Oh My New York!!

NY勤務を経て、コロンビア大学のMBAへ。現在2年生。大好きなNYでの日々を綴ろうと思います。

最終回

2008年07月06日 | Columbia, MBA
貴重な2年間の形跡を残しておきたいという勝手な思いで始めたブログも、今日が最終回。新しい会社での仕事も始まったので、今日で区切りにしようと思う。

そもそも人様にWeb上で公開するような特異な人生を歩んでいるわけでも何でもないので時にむず痒さを感じながら続けてきたブログであるし、内容を今ざっと読み返しても、留学生活からNew Yorkerの日常、ヤンキースへの論評から前職の振り返りまで、フォーカスもあちこちに飛び、右往左往も甚だしい。でも、留学生活のリズムを形成する貴重なピースとなったのがブログであり、また色々な方々からあのようにメールやコメントを頂けるとも思っていなかったので、それも励みにしながら、三日坊主にならずに続けることができ、感謝しています。

2年間が本当に楽しかったので、正直これから留学する人、検討している人が羨ましい。自分がもう一度人生をやり直せるとしても、300%ビジネススクールに行くに違いないので。でも、これからの人生に待ち構えている、素晴らしい人たちとの出会い、直面する困難、時に偶然訪れる千載一遇のチャンスや、逆に思いもよらぬ価値観の衝突から派生する最大の危機 といった様々な出来事を、常に「前向きに」捉えていけば、卒業してからだって、ビジネススクールの日々に負けないエキサイティングで豊かな日々を送ることができるはず。

ビジネススクールとは、本来「ステップ」であり、その奥に明確な「ゴール」があるべきものかもしれない。ただ、自分にとってはそれ自体が「ゴール」に近いほど強く思い続けた夢であり、だからこそ、より日々の感動も大きかった。ここからは、次のゴールへ向け、再び夢のように楽しく、心が豊かになる日々を過ごすために、まずはきっちり根を張って、いずれ大きな花を咲かせたいと思います。

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出願から卒業まで、留学生活を支えてくれたすべての方へ感謝を込めて、本ブログを終わります。ありがとうございました!!

「自由の女神のように凛々しく、そして(実家の)猫のように素直で柔軟に」ということで、最後の写真はこの3枚!






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直感と根拠

2008年06月29日 | Columbia, MBA
卒業&再就職と人生の大きな転機に差し掛かり、ふと今までの人生のいくつかの岐路を振り返ってみたが、自分が大きな決断を下す際には、常に「直感」と「根拠」を2つの軸にしてきた気がする。

例えば、間もなく就職する会社については、直感として自分に合っているのでは?という思いが前々からあり、留学をするかなり前から定期的にHPを見たり人に話を聞いたりしていた。そこに、今後5年/10年というスパンで自分の成長カーブを最大化できる環境が整っていて、様々なopportunityが広がる会社であろうという期待と、留学中に十二分に時間を掛けて色々な選択肢を比較してきたという実績が、自分の直感を信じる根拠となり、進路を決めた。ちなみに、その会社の日本代表の最近の講演内容を読んだが、僕が今感じていること、そしてこれから目指して行きたいことと見事にぴったりと合致しており、進路については改めて納得感が増した。

新卒で就職活動をしていた際には、自分の直感は実は必ずしも金融でもなかったのだが、社会人としてのFirst Stepとしてまず何を積み重ねていきたいのだ?と考えた際に、邦銀という選択肢に対して十分な根拠があって決めた。逆に、NY勤務のケースは、完全に直感重視。「NYに行けば何かが見つかる」「NYに行きたい」「自分はあの街に合っている」という直感。また「これだけ願望が強ければいつか行けるだろう」という、全く根拠のない&たちの悪い自信が、この直感を増長させる。人事面談・支店長面談の際だけは直感だけでは押し切れないことを悟り、必死で根拠を羅列して熱意を伝えたところ、運にも恵まれて実現した。

それ以外の、途中でfade outしてしまったこと、断念してしまったことを振り返ると、どうにも消し去ることのできない直感 and/or 確固たる根拠に欠けていたことが良くわかる。

