Le CieL BLeu

もしも、また、会えるなら。
聞きたいことがたくさんある。
伝えたいこともいっぱいある。

分解

2009-09-27 | 砂時計
かつて犯した罪に苛まれながらも。
自らの手で壊してしまった幸せを思ってみても。

いつかは終わりがくることを知っていたのに。
なぜ、知らないふりをしてしまったのだろう。

あの場所から一歩踏み出す勇気も持てずに。
崩れ落ちてゆく様をただ呆然と見ていただけなのに。

朽ちてゆく時間と傷みゆく思い出はまだここにあって。
絡み付いてくる糸は今も解けないままでも。

結局のところ、古傷を舐めて確認しているのは。
過去に縋りつくことでこの不安を拭い去りたいだけ。
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局面

2009-09-26 | 砂時計
ふとした瞬間に込み上げてくるあの後悔は。
今もなお閉ざされた世界の中で燻っている。

何もかもが当たり前だと思い込んでいて。
目の前のものですら何も見えていなかった。

忘れられない気持ちはまだあの頃のままでも。
たとえどんなに悔やんでももう戻れない。

まるで子供のようにはしゃいだあの日々は。
どんなに消したくても消せないとしても。

あれから多くの季節が僕のもとを過ぎ去って。
いつかはこの痛みも忘れられるはずだった。

この先たとえどこにたどり着いたとしても。
簡単には断ち切れない痛みはまだ抱えたまま。
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滑落

2009-09-25 | 砂時計
どこへ辿り着くかも分からないまま。
するすると重力に逆らいながら落ちていた。

過去の嫌な記憶がフラッシュバックしても。
自分の意志すら他人に伝えられないなら。

待っていても奇跡など起こるはずもなく。
消すことのできない傷は今も鮮やかに残ったまま。

争いのない日々など理想ばかり掲げたとしても。
立ち上がるのは他でもない自分自身だから。

未来を憂うことで自己満足に浸っているだけでは。
戦うことすらできずに負けて終わるのだろう。
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詮無

2009-09-23 | 徒然
悩み続けても答えなんて見つからないなら。
しばらく何も考えずに少し休んだほうがいい。

周囲に気を取られて何もできずにいても。
誰も助けてくれないし、ただ流されるだけ。

誰かのためにではなく、自ら選ぶことで。
奥底に隠していた痛みにも耐えられる。

希望的観測ほど当てにならないものはない。
都合のいい解釈をするのはもう止めてしまえば。

今はその先に待っているものがなくても。
いつか、何か見つかるはず。そう信じていたい。
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基点

2009-09-22 | 徒然
底にこびり付いて簡単には剥がせないような。
無意識のうちに増幅していく澱のようなもの。

誰かに助けを求めるほどのことでもないと。
いつでも振り切れると高をを括っていたら。

蓄積された痛みは次第に感覚を麻痺させて。
気付いた時にはもう手遅れになっていた。

少し手をのばせば違う世界が見えるのに。
それを拒んでしまう傷つきたくない臆病な心。

自分にとってどう動くことが得なのか。
そんなことしか考えられない自分が嫌になる。

自分から掴もうとしなければ手に入らないのに。
誰かから与えられるのをただ待っているだけ。

変わらないものを守り続けるのも悪くないけど。
偶然に頼ってばかりいては何も変えられない。
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陥没

2009-09-20 | 砂時計
どんなに嫌なことがあったとしても。
感情的になったほうが負けだから。

理性を失って感情を暴走させる姿は醜い。
自分さえもコントロールできなくなるのは嫌だ。

止まらない衝動に体を委ねても。
後悔するのは目に見えているはずなのに。

何もしないまま終われるはずもない。
頭では理解できたとしても心は納得しない。

下手な小細工なんかせずまっすぐぶつかって。
どうせならやるだけやって後悔すればいい。
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空荷

2009-09-17 | 徒然
未来は一つしかないと思っていたけど。
少し違う選択をするだけでこんなにも変化が訪れる。

大きな分岐点には到底思えないような箇所でも。
時が経ち振り返ることで、その意味に気付くこともある。

これまでに全ての出会った人と出来事がたくさんあって。
それが今の自分を作り上げている基礎だからこそ。

嫌なことは全てなかったことにしたとしても。
自分自身を否定することになるだけ。

些細な出来事を一つ一つ大切にできたなら。
振り返っても後悔しない未来へと繋がってゆくはず。
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卑近

2009-09-15 | 徒然
今という瞬間が永遠に続くことはない。
こうしている間にも少しずつ変化している。

それは意識していても気付かないほどで。
今いる場所から離れなければ気付くことはない。

くだらない大人が決めたルールやしがらみに囚われて。
自分を見失うこともあるかもしれないけど。

人は限られた時間の中で生きているから。
誰も同じ場所に留まり続けることはできない。

別れがあるからこそ、また新たな出会いがある。
それぞれの人生があるから、ずっと一緒にいられない。

今しかできないことを精一杯やろう。
言うだけなら簡単に言えるかもしれないけど。

自分が発した言葉に責任を持つことは。
誰にでもできるほど簡単なことではない。
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無闇

2009-09-11 | 徒然
誰かに操られているように感じるほど。
勝手に進んでいく展開に追いつけずにいた。

浅い経験は無駄に足を引っ張るから。
期待は重荷以外の何ものでもなくて。

限界はまだ見ぬ場所にあると言うけれど。
自分の能力などたかが知れている。

無意味に張り合って押し潰されそうになっても。
くだらない言い訳は飲み込んでじっと耐えてきた。

それでも誤魔化すだけの毎日はつまらなくて。
いいことがないと嘆きこぼすばかりで。

あれもほしい。これもほしいと。
ないものねだりを繰り返してみても。

欲しいものはいつまでたっても手に入らない。
ここにあるのは取り残された虚しさだけ。
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誤謬

2009-09-10 | 砂時計
絶えることのない悲しみは繰り返されて。
幾度となく深い闇に落とし込まれたとしても。

懐かしくも温かい記憶は優しい余韻を残すから。
慈しみ包み込まれているような気分になる。

自分の世界の中に閉じ籠ることだけが。
身を守る手段だと勘違いしていたけど。

たとえ少しの可能性でも信じて立ち上がれば。
どのような形であれ道はできてゆくから。

自分だけが辛いわけではないと気付いた瞬間。
冷たい白黒の世界が鮮やかに色づきはじめた。

普段は目に入らないものもたくさんあるけれど。
どんな時も周囲に気を配る余裕を持ちたいと思う。
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無様

2009-09-08 | 砂時計
鮮やかに甦り始めた思い出をそっと隠して。
何気ないふりをしていればきっと誰にも気付かれない。

楽な道へ進んでもまた同じ過ちを繰り返すだけ。
もう戻れない。二度と戻ることはできない。

差し伸べられた手を必死で掴もうとする弱い心と。
しがみついた過去から逃れられない自分が重なっても。

薙ぎ倒された思いは今もまだここにあるけれど。
じっとここで踏み留まれば誰も傷つくこともない。

あの時感じた後悔はもう繰り返す必要などない。
幸福だったあの記憶さえあればまたすぐに歩き出せる。
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