え~急に電車に乗ることになって、売店で見つけただけですのでそれほど期待はしてなかったのですけどね、う=ん。やはり横山さんはもういいって感じだなあ。
女性差別の警察組織の中で果敢に挑もうとする似顔絵捜査官の女性を書こうとしたんでしょうね。でもねえ、なんか違うんだなあ。出てくるエピソードは「女」を武器にする新聞記者とか、嫉妬でどろどろの女性同僚たちとか、身長176センチの性同一性傷害のような犯人とか、いかにも男性の目から見た女性観なんですねえ。女性の差別に怒っているようなことは書いてあっても、結局「だから女は使えねえ」の理由を述べているだけみたいなんだなあ。
たとえばお茶くみとコピー取りだけの仕事に主人公がほとほと嫌気がさすシーンがあります。男だったらそうなんだろうね。でも多くのそういう仕事をしている女性ってそんなにいい加減かなあ?お茶くみひとつだって奥は深いのです。それぞれの湯のみをすばやく覚えて湯加減とか好みとか相手にあわせて入れてくれる、そういう女性ってすごいと思うんだよね。電話番だってそんないい加減な仕事じゃないですよ。メモのとり方ひとつにしてもデキル人間ってのはちがうんだよ。そういうところ、適当に仕事してきたんでしょ、っていいたくなるのですよ。
ひょっとして「だから女は使えねえ」って一番言いたいのは作者の横山さんなんじゃないですか?
それともう一つ。横山さんの文章ってうまいのですかねえ。描写とかほとんどないし。この前文芸春秋の同人誌評で「ネット文学はあらすじだ」みたいなことが書いてあったけど、横山さんの作品なんてほとんどあらすじじゃないでしょうかね。直木賞の器ではないなあ。まあ、あんまり読んでるわけではないからなんともいえませんけどね。この人の作品の中では「逆転の夏」だっけ、あれが好きですね。刑事物ってどうもいいわけっぽくって好みじゃないなあ。
女性差別の警察組織の中で果敢に挑もうとする似顔絵捜査官の女性を書こうとしたんでしょうね。でもねえ、なんか違うんだなあ。出てくるエピソードは「女」を武器にする新聞記者とか、嫉妬でどろどろの女性同僚たちとか、身長176センチの性同一性傷害のような犯人とか、いかにも男性の目から見た女性観なんですねえ。女性の差別に怒っているようなことは書いてあっても、結局「だから女は使えねえ」の理由を述べているだけみたいなんだなあ。
たとえばお茶くみとコピー取りだけの仕事に主人公がほとほと嫌気がさすシーンがあります。男だったらそうなんだろうね。でも多くのそういう仕事をしている女性ってそんなにいい加減かなあ?お茶くみひとつだって奥は深いのです。それぞれの湯のみをすばやく覚えて湯加減とか好みとか相手にあわせて入れてくれる、そういう女性ってすごいと思うんだよね。電話番だってそんないい加減な仕事じゃないですよ。メモのとり方ひとつにしてもデキル人間ってのはちがうんだよ。そういうところ、適当に仕事してきたんでしょ、っていいたくなるのですよ。
ひょっとして「だから女は使えねえ」って一番言いたいのは作者の横山さんなんじゃないですか?
それともう一つ。横山さんの文章ってうまいのですかねえ。描写とかほとんどないし。この前文芸春秋の同人誌評で「ネット文学はあらすじだ」みたいなことが書いてあったけど、横山さんの作品なんてほとんどあらすじじゃないでしょうかね。直木賞の器ではないなあ。まあ、あんまり読んでるわけではないからなんともいえませんけどね。この人の作品の中では「逆転の夏」だっけ、あれが好きですね。刑事物ってどうもいいわけっぽくって好みじゃないなあ。
トラックバックいただけたよーなのでおじゃましてみました。
とんびさんは女性の方でいらっしゃるよーなので、確かにこの「顔」は正直あまり良いイメージは持たれなかったのではないかとお察しいたします。
とんびさんがご指摘の通り、やはり男性から見た女性の視点という感じはしますよね。元々警察が男性社会っぽい印象が強いのでなおのことかもしれません。
まあ、人それぞれいろいろ感じ方がありますので。
横山秀夫さんの小説では所謂「刑事」に主眼を置かず警察のサポート的存在の裏方の人に焦点を当てた小説が結構好きですね。
また(こっそり)お邪魔いたします。
ではでは。
人それぞれの読み方があると、広いお心で読んでいただけてうれしいです。
わたしのほうもときどき拝見させていただきます。拙いページですが、これからもよろしく。