さて、ビジネススクールに進むという決断を振り返ると、スタートはこれまた直感。但し、直感だけで乗り切れる道のりではない。まず仕事が終わってから、あるいは仕事が始まる前にTOEFL/GMATを勉強する日々は、直感ベースonlyではなかなか持たない。また、エッセイを仕上げていく段階では、嫌でも直感を裏付ける根拠につき、両手が頭をぐりぐりこね繰り回し、また部屋中をぐるぐる歩き回ったりしながら考え続ける。また、自分の場合には、自分以外にも多くの社員がMBAに興味を持っているという状況の中、自分にとっての留学の位置付けが、元の会社に戻って数々の貢献を重ねていきたいというより、その箱に縛られず自分の色々な可能性を探ってみたいという方向にあったことから、MBAに行くなら会社に頼らず、退路を断って自腹で行こうと決めていた。迷いはなかったとはいえ、それだけの決断をするからには、それなりの根拠がいる。こんな風に、当初の直感を根拠が追いかけていく形で、MBA留学を決めた。

帰国して以来、「MBAに興味はあるが、本当に膨大な時間をかけて準備をしてアプライをし、2年間という期間と授業料を払う価値があるのでしょうか?」という質問を頻繁に受けますが、直感と根拠の両方がMBAを向いている、あるいは最初はどちらかが欠けていたとしても、止めようの無い直感、逆に他の選択肢が有り得ないと言い切れるほどの確固たる根拠がMBAを指しているのであれば、是非MBAにチャレンジしてみるといいと思います。2年間に渡り、日本という国の底力、世界中の同級生を唸らせることができ得る日本人の特性を十分に感じて帰国してみたのに、ここ1・2年はMBAを目指す日本人が減少傾向にあるという話を耳にしたので、多少偉そうな言い方になってしまった部分もあったかもしれませんが、「迷っている方は是非チャレンジを!」という気持ちも込めて、書いてみました。

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MBAで学んだこと

2008年06月28日 | Columbia, MBA
さて、念願の というか恐怖の(?)社会復帰まであとわずか。最後の学生気分を満喫していたらかなり時間が過ぎてしまったが、このブログも一区切りつけたいので、総まとめに入ろうかと思う。

MBAで何を身につけることができたのか?個々によって答えは異なり、「どんなスキルセットを獲得したか?」という観点からのアプローチもあれば、多少精神論的なアプローチから「人としてどう成長できたか?」という観点で述べるケースもある。僕は多少後者よりの視点から振り返ってみると・・・

1. 己を知る

ビジネススクールでの2年間は、かなり「濃い」が続く。オリエンで自己紹介したのも束の間、授業が始まり宿題の嵐。生活が軌道に乗るのを待つまでもなく就職活動がはじまる。その最中に、授業と就職活動以外のコロンビアビジネススクールのコミュニティーでの活動に各自何らかの貢献を求められる。その後もJapan Tripにサマーインターン、2年目は課外活動でもリーダーシップ的役割が求められ、合間でフルタイムの就職活動。

こうした日々に何とか食らいついていく中で、自分という人間の特性がかなり見えてきた気がする。以前から、客観的に自分自身を見つめることには人一倍留意してきたつもりだが、自らの強み・弱みが改めて浮き彫りになった。30歳を過ぎたという年齢も関係するかもしれないが、自分の得意分野をfacilitateさせることは比較的自然体でできたが、苦手分野のadjustは非常に難しかったし、これからも課題となり続けるいうのが率直な感想。

グローバルな環境で、かなり勝ち気で自信家の仲間に囲まれながら、色々な決断を迫られる。一方で、勤務していた時のように、自らの動きや働き振りが、チーム員の評価やお客さんの命運に関わるというプレッシャーからは(ほぼ)解放される。こうした環境が、「己」について見つめ返し、再認識するという、大切なプロセスに繋がっていると思う。

2. 友人との”relationship”

2年前にMBAに出発する際に、エッセイでも色々アドバイスをもらった尊敬する先輩に、「是非、世界各国から希望に満ちてやってくる仲間たちと、”network”ではなく、”relationship”を築いて来い」との激励を受けて送り出してもらった。

留学して良くわかったのだが、その名の通り、留学中は”network”イベントはほぼ毎日開催される。また、ここまで学内に日本人が少ないと、日本人というだけで注目度はupするので、そこにうまく乗れば、いわゆる「掴み」はOK。そこから、クラスやJBAなどでイベントを主催したり、Japan Tripを取り仕切ったりすれば、”network”を強めることはできる。しかし、そこから先は、日本人であるとか関係無しに、1人の人間としてどこまで相手の懐に入っていき、相手を受け入れられるかにかかってくる。

