青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

知床

2024年05月19日 | 旅の記録
摩周湖の山々を後にして、
知床へと向かう道すがら通るのが斜里。

ここで有名なのが「天に向かう道」。



どうです。これ。圧巻でしょ!
記載の通り、28.1キロにもわたっての直線。
すごいとしか言いようがない景色であります。

そして何度写しても人も車もいない!



実はこの景色をネットで検索すると、
出てくる写真はたくさんあるのですが、
ここまで人も車も映り込まない写真というのは
珍しいぐらいなんです。

実際全く人がいなかったわけではないのですが、
少なくともこのチャンスが何度も訪れるほど
人影・車影はまばら。

 ついついこの写真もむインスタに掲載(^^♪

今回の旅の中でも印象に残る風景の一つになりました。


さてこの場所、
既に知床半島の根本辺りに位置する場所。
以前にも書いた通り、人生で一度は訪れたかった
知床にとうとう足を踏み入れます。

言うに及ばず私が子供の頃ヒットした、
加藤登紀子さんが歌った知床旅情で表現された場所。
ついあの歌詞が頭の中をぐるぐる廻るのです。

知床を奥に進める国道334号線は、
正しくシーサイドロード。
オホーツク海の素晴らしい景色を左手に見ながら、
ただただ続くその道を半島の中腹に向け進みます。

この道以外ははっきりって何もない。
もし地震でもあって、崖崩れてもあったら、
本当に閉ざされてしまう地になるかと思うと、
少し恐ろしささえ感じる道路が続く。

ただ数少ない走る車は、凄いスピードで走る。
それだけ道幅も広く、地元の人たちは平気で追い抜き、
前へ前へと進むのはある意味日常なのかもしれない。

 そして、そのシーサイドに突如街が現れる。

その場所こそが、ウトロ温泉。
この日の夜の宿泊の場所でありました。



ここに来るまでは道すがら人はが少なかったが、
土曜日の夜と言う事もあってか温泉地はそこそこの人
泊めて頂いたホテルもこの地区では有名な場所らしく、
その応接一つ一つが非常に丁寧だったのが印象的。





このホテルの印象的なのは、
オールインワンクルーシブという、
ホテルの中での料金は全て宿泊費に込み込み言うシステム。

それは、ソフトドリンクばかりではなく、
すべてのアルコールにつまみやケーキの類も。
夕食時のバイキングの時も同じで、
全く気兼ねなく食事ができると言うシステム。

その夕食のバイキング、
非常にたくさんのお客様を収容できる場所で、
本当に数々の食材を提供しておられたのは驚き。

一生懸命飲んで食べていたので、
残念ながら、ほとんど写真がないのが実態だが
例えば、こんなコーナーがあって、



そこに行くと早速焼いてくれると言うサービス様。



勿論シメの食事はこんな感じで^_^



熱いものは熱く、冷たいものは冷たくというのが
このホテルのキャッチフレーズのようだったが、
正しくそんな味わいを得る事ができたのでありました。


ところで、知床、ウトロと言うと
皆さんの記憶に新しいのは遊覧船の沈没事故であろう。

2年前のまだ寒い早春の事だったと記憶しているが、
こんな北の寒い冷たい海に投げ出されたと思うと、
本当に心が縮む思いでもあった。

 実はその時私自身悩みの中にいた時代。
 それもあってかこの知床ウトロには
 何か吸い込まれるように足を運んだのです。

今回のホテルの部屋はそんな港を臨む部屋。



夕食前にはその事故を起こした別会社の遊覧船が、
4時間近くかけての知床岬の観光を終え帰ってきた所。



 時間に余裕があったら私は行ったであろうか…。
 そんなことを自問自答しながらこの船を眺めました。

そして食後部屋に戻ると、
その遊覧船がきれいなイルミネーションで飾られ、
なんとなく、心の中で手を合わせる気持ちに。



なんともいろいろな思いが交錯する、
大自然の知床半島の一夜となりました。


5月12日

知床の朝も天気に恵まれ爽やかに迎える。
この旅行で気にしたのは当然天気の事と気温。

阿寒湖あたりでは寒いと思った気温も、
案外このウトロ温泉は標高が低いからか寒くは無い。
ただ家族から送られてくる暑い愛知県とは違い、
とても半袖では居られない。

そんな天気でまず走り始めたのは、
知床の奥地では無く逆戻りの道。

もっともここから奥地へ進むには、
やはりそれなりの時間的余裕が必要であり、
登山をするわけでもない私たちにとっては、
このウトロがある意味限界地域(^^♪

加えて知床半島のウトロの反対に当る
羅臼に抜ける知床峠はこの時期でも時間制の通行止め。
行く事はできたけれどもここで十分と判断し
引き返す選択をしたのでありました。

とその前に、知床をもう少し知るためにここへ。



改めて知床自然の素晴らしさと雄大さ。
そしてそこに生きる人々の自然との共存を
ある意味勉強する機会ともなりました。



そして何と言ってもこの地域は熊。
熊の生態などもしっかり展示説明がされており、
この地域の自然界を感じる事が出来ました。


 またやはりこの地域にも道の駅は存在。



多くの中国人の観光客に混じってお買い物。



この地域のマスコット的な存在であった
この熊のある物^_^!を買い求め、

 知床半島戻り道途中のここへ。



まあ本当に綺麗な水が
溢れるかのように流れるこの滝を眺めていたら、
日頃の疲れも吹っ飛ぶ思い。



正にリフレッシュして知床半島を後にしました。

つづく。
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