あきばこのはね

読んだ本、その周辺

ねえムーミン

2012年02月12日 | 本箱

かつては娘の、そして今は息子のお気に入りの、ムーミンの絵本。
(最後のミイの一言が秀逸!)

トーべ・ヤンソンは好きな作家で、ムーミンシリーズはもちろん、
「彫刻家の娘」という自伝的小説もとても面白いです。




ねえムーミン、こっちむいて♪もじもじし~な~い~で~♪の
ムーミンアニメは、ムーミンの原作とはかなり違うものだけど
あれはあれで好きだったな。
当時、ああいう淡くてやさしい色合いのアニメって少なかった気がする。

昔はこのアニメの方がメジャーだったんだけど、
今や北欧ブームもあって、原作の方が圧倒的に有名みたい。
時代の流れですね^^;
ちなみに“ねえムーミン”の歌、作詞は井上ひさし氏だって!
知りませんでした・・



ムーミンビスケットのミイ↓

いじわるばあさんみたい??


冬小物あれこれ

2012年02月01日 | 宝箱
年々寒がりになっている気がする。
ナマ足→ハイソックス→ストッキング→タイツ→タイツ+レッグウォーマー、と
身につけるものもどんどん増える。
最近では3つの首、を冷えから守るべく
マフラー(首)、手袋(手首)、レッグウォーマー(足首)はかかせない。

それにしてもここ数週間の冷え込みと言ったら!
特に朝の出勤時は、これでもかと着込んで、体全体をすくめて歩く。
北国の人から見たら、多分相当な“ヘタレ”である(苦笑)。




冬物セールもひと段落したけど、
今年は防寒グッズばかり購入していた^^;

役立ったのは、大判のストール。
肩も冷えないし、いいものだ。
仕事の休憩時間に膝かけにして熱いお茶などのんでいると、
しばし家にいるような気分でリラックスできる(給料ドロボー?笑)

今日から2月。立春に向かう頃。
それでも、朝の日射しは日に日に力を増してきている。

 ストールはなかなかいいね


おべんとういろいろ

2011年11月24日 | お弁当箱
すごくあたたかい日が続いていたけれど、
ようやく空気がぴりっとしてきた。
街路樹の紅葉はまだまだ。
いつまでたっても冬の匂いがしないので、
なんだか調子が狂うのです。
マフラーやみみあてを、出すタイミングがつかめません^^;




秋はとにかく行事が多くて、何度かお弁当をつくる機会がありました。
毎回変わり映えしないのですが^^;
一応記録として載せてみたいと思います。
まずこれは娘の、秋の遠足のお弁当。



からあげ
アスパラガスの胡麻あえ
タコウインナーとうずら卵
マカロニサラダ
にんじん、枝豆
プチトマト
パイナップル(別容器)


前回に引き続き唐揚げ。
普段 私が家で唐揚げを作らないからか、
娘のリクエストはいつも唐揚げなのです^^;




これは息子の遠足の時のもの。

おにぎり(そぼろ、塩)
野菜の肉巻き
ブロッコリー
ナゲット、チーズ、にんじんのピック
プチトマト


息子は前回リクエストを聞いてあげられなかったので、
今回ようやく念願(笑)をかなえてあげることができました。




最後はコレ、娘の“ヤキトリ弁当”笑
なぜ、焼き鳥を食べたいと言い出したのか謎ですが
とりあえずそれらしきものを作ってみました~



焼き鳥
うずら、きゅうり、カニカマのピック
スナップえんどう塩茹で
プチトマト
マカロニサラダ


先生にまで、明日はヤキトリを持ってくよ~。と
宣言していた娘、大満足だったようです。

個人的には、焼き鳥はお店で食べた方が断然おいしいと思いますが
モチロンお酒と一緒に!笑
ま、そういう類のたのしみは大きくなってからのおたのしみ、ということで・・


さて、もうすぐ12月。
またまた行事が目白押しになる前に、
今のうちに粗食で胃を休めておきたいと思います^^

鷺と雪

2011年11月05日 | 本箱
父方の祖母が亡くなったので、葬儀に出るため帰省していた。

93歳。
つい数ヶ月前に母方の祖母が亡くなったのに続いてだった。
こういうことって、続くものだ。

 幼いころは、毎週末行っていた“おばあちゃんち”


祖父の葬儀では一切涙を見せなかった父が、
今回の葬儀では喪主挨拶の時に声をつまらせた。
父もトシをとったんだなあ。

でも、それだけじゃない気もする。
母方の祖母のときにも感じた、“かまどの火が消えた”ような心細さ。
出棺の前にロビーで待っていたら、
母が冗談めかして“これでおとうさんもおかあさんも完全なみなしごになったわ。”と
言ったので、わたしは そんな、60過ぎてみなしごもないでしょ、と返してはみたけれど
心の中では“おかあさん”という存在がいなくなったとき
年齢の関係なく誰もがその心細さを感じるものなのかもしれないとも思った。