卒業した今、数え切れない宿題や議論、ちょっとしたいざこざの数々、はちゃめちゃな旅行やパーティーの数々を思い出し、逃げずに向かっていって良かったとつくづく思う。その結果、大事な仲間と”relationship”が築けたという確信を持つことができた。これは、「グローバルで通じる」というのを一つのキーワードとして生きていきたい自分にとっては、大きな糧となるはずだ。

3. 引き出しの数

バンカーという職を8年続けてきて、自分のスキルや問題点への考え方・アプローチが相当狭いことを、文字通り「日々」痛感した。授業でクラスメイトの意見を聞いていても、その斬新さに目を見張ることも少なくなかったし、スタディーグループで議論していても、「あー、これ、自分が前に言った意見と似ていて、またか・・・的空気が流れてるわー」と感じることもしばしば。そんな中、ディスカッションとアサインメントに圧倒されながらビジネスを包括的に学んで、自ら判断の基となる引き出しの数は増えてきた。

4. これからの人生への明るい展望

ビジネススクールの2年間では、色々な価値観・生き様に出会い、壁にぶつかる。日々のBusiness Decisionからは一旦解放されて、同じ環境の中で全ての学生がこれからの人生の生き方を模索する。

人生の大半を日本という島国で過ごし、中学以降の10年間を同じ学校で過ごし、また社会に出てからも8年間同じ会社に勤め続けた自分にとっては、たとえ2年間貯金を食いつぶし続けたとしても、無意識のうちに意識していた「枠」にとらわれず、これからの人生をどう豊かに生きていくのか?という点への視野が大きく広がったことは、大きなプラスだと思う。

以上、自分にとってはこんなビジネススクール生活でした。

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Diversityの中身

2008年06月20日 | Columbia, MBA
ビジネススクール各校は、どこも学生のDiversityを一つの大きな売りにしている。HPでは、学生の出身国から出身業界、性別に専攻、卒業後の就職先まで、いかに様々な分野に分散しているかを、大きくアピールする。2年前の入学式でも、アドミの代表者がWelcome Speechの中で、「あなた方は、つい先日まで、世界中の数十カ国にて、バンカー・NASAの研究員、プロバスケットボール選手、コンサルタント、、小学校の先生、ESPNのディレクター・・・・・として活躍していました」みたいな感じで、そのDiversityを誇り、学生に認識させようとする。

確かに事実ではあり、全体の約1/3の海外留学生は、本当に世界中様々な国からやってくる。しかし、残り2/3のアメリカ人学生は、非常に限られたパイから集まってきているが現実だ。まずアングラの出身大学は、ほとんどが東海岸のいわゆる名門校。プリンストン、イエール、ハーバード、ブラウン、ペンシルバニア、ジョージタウンの出身者だけで、クラスの半分を余裕で超えてしまう。(なぜか、アングラもコロンビアという学生は少ない)。それ以外は、西海岸出身が数名とWisconsin、Texas、North Carolinaが1名ずつ。それ以外、中西部や南部出身者(生まれ故郷&出身大学の双方の観点で)は、全くいない。また出身業界も、金融関係かコンサルが7-8割程度を占めてしまう。また、こういった目に見える部分だけでなく、例えばMBAなんて取らずにひたすら実務の世界で活躍している人たちと話すと、どうもMBAという一つの「ステップ」を経てキャリアを築いていこうと考える人間の思考には、自分の可能性をとことん追求するというか、形から入るタイプというべきか、そういったある程度の共通点が見えてくる。こういった要素を重ね合わせて振り返ると、Diversityとはいっても、広大なアメリカという国の中では、かなり似たタイプが集まってきており、それがMBAの一つの大きな特徴だと感じる。

Diversityという言葉を聞いて、どの程度のものを想像・期待するかは、個人の主観によるし、同じMBAでも、コロンビアの1月入学の3クラスや、London Business Schoolなんかは、国籍と言う意味でも、本当にDiversifyしている様子。いずれにせよ、日本人学生は、それだけで大学のDiversityの重要なピースとなる。組織の中で少数派に属すということは、時にそれだけで若干人を不安な気持ちにさせたりもするものだが、それをうまく逆手にとってAdvantageと変えて、自分の存在意義を見つけ、「これについてはあいつしかいない」というポジションを構築することが、大学側にDiversityの重要性を再認識してもらうことになり、また自分自身のMBAライフを充実させることにもつながるのだろう。

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○賞 of Cluster D

2008年06月19日 | Columbia, MBA
卒業を迎えるにあたり、クラスターDの”○○賞”を決めようということで盛り上がり、わいわい議論し、更に真面目に投票もしたりして、決定した。賞の種類は、

