カナダ・日本人女性不明 友人に宛てた手紙で自殺ほのめかす
2014年11月5日(水)17時56分
オーロラの名所で、日本人女性が行方不明となって2週間。女性が友人に宛てた手紙で、自殺をほのめかしていたことが判明した。
渡航先のカナダで、10月22日から行方がわからなくなっている熊本県出身の医師・吉窪昌美さん(失踪当時45)。
4日、家族のもとに外務省から伝えられたのは、吉窪さんが日本を出国する際、女性の友人に、自殺をほのめかす手紙を送っていたという内容の連絡だった。
吉窪昌美さんの弟・吉窪健司さんは「外務省から連絡があり、(姉が)女性の友人宅に、手紙を出国する際に送ったということ。その中身が『自殺をほのめかす』ようなことが書いてあったと」と話した。
そして、地元警察は4日、「捜索は打ち切りました。吉窪昌美さんは、死亡したとみられます」と発表した。
地元警察は「吉窪さんが自ら森に入り、消息を絶った。すでに死亡していると思われる」として、捜索を打ち切ったことを明らかにした。
吉窪さんは、オーロラの名所として知られるカナダ北部の町イエローナイフのホテルに、10月17日に、1人でチェックインした。
滞在中、観光案内所を訪れたり、土産物店で買い物をする姿がとらえられている。
しかし、10月22日を最後に、行方がわからなくなった。
吉窪さんは午前9時15分ごろ、滞在していたホテルから、街の方へと歩いていったとみられている。
吉窪さんの姿が最後に確認されたのは、ホテルから数km離れた湖の周辺だった。
辺りには、深い森が広がっていた。
ツアーガイドの福島洋輔さんは「森の中に入っていくことはできるが、何かを目指して歩いて行けるようなところはない」と話した。
警察による捜索が打ち切られたことについて、現地に滞在している日本人は、「すごく捜してくださっていたので、それが本当だとしたら、本当に残念に思います」、「まだ(遺体が)見つかったわけじゃないので、
どこかで元気でいてくれることを願っています」などと話した。
一方、吉窪さんの弟・健司さんは、姉が自ら死を選ぶとは思えないという。
健司さんは「自殺するような人が、帰りの便まで飛行機を取るのかなとか、アクセサリーを買うのかなと。自殺ではなく、やっぱり何かあったんじゃないかと、そっちばかり考えています」と話した。
家族のもとには、外務省から、吉窪さんが自殺をほのめかす手紙を友人に送っていたとは伝えられたが、手紙の相手やくわしい内容については、「教えられない」と告げられたという。
弟・健司さんは「とにかく、知人に宛てた手紙を一番知りたい。その方が誰なのか。うちに連絡するのが嫌な場合は、メディアを通して伝えてほしい。絶対に生きて帰ってくると、信じています。これからも」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20141105-00000166-fnn-int
「森に1人で…」カナダで不明日本人の捜索打ち切り
2014年11月5日(水)11時56分
カナダ北部の街イエローナイフで行方不明になっている日本人の女性医師について、地元の警察は捜索を打ち切りました。
日本人の医師・吉窪昌美さん(45)は、先月22日に目撃されたのを最後に行方不明になっています。
地元の警察は4日、「事件性はなく、死亡したとみられる」として捜索を打ち切りました。
また、「吉窪さんには、1人で森に入リ、行方不明者になる計画があった」「発見されないよう、処置を取っていた」という見方を示しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20141105-00000015-ann-int
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