 これはなんと、トイレの床。レトロ~


さて、帰りの新幹線のなかでは
あらかじめ読もうと思って買ってあった文庫本を広げた。
北村薫『鷺と雪』。
北村薫氏の作品は『円紫さんと私』シリーズからずっと読んでいる。
直木賞を受賞した作品だとは知らなかった^^;
昭和初期を舞台に、上流階級のお嬢様と
そのお付きの女性運転手が様々な謎を解く物語。

そのなかで、主人公である件のお嬢様、英子さんが語る
わたしが子供の頃だから、大正の末あたりと思ったが・・
というくだりを読んで、あれと思った。
物語は昭和11年、226事件を最後に幕を下ろす、
そのとき英子さんは17、8歳くらいか。
たしか祖母は93歳だった。
大正7年生まれ。
とすると、偶然にも英子さんと祖母は同い年ということになる。

そう思ったら、今までファンタジーのような感覚で読んでいた
その時代の物語が急に現実味を持ちだした。
もちろんウチの祖母は英子さんみたいな
上流階級のお嬢様ではなかったけれど(笑)、
それにしてもこの作品に描かれる時代の波のなかで
現実に生きていた人なのだ。



ああ、祖母が元気なうちに
もっともっと話をしておくんだったなあ。
晩年の祖母はウトウトしていることが多くて
あまり長い話は出来なかった。
お年寄りをなくすというのは
時代の物語をひとつ失うということなのだ。

真っ暗になった新幹線の窓を眺めながら、
そんな風に思ったのだった。




黒猫ハロウィン^^

2011年10月30日 | 香箱
この時期 急に注目を浴びる黒猫の写真を撮ってみました。




相変わらず毛並みツルツル~~




あっ でも近づいてみたら目ヤニがついてる…

 ウルサイ



☆♪☆○o。.☆彡♪☆





クリスピークリームでハロウィン限定のドーナツを買ってみた。
シーズンもののドーナツのかわいさは、やっぱりぴかいちですね☆



甘ーいドーナツに熱いコーヒーを淹れて。
この中では、“パンプキンチョコトリート”が
個人的には一番オススメでした^^



親子遠足のお弁当 2011

2011年10月10日 | お弁当箱



今年も恒例の親子遠足が、ようやく終わりました。
今年も親子遠足委員会だったわたしも、
ようやく肩の荷が下り、ほっと一息。
仕事の詰まった時期と、この委員会が重なったので
今回はそうとうきつきつでした。
根本的に、私の時間管理の方法に問題があるのかも…汗汗
と、思わされるここ数日でした^^;

さて今回、娘のリクエストはくまちゃんということで、
おかずの方はリラックマちゃんでまとめてみました。



唐揚げ
ウインナー
うずら卵醤油煮
ブロッコリー塩茹で
枝豆塩茹で
にんじんグラッセ
プチトマト
ぶどう(別容器)


私の母は冷凍食品やウインナーを好まなかったので、
しかも中学校のころは毎日お弁当だったこともあって
母が作るお弁当はそれはそれは地味~~なものでしたが
子供たちは年に数回のお弁当なので、
普段は買わないキャラ弁おかずをまんまと入れてしまうわたしです。
普段作り慣れていないので、頑張っても
毎回変わり映えしないのですが…苦笑




こっちは息子のお弁当。
でも、残念なことに息子は発熱でお休み、
お家でパパといっしょに食べました。
遠足の方は私と娘で参加。
(息子がぐずって、家を出るのに一苦労でした)

なんと息子は、去年も一昨年も
熱をだして親子遠足に参加できなかったのです。
季節の変わり目で 体調を崩しやすい時期なのでしょうが、
ここまでくると、お気の毒を通り越して むしろ感心・・^^;

来年は参加できるといいなぁ。

 そうだね







こどもと鉄道

2011年09月25日 | 本箱


鉄道に惹かれるのは、乗れば自分の知らない場所に行かれるから。
じっくり途中の風景を見られるから。
駅や、その内部のシステムについては
マニアでもなければ知らないことが多くて、なんとなく謎めいているから。

わたしは電車通勤で、ことさらにそれを好きだと思ったことはないけど
あの電車が揺れるリズムは気持ちが良いものだ。
本当はいけないことだけど、
子供のころは連結部分の鉄板(?)に乗るのも好きだった。