Mr. and Mrs. Wonderful賞
将来Wall Streetで最も成功しそう賞

といった真面目で前向きなものから、

最も結婚・離婚を繰り返しそう賞
誰よりも奇抜な下着を身に着けていそう賞
最も教授に嫌われていたであろう賞

といった、砕けたり微妙な賞まで様々。

僕は、

The best party organizer賞に、Brunoと共に第1位
引退後に場末のストリップバーを経営してそう賞で第2位
理想的な旦那になりそう賞で第3位

に輝く(?)ことができました。「結婚したい賞」リストと「内緒でデートしたい賞」のリストの面々が男女とも完全に異なったり、最後に高校生のようなネタを皆正直に白状したりして、楽しい余興でした。

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英語力

2008年06月17日 | Columbia, MBA
ビジネススクールに進学する日本人の英語力は、大きく3つのカテゴリーに分類されると感じる。

1、 幼少時代(具体的には小学校から高校まで)に英語圏でまとまった時間を過ごし、英語についてのハンディキャップはなく、英語が肌感覚で身についている者

2、 大学以降の留学、あるいは海外勤務等で、アメリカ人と同様の英語力とまではいかないものの、英語への抵抗はそれなりに除去されている者

3、 完全ドメ、あるいはせいぜい短期語学留学程度で、実質MBAが初の英語圏での生活になる者

周りの日本人MBA留学中の友人を見渡すと、大体上記3つのカテゴリーに、2:5:3くらいの割合で分布していると推測される。僕自身が2に属すこと、また海外経験が自らの意志によるのか、あるいは親の転勤についていったものによるのかという主体性の観点から、どうしても2や3の境遇からMBAを目指す同志たちに肩入れしてしまう面があるが、2年間を終えて言えるのは、ビジネススクールで2年間を過ごす上で、やはり上記1レベルの英語力を持っているに越した事はないという現実だ。

必死の思いでMBAに合格し、次に考えたのは「さて、自分の英語力でMBAの2年間を乗り切れるのか?」という疑問だった。そこでMBA卒業生の先輩方なんかに相談すると、大抵の人は「大丈夫。TOEFLやGMATで相応の点数を取れる力があれば、いざ授業が始まっても何とかなるから」と答える。この「何とかなる」ってやつがくせもので、「何とか放校されずに卒業する」というレベルなら確かに何とかなるかもしれないが、「何とか米人と同じ土俵で戦い続けることができる」と言い切るレベルには、やはり相応の英語力がいる。前にも書いたが、Listening力の不足を感じ続けた自分は、当然ながら各授業のLearningをMaximizeできていないし、一方でSpeakingが苦手(と思われる)アジア系学生と同じ授業を取っていた際、彼のプレゼンは聞いている者のほとんどが何を言っているか理解できず、結果、クラスメイトのLearning Experienceに弊害を与えてしまっている。

1レベルの英語力を身につけようと思っても、物心つく前や幼稚園の年頃で英語圏にいても恐らくあまり意味はなく(=忘れてしまうので)、また小中高を完全に日本で過ごしてしまうと、その後大学で一念発起して英語圏に渡っても、既に超えられぬ壁が築かれている。思うに、やはり「バックパックを背負って、黄色いスクールバスに乗って現地校に通う」 という日々を過ごさない限り、日本人が英語のハンディキャップを限りなくゼロに近づけることは不可能な気がする。

自分が将来子供を授かったら、子供が海外に興味を持ってくれるか、自分が英語圏で働く機会があるか、更には現在同様英語が世界で幅を利かせているか等々、未知数な点は多いが、できるだけ1に属すことができるようなサポートはしてあげたいと思う。というか、これが典型的な、「自分の果たせなかった夢を子供に託す」という親心なのかもしれない。まだ、子供を授かってもいないのですが・・・。

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外国人から見た日本 Part 2

2008年06月16日 | Japan
しばし空いてしまった。卒業後は同級生宅も訪問しながら旅行し、先日帰国したのだが、同日から同級生のBradとChristinaが各々パートナー付で来日。ほぼ1週間、慣れた東京エリアだけでなく、自分自身も初めてだった飛騨・高山も含め、各地をガイドした。自分の大量の荷物の片付けもそこそこに彼らを案内してきた日々も、今日六本木のつるとんたんでうどんを食べてからお別れをして、ついに終了。卒業式後も、同級生宅を訪問したり、こうして日本に遊びに来てくれたりと、卒業による友との別れという意味での寂しさは比較的緩和されてきたが、これで当分、完全にお別れだ。大半の同級生がNYに残るのがコロンビアの特徴。その輪に入れないのは、やはり寂しい。

