『第1回　すうぷそわれ　神楽坂』の模様と、レシピご紹介

2008-01-20 | soupe soiree...すうぷそわれ

2008年1月19日、「すうぷそわれ」開催。
おかげさまで、第一回が無事終了しました！

神楽坂、『La Cabane』にて。
その夜放映の『アド街ック天国』の映像では、その店内がallグルメに口うるさそうな西洋人でしたが、
現実その日の昼間は、all美しい、上品で魅力的な女性のひしめき合う空間だったんですよ

総勢11人で、美味しいひとときを過ごすことができました。

お集まりくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。
お楽しみいただけましたら、うれしいです

その日は、年初のめまぐるしい行事をくぐり抜けてきた皆様のけなげな体をいたわる、「女性に優しいメニュー」にしました。

◆Welcome Drink：
薔薇のお茶。薔薇の真っ赤な花びらだけで淹れました。ほんのり甘い香りのする紅い色のお茶です。
薔薇の効用には、
・心身のストレスを和らげ、リラックスさせる
・女性ホルモンの1つ、エストロゲンの分泌を促す
・肌の活性化による美肌効果
・消化器官の活性化
などがあります。

お茶うけには、オーガニックのドライフルーツ。ポリフェノールたっぷりのレーズンを。
指先で優雅につまみながら、早速お料理に取り掛かってくださる皆さん。

◆すうぷ、その１『豚肉とサトイモのスープ』。大豆おこわと共に。：
長尾智子さん「スープブック」記載のレシピを参考にしました。下記は、4人分の分量に直してあります。おうちでもお試しください

●サトイモ（16個）
ごろんとした形がかわいいですが、切ってもOK。会では一口台にしました。むいた後、塩でぬめりを取り、水気をふき取っておきます。
●豚ヒレ肉、豚ロース肉、豚肩ロース肉（total・300g。半分をロース肉にすると味に深みが出ます）
大きめの一口台に切ります。
●たれ
生姜のすりおろし、大匙1/2
豆板醤、大匙1強
米酢、大匙2
ごま油、大匙2
しょうゆ、大匙2
●万能ねぎ1束、香菜3株　←お好みで

①鍋に豚肉を入れ、約1.5㍑の水を注ぎ入れ、中火にかける。
②ふつふつとしてきたら、少し火を弱めてあくを丁寧にすくい、ふたをして弱火で1時間ほど煮込む。
③たれを作る。よく混ぜ合わせる。万能ねぎ、香菜は細かく刻む。
④豚肉がやわらかく煮えたらサトイモを入れ、あくをすくって塩を少々振り、ふたをしてさらに20分（丸ごとサイズなら30分）ほど煮込む。
⑤サトイモに竹串がすっと通ったら出来上がり。香菜と万能ねぎをあわせて皿に盛り、たれと一緒に添える。

～～サトイモはカロリーが低く、ダイエット向き。ぬめりの正体は、「ガラクタン」「ムチン」という食物繊維の一種。ガラクタンには、脳細胞の活性化、免疫力を高めてがんを予防する効果など、ムチンには、消化力の強化や便秘の改善効果などがあると言われています。
～～豚肉の持つ素晴らしい効能は、こちらをご参照ください。

◆烏龍茶風味の大豆おこわ：
この一品に、
上記スープの具・スープ・香菜と万能ねぎ・たれ
を様々に組み合わせてかけて食べると、最高に美味しい！！！会で使用した材料を、4人分の分量で書きます。土鍋で作ると雰囲気が出るしおいしいですが、炊飯器でも簡単に作れます。

●もち米1カップ、赤い発芽玄米1カップ
あわせてとぎ、十分に吸水させます。（←半日させました）
●大豆の水煮缶、1個
水を切る。
●濃い目に淹れた烏龍茶、500ml

・炊飯器）米→大豆→烏龍茶を注ぐ→セット。
・土鍋）米→大豆→烏龍茶を注ぐ→ふたをして中火にかける。→沸騰したら弱火、10～12分してパチパチと音がしてきたら（中身見て確認OK）強火にして20秒ほど置いて水気を飛ばし、火を止める→ざっと混ぜてからふたをし、10分蒸らす。

～～ダイエットしたい夜食には、こちらは摂らない方がいいけれど。組み合わせが美味しいんですよね・・・まったくもって

◆すうぷ、その２『コラーゲンたっぷり鶏のスープ』：
簡単コラーゲン食の王道、ですね。いくらでも自己流にアレンジが可能です。
ポイントは大胆に大量に手羽先を使うこと、
一緒にビタミンCを含む野菜を摂ること（コラーゲンが生成されるため）、
生姜類を入れて、体を芯からあっため、その熱を逃がさないようにすることです。

