日はボンベイへ一日観光。

朝6時半に出発。車で4時間かけて到着しました。

ムンバイの町並みは、ポルトガルとイギリスの影響を受けて古いヨーロッパ調の建物が多く、風情があって美しかった。

 

 

↑世界一高い一軒家。リライアンスの社長、アンバニの家で28階建て。

 ムンバイの有名な庶民の共同住宅 チャール

 

最初に行ったのはボンベイ湾にあるインド門。 

そばには以前同時多発テロによる爆撃を受けたタージマハルホテルがある。 今は修復工事が終わって営業を再開している。インドを代表する高級ホテルだけあって、豪華でまるでお城のよう。

  

インド門横からフェリーが出ているのでそれにのり、遠ざかるタージマハルホテルを見ながら潮風を楽しみました。 少し残念だったのは、船内で買ったジュースの空き缶を海の中に平気で投げ入れる人が何人もいたこと。 まだまだ環境に対する意識が低いなぁと思いました。

 フェリーから見たタージマハルホテル

 

その後、どこを観光するか考えた末、ムンバイ市内の観光名所を周ることに。

初めに「ハンギングガーデン」と呼ばれる公園に行きました。 丘の上につくられた公園で、ブーツハウスが有名。 公園からはアラビア海とマリンドライブコースが一望できます。

そこで景色を眺めていると、突然名前を呼ばれ振り返ってみると、なんと懐かしい友達が立っていました! 

アキラさんという南インドの女性で、日本で娘同士が同じ幼稚園に通っていた関係で仲良くしていたお友達でした。 今はボンベイ在住です。

アキラさんの連絡先を紛失してしまい、連絡を取りたいとずっと思っていたので本当に嬉しかった!

二人で抱きしめあって偶然の再会を喜びました。

アキラさんは滅多にこの公園に来ることはなく、たまたま遠方からきた友達を案内するために家族で来たそうです。

広いインドで、広いムンバイで、この時間にこの場所で!

運命を感じた瞬間でした。

 

 次にマリンドライブコースを通って高速道路「バンドラ・ウォーリ・シーリンク」を渡りました。

「シーリンク」は2009年に出来たインド初の海上高速道路で、全長5.6キロもある長いブリッジ。 ムンバイの南北を結ぶ。

すごく立派できれいな橋でした。

ブリッジも終わり地上に入ると左手に大きなスラム街が見え、さらに進むとバンドラ地区に入りました。 古い美しい教会があり町並みも可愛らしい。

 古い教会 おとぎの国に出てきそう

 

海側に進むと、インドの人気俳優「シャルク・カーン」の邸宅がありました。

 マンションではなく、一軒家

家の付近で記念撮影。 

家の横にはシャルク・カーンのメイキングバスが。

バス1.5台分くらいの長さで、中にはキッチンもあり仕事のときはこのバスでメイキングをしながら移動するらしい。 さすがインドの人気俳優。ゴージャス~!

邸宅をじっくり観察するとあんまりメンテナンスされてないような・・・。意外にもプラスティック製のチェアーが置いてあったり。でも家の中はきっときれいなはず。

 

シャルク・カーン宅の隣家。可愛いのでカシャ!

 邸宅の前の海岸

 

その後は、ショッピングモールに移動。 

フェニックスモールというショッピングモールで、入ってみるとびっくり!高級デパートみたい!

吹き抜けの広場に可愛いおもちゃ屋さんを発見!

と、そのおもちゃ屋さんから出てきたアキラさん達とまたまたばったり! 今日2度目の偶然。

やっぱり出会う運命っだったみたい。

そのおもちゃ屋さんは「Hamleys」というお店で、英国風でお店の中もメッチャかわいい~。

 

フリータイムをおもちゃ屋さんで過ごしてしまい、もうプネへ帰る時間になってしまいました。

最後にメインの建物に入ると、そこはシャネルやアルマーニなどの高級ブティックが立ち並ぶ高級感のあるモールでした。 見たいお店がいっぱいあったけどタイムアウト。 何も見ることもなくトイレだけを利用してモールを去りました。 

プネへ着いたのは夜の9時半。 外で食事をして楽しい一日が終わりました。

次の日は、お土産を買いにプネの町でショッピング。プネのコットンで作ったパンジャビスーツやサリーを買いました。

夜は遅くまでおしゃべりをしたり、息子の物まねショーをみて大笑い。

翌日1月11日、義弟夫婦に別れを告げてデリー行きの列車に乗りました。

翌朝8時半、デリーに到着。 その日は家でのんびりリラックス。 

 



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