usowagon

社会学的に考察します。暫定オープン。

Su acquistare ~ウソワゴ購入まで~④

2004-07-07 | nuovo arrivo シンガオ
そして、雪国から横浜へ

 12月中旬、実は横浜に行く予定がありました。マイレージが貯まったので、ちょっとプロレスでも見に行こうかとなったわけです。なぜ、プロレスかは突っ込まないように。

 この偶然の機会を有効に活用しなければなりませんが、今は本当に便利な時代です。全国の中古車がネットであっという間に検索できます。

 一番、使い勝手が良かったのは、「isize カーセンサー」。スポワゴは全国的にも中古の台数が余り多くないようですが、東京、神奈川に集中しています。検索の結果、横浜と川崎の2つの中古車販売店に行くことにしました。

 まずは、横浜の中古車販売店へ。正規ディーラーも経営している会社です。車はファンタジアブルーのワンオーナー車。前オーナーは急な海外転勤で泣く泣く手放したとかで、走行距離も2800キロとごくわずか。僕のために慣らし運転をやってくれていた様なものです。

 会社も信頼できそうですし、好印象。色は好みと違うのですが、見ているうちに、これまた「美しい」と感じるように。

 一緒に行った相方は、
「この人、ホンキで買う気なのかしら?」
「何で、わざわざ横浜まで来て中古車を見なければならないんだろう?」
「ラーメン博物館で佐野さんのラーメンを食べたい!」
などと思っていたでしょうが、試乗を終えた頃にはやはり毒に冒され、「買っちゃえば」などと言う始末。

 商談の機会はこの時しかないため、値引きやら、おまけやらを直球勝負でおねだりしました。

「色が気にくわない。もっと濃い方がいい!」
「それだけの値段出すんだったら、新車の方がいい!」
「もう1軒、川崎の販売店に行こうと思っている!」
「スキーに行くのでルーフレールが必要だ!」

 本心は、
「なんて綺麗な色なんだ・・・」
「新車なんて高くて買えない(;.;) 」
「ここの店は、もう1軒よりも信頼できそうなので、決めちゃおう」
「ルーフレールはない方が、美しいじゃん」

 はっきり言って、ただのいちゃもんです。嫌な客だったろうなあ。
 ちょっと強引だったかなと若干の反省もしていますが、それでもお店の方々は、最後まで暖かく接してくれ、良い条件を引き出すことができ、とても気持ちよく契約してしまいました。

(アポを入れていた川崎の店には丁重にキャンセルの連絡をしました)

 雪国に戻ってからは、デジカメで撮ってきた車の写真を眺めたり、いただいたスポーツワゴンのカタログを毎晩読んだりして到着を待ちました。

 到着したのは、12/28。年末ぎりぎりで間に合いました。ところが、この日は、仕事納めの忘年会。相当、酔っぱらってしまい、正式なご対面は翌日となるのですが、厳格に執り行われるべき初乗りの儀式に、二日酔い状態でハンドルを握ってしまいました。

「この具合の悪さは、蛇の毒がとうとう全身に回ったせいに違いない。さすがはアルファロメオ!」

いいえ、ただの飲み過ぎです。

(2002.1.8)

Su acquistare ~ウソワゴ購入まで~③

2004-07-05 | nuovo arrivo シンガオ
毒のある車

 家の近くのイタメシ屋は、店の前にALFA164をディスプレイとして飾っています。ALFAは、正直、GTVとスパイダーぐらいしか知りませんでした。家の近くにシルバーの156に乗っている人がいましたが、「綺麗なラインだけど、変わった顔立ちだな」と思った程度です。

 イタメシ屋で頼んだペペロンチーノに、タバスコの定番の赤いボトルに加え、グリーンのボトルのハラぺーニョと、ガーリック風味、それに超辛のハバネロソースをかけながら、そんなタバスコ4兄弟の刺激も気にならないほど、店頭の164が気になってしまい、家に帰って早速ネットでALFAの販売車種を調べてみました。そこで出会ったウソワゴ。

「え、これがワゴン???!!!」

 とても、ワゴンとは言えない積載性のなさ。ウーファーを乗せて、横幅を狭くして使い勝手を悪くしていると思いきや、荷室をネットで仕切ることができるなど使い勝手を良くする工夫が妙に充実。このワゴンは何を追求しようとしているのか、イマイチ判りません。

 ルーフレールを付けても、付けなくても同じ値段なのに、あえて付けない人が多いとは、ワゴンとして、認知されていないということ?

 でも、何か楽しそう。

 セレスピードってF1みたいでカッコイイし、Qシステムも、「要はオートマじゃないの?」と突っ込むことさえ忘れさせます。

 特に速いわけでもない。ハンドリングが秀でているわけでもない。それでも、気になってしょうがないのは、どうしてなんだろう??