仕事はじめまでしばらくあるので、MBAの振り返り的内容も含めてもう少し続けてから、このブログも締めくくりに持っていこうと思う。

さて、まずはフレッシュなネタということで、今回の来日組が指摘してくれた、日本観。他国になかなか類を見ない国としての「多彩さ」の魅力、食事や各種サービスのレベル、人の礼儀正しさ、といった事象への賞賛はあえて指摘するまでもないので、今回は今までになかった視点について触れてみます。

① 日本の地図は、なぜ必ずしも北が上ではないのか?

今まで気づかなかったが、海外はどんな時も地図は必ず北が上。一方で、日本の地図は必ずしもそうではない。例えば今回旅行中も、高山や下呂温泉では、駅から主要観光スポットへのアクセスが最もわかりやすく示せるような向きに地図が調整されている。これは、常に地図は北が上向きで、そのスタンダートに基づいて複数の地図を見てその相関性を辿りながら旅をする外国人には、極めて不便な様子。

② 日本の女子高生は、なぜ不自然に内股なのか?

これも自分は全く気づかず、今も大してAgreeしていないのだが、制服を着た中高生が、スクールバスでなく、公共の電車・バスを使って通学するという文化は、外国人の興味を引くようだが、その中で女子高生の不自然な内股歩きが気になったらしい。必要以上にがに股やO脚を気にするからか、あるいは人気ドラマかなんかのヒロインの歩き方か?わかりません・・・。

③ 旅館はなぜあんなに高いのか?

高山では旅館に泊まった。素泊まり1名あたり7,500円ということで、有名観光地の相応なレベルの旅館にしては十分リーゾナブルな価格との認識で予約したのだが、彼らにとってベッドでなく畳の上に布団を敷いて寝るという方式は、「簡易式」で「低コスト」であり、また巨大露天風呂とかでない限り、温泉を完備しているという付加価値はほぼゼロにつき、東京の西洋式ホテルとほぼ同じ値段を取るというのは、”Outrageous”だと。ちょっと日本人の見方とは違うので、和風旅館に外国人を連れて行く際には、事前に多少説明が必要かも。

④ 千葉ロッテマリーンズの応援の一体感はいかに醸成されたのか?

野球好きのBrad夫妻もいたので、今回は神宮のヤクルト-千葉ロッテ戦を見に行った。自分も日本のプロ野球観戦は数年ぶりだったのだが、Bobby Valentine率いる千葉ロッテマリーンズの応援団には驚愕していた。そもそも、(今期はホームのヤクルトが低迷中という要素もあるかもしれないが)、アウェーの応援団がホームを圧倒するのも異常事態なら、あの一体感のある応援歌の熱唱、各プレーヤー毎に用意された応援歌の数々とそれを難なく歌いこなすファンたちには、ただただ”Amazing”を連発。

こんな感じで、今回も外国人の感動する姿、困惑する姿等々に楽しませてもらった1週間強だった。最後に彼らが去っていく際に残してくれたのが、「日本ほど個性に満ち溢れた国はない」というフレーズ。ふと和風居酒屋に立ち寄っても、店によってメニューも随分違うので興味津々だし、Sex and the Cityなんかに触発されてセレブのファッションに影響されやすいNYの女性に比べて、東京の女性の方がはるかに個性的なファッションに身を包んでいて、見ていてとても楽しい・・・等々。何でも「横並び」が一つの特徴であったわが国だが、最近は外国人からそれとは対極の見方をされるほど、個性の生かされた文化が確立されてきているようです。

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Dean’s List

2008年06月02日 | Columbia, MBA
卒業式で配られる式次第の配布物を開くと、全卒業生の名前の横に、アスタリスクがついている学生とそうでない学生が。大体半分前後の学生にはついている。これがついていると、いわゆる成績優秀者(?)と言える、Dean’s Listに名を連ねたことの証となる。半分前後選ばれるし、Bスクールの成績なんて色々な要素に左右されるので、何てことはないのだが、幸い自分も選ばれたので、悪い気はしない。

ちなみに、総合成績でなく、ある学期一つでも優秀な成績を収めると選出されるらしい。つまり、4打数4安打(オールシングル)のイチロータイプは評価されず、4打数1安打(ホームラン)の、元広島のランスとか、MLBで言えばRedsのAdam Dunnタイプが評価されるシステム。自分も最後の打席で大きい当たりが出たというだけ。