●鳥の手羽先、20個（←いくらでも増やしてください）
●にんにく2片をスライスまたはみじん切り（←すうぷにしてしまうと匂いが残りませんが、お通じを活性化します。入れすぎ注意）
●生姜、大1をスライスまたはみじん切り
●白ねぎ、10cm～1本（←好きなだけ、好きな大きさに）
●紹興酒
●白ゴマ、くこの実、ごま油、塩、胡椒、しょうゆ

①沸騰したお湯に手羽先を1～2分入れて、臭みを取る。お湯はすぐに全部捨てる。
②鍋の手羽先がひたひたに浸かる程度、新たに「水」を入れ、にんにく、生姜、白ねぎ、紹興酒を入れる。
③沸騰させた後は弱火でことこと、あくを取りながら煮込む。長い時間弱火で煮込み続けるほど、コラーゲンの抽出度が高くなります。
④白ゴマ～しょうゆで味を調え、出来上がり。最後にさっと茹でた小松菜（ビタミンCが豊富）を加えてもOK。

～～ご承知の通り、鶏コラーゲンのすうぷを持つ料理屋は、ずっとずっと鶏を煮続け、煮詰め、新しい鶏を足しながら、どんどん濃度の高いスープを守り続けています。弱火で丁寧に、じっくり鶏のコラーゲンを溶かし出すことがポイントです。

◆デザート　【梅の花】の『とうふチーズケーキ』：
おとうふの、イソフラボン、トリプトファンに始まる凄い効果については、言わずもがなですが、それが美味しくケーキで食べられる。
一度食べてはまり、忘れられず、今回お店にお願いして人数分を取り寄せていただきました。
（『la Cabane』はチーズバーですが、このケーキは扱っていません

）
濃い紅茶と共に、美味しく頂きました。
それにしても皆さん、「別腹」！☆

このあたりで時間が迫り、皆様てきぱきと片付けにかかって下さいました。
2種類のすうぷをつくるにあたって、面倒なお仕事を進んで引き受けてくださり、しかも丁寧にこなされ、さらに楽しそうにどんどんやり遂げる皆様のお姿が、とても印象的でした。
「誰がどうやって作っているか、目の前で見てる美味しいものを、こうして食べられるなんて、幸せだなあ。。ほっこりあったまって、帰りたくない・・・」
と、帽子デザイナーYONEDA MAKI氏が、溜め息漏らしながらおさじを動かしてましたが、見ていたその相手、それが美しくって明るい女性たちなら、もちろんそう感じる度合いも、かなりのものです。
わたしもまったく同感です

しかも。いらした方たちの背景様々に、あちこちであがる感嘆の声。
皆さん、ただの美女じゃない・・・。
魅力って、いろんな相乗効果なのね。

育児中でお仕事休まれている弁護士さん（美味しい栗羊羹のお土産、ありがとうございました！）、
締め切りをパワーでやっつけてきて下さったWEBデザイナーさん、
一時帰国・ドイツ在住の絵描きさん、
パリコレ経験・帽子デザイナーさん、
大学院博士課程の元気な女の子（ご持参のお皿がものすごく印象的）、
OL部門では、
外資系企業秘書さん、
化粧品会社ベテラン美女の各位（美肌一族実写版みたいです！）中、ほんとの美人姉妹もご来場、
いろいろ準備からお手伝い下さった商社秘書さん。

こんなメンバーの皆様でした。
初対面なのに、この感じ良い打ち解け方。
そろってやわらかく人当たりが良く、茶目っ気もたっぷり。
その対人能力の高さ、学びたい、と影から見守っていました。

ふだんの暮らしではなかなか会えないようなタイプの方たちに、こうして出会えるのかーーと驚き、
また普段頼もしく思っていた女性のさらなる底力の発見に、愛・倍増。
いろんな興味深いお話が、とても新鮮でうれしかったです。
さらに、それぞれの魅力がそれぞれの箇所で炸裂。
いろんな人のいろんな部分を、お手本として見習いたい！と思う活力になりました。

次回に活かさねば、と思う反省点もありました。
それを踏まえつつ、また季節をみて開催したいと思います。

さて、いらした方には、「3ヵ月後を目安に」と申し上げましたが、
次回は、「夏ばて対策」をテーマに、初夏の開催が楽しそう！