こんなことを思い出したのは、最近この本を読んだから。


池澤夏樹『キップをなくして』

この本を読んでいると、初めて一人で電車に乗ったときの
どきどきする感じ、心細さ、子供の目線から見える駅の広さなんかが
記憶の底からわーっと浮かんでくる。
読みはじめるとあっという間に子供に戻って、
目の前に大きな鉄道が姿を現す。

前半の灰色のトーンから後半のみずみずしい色彩の対比が面白い。
物語が進んでいく、電車がぐんぐんスピードを上げるみたいに。



物語の中で“死”が大きく取り上げられるところは
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』や梨木果歩『西の魔女が死んだ』を思い起こさせる。
はじめて直面する、恐ろしくて得体のしれないもの。
子供たちは息をのんで、それと対峙する。

ところで、池澤夏樹の描くこどもたちはすがすがしい。
この物語に出てくるこどもたちも、『南の島のティオ』に出てくるこどもたちも。
わたしの子供たちも、こんな風にのびのびと育ってくれたらいいなあ。

 

それから、個人的なことだけど
主人公のイタルくんはわたしと同年代(年がばれる・笑)。

もしもなれるものなら、私も“駅の子”になってみたかった。






夏の名残

2011年09月12日 | 食卓


今日は仲秋の名月というのに
日が暮れても空気がむうっと熱い。

涼やかな虫の音のかわりに
遅れて出た蝉の声が降るような、残暑の一日。



今年の夏はよくすいかを食べた。
夫がすいか嫌いなので
結婚してから子供が小さいうちは、
あまり食べる機会がなかった。
幸い子供たちはすいかが大好きで、
ちょっと大きめのカットを買っても
もてあますことはなくなった。
でも、匂いもいやだというので
夫のいない日中に食べている^^;


それから、この夏 我が家の食卓の定番となったのは
もずくと島豆腐のお味噌汁。



↑この日の夕飯はそのお味噌汁と、チキンソテー・トマトと大葉のソース、
長芋とオクラの海苔和え。
季節の野菜を食べると、体の中から元気が湧いてくるみたい。

来月に健康診断を控えて
最近 和食中心の夕食続きだからか、
先週末は夫のリクエストによりピザを食べに行ってしまった・・

ま、たまにはいいか。






涙のお茶

2011年09月07日 | 本箱
子供はよく涙を流す。

甘えん坊の息子なんか、
保育園ではほとんど泣かないらしいけど
家では1日に3回は必ず泣くし。
娘だって、まだまだちょっとしたことでも
なみだをこぼす。





泣くのをがまんすると、
心がかたまっていく。

泣くと、涙といっしょに心の角質がぽろぽろとれていく。

だから子供の心はやわらかいのかな。


「ふくろうくん」という絵本のなかに
「涙のお茶」というお話があります。

「さあ、今日はぼく、涙でお茶を淹れようっと。」

そういって、心ゆくまで泣いた後の ふくろうくんのすがすがしそうなこと。





すがすがしいと言えば、先日、こんなことがあった。

明け方、亡くなった祖母が夢に出てきたのだ。
何を話していたか なかみは全く覚えていないけれど、
元気なころマシンガントークばりばりの(笑)大阪のオバチャンだった祖母は、
夢の中でにこにことたくさん話をしていた。それはそれは楽しそうに。

亡くなった人が夢に出てくるのは
なにかを伝えたいからだと言うけれど、
お盆に帰省した時にお見舞いに行くつもりだったのに間に合わなくて、
もっと話をしておけばよかったと 葬儀の時に心残りの涙を流した私を、
おばあちゃんはみていてくれたのかなあ。

とても幸せな夢だった。
わたしの心も、ひさしぶりに(笑)やわらかさを取り戻した。

ありがとう、おばあちゃん。





二百十日

2011年09月01日 | 本箱




-こんな日によく来たな。
-二百十日ですか。


梨木果歩 「家守奇譚」より


9月の初日は台風の襲来からはじまった。
そう言えばきょうは二百十日だった。
外に出ると風向きが定まらないむちゃくちゃな吹き方で
強い風が吹いている。

娘は週明けからものもらいになって 最後のプールを休んだ。
ちょうど前歯が抜けたところなので、さらに右目を腫らした顔は
ジャイアンにボコボコにされたのび太くんよろしく、
なんだか気の毒なことになっている^^;

夏の疲れが出るころ、でも秋は行事も目白押しだ。
お泊まり保育、親子遠足、運動会・・
栄養のあるものをたくさん食べて、
良く寝て、体調を整えたい。



ちなみに私は10月頭に健康診断があるので、
9月は粗食月間です・笑