ちなみに、本物の成績優秀者は、4学期完全オールAの兵。全校で3名のみ選ばれたが、D組からも人格も申し分ないEric Calderが選出された。彼の家族なんて、それこそ卒業式でこの上なく息子を誇りに感じたことでしょう。

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家族込のカクテルパーティー

2008年05月31日 | Columbia, MBA
Bスクールでの卒業式(=一回目の方)の前夜に、Oliviaが音頭をとって、クラスの仲間内で家族を含めたカクテルパーティーが開催された。学生が22名、大家族が総出で参加した家もあったので、総勢は何と86名!やはり我が子の「卒業」というのは万国共通で特別なイベントなようで、NY近郊は無論、国内はテキサスやLAからも、更に海外はベルギーやアイルランドからも家族が駆けつける。

そして、その最たるものは、太平洋を越えて日本からはるばる駆けつけてくれた私の両親。到着早々、体格も声量もでかい欧米人に囲まれ、英語をまくしたてられ、かつ欧米人には馴染みの深い立食形式。そんなハンディキャップを背負った場に自分の両親を混ぜるのはちょっと酷かとも思ったが、普段メールやブログでしか伝え切れなった、切磋琢磨しはしゃぎあった仲間を直接紹介したいという思いや、ジャパントリップで実家に大量の同級生を呼んだ時に、なかなかの対応をしてくれた両親の姿を思い出し、参加してもらった。

こうした立食パーティーでのアメリカ人の対応は、いつ見ても老若男女問わず見事としかいいようがない。同級生の社交力はいやというほど見せ付けられてきたが、そのご家族も、話題の振り方、笑顔の振り撒き方から、間の取り方まで、それは見事なもので、「なるほど、このお上品なお母さんからこの娘が育ったわけね」とか「弟も兄と変わらずまあ議論や屁理屈が大好きだわ。血は争えないねー」とかいった観察を楽しみつつ、うちの両親も色々な家族や学生と交わってくれて、事前の心配をほぼ払拭する、楽しいパーティーとなった。

それにしても、60歳前後になっても4時間近くに渡る立食パーティーを、立ち続き・話し続き・飲み続きでこなす欧米人、やっぱタフです・・・。

これから卒業式を迎える学校も多いと思いますが、家族を呼んだ際には、式への参加やキャンパス案内だけでなく、生のBスクールの学生の立ち振る舞いに触れたり、その家族との会話を楽しむ機会も設けると、より思い出深い卒業式になるかもしれません。

さて、明日からは、本人にも負けぬほど魅力的なご両親を紹介してくれたPhilを尋ね、アイルランドを訪問。数日間アイルランドの田舎の彼の家に泊まり、彼のお父さんに乗馬やゴルフを教えてもらったりしながら、浴びるほどビールを飲んで思い出を語り合い、いよいよ日本への帰路へ就きます。

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卒業式

2008年05月30日 | Columbia, MBA
さて、時間が前後してしまうが、卒業前後での様々な出来事や、2年間の留学を振り返っての思い、更には6年間のNY生活を振り返っての総括などを日々まとめていこうかと思う。

まずは卒業式から。
コロンビアビジネススクールでの卒業式は2回に渡って行われる。1回はビジネススクール単体、もう1回はコロンビアの全スクールでの式。卒業式近辺10日間ほどのNYの気候は異様で、1日の間に数回晴れ間と雨が交互に訪れる。まるで、夢の学生生活にピリオドが打たれる悲しさと、ビジネスの現場、また家族や恋人が待つ母国に帰る喜びなど、悲喜こもごもの思いを抱えた学生の思いを象徴するような天気。卒業式も、前者はそれこそ仮設テントが押しつぶされそうな豪雨の中で、そして後者はコロンビアのスクールカラーであるブルーがそのまま空に映し出されたような快晴の中で行われた。

