メルハバ!(トルコ語でこんにちはの意味)名古屋市博物館で開催されている“トプカプ宮殿の至宝展”に行ってきました 会場に入ると気のせいかバラの香りが…入口でもらったパンフレットを見てみるとカネボウ化粧品の協力によりトルコ特産のバラの香りを会場内に散布しているとか…なんと凝った演出!バラの原産地の一つがトルコであり 香水などにかかせないバラ水やバラ精油は10世紀前後にイスラム科学技術によって作り出され 現在もトルコは世界有数のバラ精油の産地だそうです帰りに買ったトルコのお菓子“ロクム”(写真右 ハイチュウくらいの形&サイズで牛皮(ぎゅうひ)のような食感のお菓子)の中にもバラの味がするのがあって ほんのりバラの香りがしておいしかったです 今回買ったロクムはフルーツの風味 オレンジとかレモンとかミント?とかでしたが ナッツが入ったモノもあるそうです ロクムは全般にほんのりした甘さだけど 同じくトルコの人気商品バラジャムはかなり甘いそうですさて 会場内に入るとまずは当時強大な世界帝国に君臨したスルタンたちの肖像画や文書 コーランが展示してあります 文書の余白には小さな花とかが書かれてたりして なんだか女性が使うような便箋みたいな感じがしました(金箔なのが大きく違うけど)スルタンたちはみんな真っ黒いヒゲをはやした いかにも男性!って感じだけど…(今のイスラム諸国の男性もそうだけど…)そのスルタンたちが身につける衣服にしても 太刀などの武器にしても バラとかチューリップとか糸杉とかそういった植物を抽象化して描かれているものばかりでした あと 日本人の私からするとアラビアの文字もなんだか模様にように見えます(外人からすると日本の文字もなんだか不思議な模様に見えると思うけど)偶像崇拝を禁止しているイスラム諸国にとって抽象化された植物などの模様にいろいろ意味があったりするそうです このとき一緒に行った友だちの話しでわかったのですが イスラム教の神 アラーって私はずっと太陽神だと思ってました 友だち曰く「アラーは太陽神でなく存在を感じるモノだよ その言葉をムハンマドとかの預言者が聞いて書いたのがコーランでいろいろな解釈がされるのを防ぐのに 聖書のようにいろいろな言葉で訳さないで 正式なコーランはアラビア語で書かれてるんだよ だからアラビア語圏でないイスラム信者は母国語とは別にアラビア語も勉強するんだって」のちにわかったのですが エジプトの太陽神 ラーとどうもごっちゃになって記憶していたみたいですそして いよいよメイン!すばらしい宝飾で作られたターバン飾りやベルトなどの展示室へ…キラキラしていてクラクラしそうです(写真のチケットに載ってるターバン飾りのエメラルドは200カラット以上!!)中国の青磁とイスラムの模様を描いた金細工とを組み合わせた水差しなどを見てると当時のオスマントルコのすごさにあらためて驚かされました
博物館を出るとトルコの名物料理 ケバブサンドを販売している屋台があったので行ってみることに…トルコでは羊肉が主だそうですが ちょっとクセがあるのでここでは巨大なチキンがクシに刺してあり専用のマシーンでゆっくり炙られていきます でも おもいのほか時間がかかり前に5人ほどしかいなかったにもかかわらず 商品を受け取るまでにたっぷり20分かかりました
スパイスカが効いていてとてもおいしかったですここのトルコ人オーナー氏によるとお店もかまえているとのこと 「上前津 9番出口 徒歩2分」次回は“メルハバ”でぜひいろいろなトルコ料理を食したいです