 この時点で、ヘビの毒が徐々に体に回り始めていたのでしょう。ネットでスポーツワゴンの画像を見れば見るほど「美しい」と感じるように。完全にビョーキです。おかげで師走の忙しい時期に、寝不足に・・・。

 目の下にクマを作りつつも、得ることのできた最大の収穫は、アルファに乗っている人たちが、本当に自分の車に満足していることが伝わってきたことです。これって、本当に重要なことだと思います。

 そんなこんなで、最終的に、取り回しが軽快そうな2.0TSに勝手に決めたものの、新車で諸費用を含めると軽く450万円コース。無理をすれば買えないこともないとは思うけど、返済期間を長くすれば、金利がどんどんかさんでしまう。

 「ジャパネットたかた」が、金利手数料60回まで無料のうえ、DVDカーナビまでおまけで付けてくれたら、買うんだけど。

 ディーラーは県庁所在地にしかなく、中古車はほとんど出回っていないし。やっぱり、プジョーが無難かなあ。

(写真説明: Alfa Spider)

Su acquistare ~ウソワゴ購入まで~②

2004-07-04 | nuovo arrivo シンガオ
魅力ある車を

 エアトレックは結構売れていたようで、当時はよく見かけました。それに、ちょっと飽きが来るのが早そうな感じもしました。やっぱり余り見かけない車がいいなあ。

(2004.7.3加筆 今ならあまり見かけませんね・・・。)

 そうなると満足して長く乗れそうな車は、日本車には正直あまりありません。多少値が張っても、特徴ある満足できる車を。ということで、だいたい300万円の予算でピックアップしてみました。

 ランドローバー) フリーランダー、レンジローバー
 アウディ) A4アバント
 欧州フォード) モンデオワゴン
 プジョー) 306ブレーク
 サーブ) 9-3
 ボルボ) 各種
 シボレー) ブレイザー
 (新車だけでなく、中古も想定)

 湯水のように予算があれば、アウディオールロードクワトロが欲しいところですが、700万円!!!

 実際の憧れは、映画TAXIで活躍したプジョー。307よりも306の顔つきの方が好みだし、荷物はいっぱい乗る。しかも、ワゴンなのにハンドリングは秀逸らしい。

 2001年12月の初めは、猫足の魅力に取り憑かれかけていました。

(写真説明: Audi A4 Avant)

Su acquistare ~ウソワゴ購入まで~①

2004-07-03 | nuovo arrivo シンガオ
「車が欲しい」

 オペル・ヴィータを購入して1年も経たない、2001年11月下旬、家族が一人増えることを理由に車が欲しくなりました。ヴィータは4ドアなので用は足りるはずなのですが、欲しくなったものは仕方ありましぇん。

「車が欲し~い」

 考えるのはタダなので、一生懸命考えると、想いは次第に募るものです。まずは控えめに、「中古でも良いし安く乗れる日本車でも探そうか」と、当時、候補に挙がったのが、以下の車です。

トヨタ) カローラフィールダー、アルテッツァジータ、bBオープンデッキ
日産) ウィングロード、エクストレイル
ホンダ) CR-V、HR-V
三菱) エアトレック
いすず) ミュー
マツダ) トリビュート
スバル) フォレスター、トラヴィック

 候補に挙げた条件は、荷物をある程度積むことができる、もしくは、運転して楽しい、使って楽しい、眺めて楽しいなど、どこかに「楽しい」というキーワードが当てはまりそうな車です。

 このうち、実車をみることができた車の中で気に入ったのは、エアトレックでした。運転席に座ったときの、質感や、細部の作りも良さそう。何より、汚名を返上しようと言う、三菱の心意気が伝わってきました。

(2004.7.3 加筆)
 このときにエアトレックを選ばずに良かった。(^^;)

(写真説明)SUBARU TRAVIQ

Piacere!ようこそ、usowagon へ。

2004-07-02 | Introduzione ハジメニ
 アルファスポーツワゴンの、ユーザーや購入を検討している人の役に立たないことを目指して作ったBLOGです。マジで役に立ちません。

 当初、ホームページとして立ち上げた際には、アルファスポーツワゴンの雪国での耐寒性及び、耐凍結防止剤性、耐わだち性などついて考察し、さらには、「ルーフレールがないのに、スキーに行っても良いのか」、「ウォッシャー液の噴出孔が雪で詰まるのにそのまま運転しても良いのか」など、身をもって体験した結果を社会学的な見地に立って報告してゆく所存でした。

 しかし、冬が1年中、続くわけもなく、春から秋にかけては、その存在意義が失われてしまうことに気づきました。さらに、ネット上には、もっと車に詳しい方がたくさんいらっしゃることを知り、自分の力のなさに、尚のことアイデンティティーを喪失し、やけになって生まれたのがこのBLOGです。

 こういったBLOGの趣旨から見て、見ても見なくてもどちらでも構いません。


万が一にも、ご意見・ご感想があった場合はこちらまで
alfanasu@mail.goo.ne.jp