前者をいわゆる「メイン」の卒業式と捉える傾向があり、家族を招待する際にも、こちらだけに出席するパターンも多いようだが、個人的には後者の方が好き。前者は、無論大雨に祟られたためにbiasがかかっている面もあるかもしれないが、まず卒業生が随分縦長に座らされるのが良くない。結果、一番前に座るA組の学生は壇上がはっきり見えるが、後ろのZ組(注:コロンビアは、9月入学がAからHの8クラスに、1月入学がXからZの3クラスに分けられる)は恐らく壇上がほとんど見えないと思われる。そして、その壇上で各学生の名前が呼ばれて、Deanと握手をし、記念品を受領するわけだが、これも前半のクラスターは、まだ会場も興奮しているし、仲間が壇上に上がるシーンが目前で展開されるので、拍手喝さいで送り出す舞台が整っている。しかし、700人ほどの名前が読み上げられる中で、次第に雰囲気もだれるし、後半のクラスは、仲間の壇上での姿がほとんど見えない。この若干アンフェアな配置に加えて、A組というのが、ガリ勉で学内へのパーティーへもほとんど顔を出さない事で有名なクラス。最も盛り上げ役を買って出なくてはいけないクラスがあそこの配置というのは、不運・・・。更に、学生代表によるスピーチも、歯の浮くセルフの連発による自己陶酔のパフォーマーという感想が大半だった。

それに対し、学校全体の卒業式は圧巻。コロンビアのメインキャンパス全体が、各学部の学生とその家族で見事に埋め尽くされる。その情景だけでまず圧倒される。式が始まると、各学部が、自分の学部の話題になるたびに大歓声を上げ、象徴となるアイテムを振りかざす。特に歯学部が巨大歯ブラシを振りかざす姿なんかは、何か微笑ましい。この全体の式の後に、Bスクールの図書館で卒業証書を受け取るという感慨とも合い重なって、この2回目の全体の式の方が個人的には印象に残り、いわゆる「卒業式らしい」卒業式だと思う。

但し、本当の感動は、この日の夜に開かれたパーティー。追ってアップします。

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卒業

2008年05月25日 | Columbia, MBA
随分あいてしまったが、卒業前後は本当にhecticで、ほとんどPCに向かう間もなかった。日々様々な出来事や思いがある中で、無事卒業しました。今は友人宅を訪ねながらの旅行中。彼らが育った地元を味わいながら、2年間を振り返っている。引き続き、旅行中をしながら、卒業前後の色々な出来事や、MBA生活への思いをまとめようと思います。

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いよいよクライマックス

2008年05月12日 | Columbia, MBA
昨晩、(プレ)卒業旅行のマイアミから帰還。東京の夏を思い出すような蒸し暑い気候の中、ゴルフにビーチにプール&ひたすらクラビングの3泊4日。2年前の入学前オリエンテーションの時の「一体こいつらとどんな日々が待っているんだ?」と興奮と不安が入り混じっていたあの感情が懐かしい。ビーチではしゃぎ、プールに突き落とし合って、軽くちょっかい出し合いながらゴルフコースを回り、テキーラショットを繰り返し、クラブで踊り明かす。勉強と遊びのメリハリの能力が極めて高い仲間と、最後の最後までこうして心の底から楽しめる関係を気づけたのが一番のMBAの収穫かもしれない。

今日から5日間は、Dis-Orientation Week。セントラルパークピクニック、ブロードウェイ鑑賞、メッツ(残念!)観戦、遊園地、ビアガーデン、クラブ貸切等、卒業前の感情的盛り上がりとNY Advantageの両方をフルに生かしたイベントが数々。その後、土曜にクラスで家族も含めた前夜祭ディナーの後、日曜に卒業式。

いよいよ、ほんとにクライマックスです。

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最後のペーパー

2008年05月04日 | Columbia, MBA
最近は、昼は残りのペーパーを仕上げ、夜は送別を兼ねて、日本人の友人に会う日々。一旦卒業旅行に入ってしまうと、日々学校関連のイベントが入っていたり、日本から家族が来たりで、学校色満載になっていくので、その前に、こっちで仕事をしている頃からお世話になった、日本人の先輩後輩や、同僚、友人と会っている。

ペーパーはあと一つとなった。Venturingのクラスでレストラン起業に関するグループペーパーを進めていて、明日は、日本でも同名のレストランをオープンして話題の、Union Square Caféのオーナーにヒアリングをする。このペーパーを出せば、MBAでの全ての課題が終了。

1年前は、ジャパントリップの準備や疲れが多少尾を引いたこともあり色々なことがビハインドな中で、全科目でFinal Examがあってひーひー言っていたが、今年は全科目がFinal Paperなので、ああいう辛い追い詰められ感はない。それに、このペーパーも含め、2年目の授業は選択科目で自ら履修しているので、気の持ちようも微妙に違う。

1年前ネタついでに、丁度1年前、GWを利用して遊びに来ていた友人たちとヤンキース・マリナーズを観戦。毎年、GWの日本人顧客を狙ってこの週末にマリナーズ戦が開催されるのだが、去年観戦した際に、7回が終了した時点で、当時引退していたクレメンスが突如スクリーンに大写しになり、ヤンキースでの現役復帰を発表し、観客を大いに熱狂させた。そんな彼も、その後は例のステロイド疑惑に2件の不倫疑惑のトリプルパンチに見舞われ、ここ1年で球界を代表するヒーローの面影はすっかりなくなってしまった。1年もあれば、人生、随分変わってしまうものです。

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The Taking of Pelham 1 2 3

2008年05月03日 | New York Life
「NYで思い残すことがないように」というのが最近の一つのテーマだが、今まで行きたくても一度も行ったことがなかったTribeca Movie festivalに行って、Football Under Coverを見てきた。ドイツの女子サッカーチームが、対外試合を禁止されているイランに乗り込み、肌も完全カバーで現地の慣習に則り、様々な弊害を乗り越えて試合を実現させるというドキュメンタリー。イラン系アメリカ人のLeilaが、クラスター向けに、本作鑑賞&イラン料理堪能をセットにした、面白い企画を実現してくれたもの。

これでMovie熱に火がついたのだが、いまいち面白そうなが映画が上映されていない。一方で、ニュースを見たり街を歩いていると、NYを舞台にした期待の映画が複数撮影されている模様。

その一つが、The Taking of Pelham 1 2 3。74年公開の同名映画のリメイク。NYの地下鉄を舞台に、4人組のハイジャック犯と地下鉄公安責任者との間の行き詰まる駆け引きを描くサスペンス。邦題はひねりも全くない「サブウェイパニック」。大学時代にバイトをしていたレンタルビデオ屋で無料で借りられたので、何度も見た映画。フレンチコネクションも撮った撮影担当者のNYの街や地下鉄の映し方、Usual Suspects並みの鳥肌の立つエンディング等、見所いっぱいの名作。

これが、地下鉄公安担当はDenzel Washington、ハイジャックの主犯がJohn Travoltaでリメイク中。名作がどう蘇るのか今から楽しみ。それ以外にも、Julia Roberts主演のスリラー、”Duplicity”もアッパーウェストでも撮影されている。いずれも2009年公開なのがどうにも残念だが、日本にもいずれ上陸するでしょう。

「悔いなしプロジェクト」の続きで、今晩はNYで最もお気に入りのホテルバーに行く予定。

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Fantasy絶好調

2008年05月01日 | Yankees
去年悪夢の9連敗で幕を開けたFantasy Baseballだが、今期は絶好調。リーグでただ1人、破竹の4連勝だ。今週も木曜時点で大量リード中。Injury Riskを採ってドラフト下位指名した、Kerry WoodとBrandon Lyonの2選手が、各々Cubs, D-BacksというCompetitiveなチームでクローザーの地位を確立した事も大きいが、何といっても今のところ全く怪我人が出ていないことが大きい。

Fantasyでの怪我人は、経営で言えば社員の転職・退職・病気に相当する。そんな時、自前で代わりの人材が補充できるくらいの厚みのある人材が育成されていれば、内部からの格上げで対応できる(FantasyではReserve選手をActiveにする)、それが無理でも、外部から伸び盛りの人材をすぐに確保できるよう、常にアップデートされた情報を持つ人事部や人材エージェントとの繋がりがあるか(Fantasyでは、Free Agentマーケットの定期的な情報整理)が、怪我のダウンサイドを最小にとどめるキーとなる。

Fantasyで更に面白いのは、Trade。単純に2つのチームで課題を補完し合うトレードもあるが、相手の弱みに付け込むタイプのトレードも。例えば、昨日Tulowitzkiというコロラドのショートが大怪我をしたのだが、自分のチームはJeterをトレードで獲得した後、Furcalという今期絶好調のショートを持て余している。すると、Tulowitzkiを失ったEricの弱みにつけこんで、Furcalをオファーして、代わりに彼の保有するトップクラスのピッチャーや外野手を獲りに行く なんて若干嫌らしい戦術もあり。実際のビジネスで、例えばライバル企業の財務部長が突然退職した際に、「うちは財務にいい人材揃っていて1人譲りますので、そちらの若手スーパー営業マンを3人よこしてください」なんて現実味薄いが、Fantasyも色々なことを勝手に想像しながらだと、また楽しい。

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