標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

「ネコの幸せ、人も幸せ」・・・動物の幸せが人も幸せにする

2017-08-18 19:11:00 | 日記

昔、家に住みついていた雄ネコのチャッピー。ある日リビングのベランダに親猫(黒色だった)と一緒にやってきた。親猫は人懐っこく声をかけると寄ってきた。最初、子猫(後のチャッピー)は柱の陰に隠れていたが、しだいに慣れてきた。やがて親猫はいなくなり子猫だけが住みついた。三男が幼少時、仲間内で呼び合うのに、名前の後にピーをつけて呼び合っていた。妻がチャッピーと名づけた。毛並みもよくおとなしい猫だった。


今は亡き秋田犬とハスキーのミックスの雄。名はジロで、あくびをしている。人が大好きで散歩時に人に会うたびしっぽを振っては喜んでいた。チャッピーとは仲良しだった。私たちの子供たちはこの猫と犬が大好きで、愛と癒しをたくさんもらって育った。今は畑の片隅でチャッピーと共に眠っている。

NHK BSの7時15分から朝ドラを見るのが朝食とともに日課になっている。最初は過去に放送された朝ドラの再放送で「こころ」だ。7時30分からは現在の「ひよっこ」を放送している。8時からは地デジNHKで、本番の朝ドラ放送となる。7時45分から8時まで、通常は「日本縦断こころ旅」の朝版をみている。この間にコーヒーを入れる。今はこころ旅が休みなので「岩合光昭の世界ネコ歩き」を放映している。

今朝のネコ歩きは、タイの農家とリオのビーチのネコが主役であった。リオのネコは仰向けになり腹を天に向け、飼い主にからだを撫でられるまま、握手をしたりしていた。ネコと人が愛によって繋がっていた。番組の中で、岩合光昭さんが語っている「ネコの幸せ、人も幸せ」ということばが印象的だった。

ここ数日間、北朝鮮のミサイルやアメリカの人種差別問題が新聞、テレビ等のニュースで話題になっている。人種差別を戒めるオバマ元大統領のツイッターが多く読まれ評価されている。岩合さんのことばは、オバマ氏のツイッターと同等に、むしろそれ以上に親しみやすく端的で、含蓄が深く感銘に残った。

ご近所だが、前の飼い主により虐待されていたのだが保健所を経て、新しい飼い主に引き取られ、愛情を持って育てられている犬がいた。それでも、その犬は人をみると歯をむき出しにして威嚇の態度をとっていた。しばらくして病気になり犬の一生を閉じた。犬は一生恐怖感を抱いていた。これは犬が恐怖を生まれながら持っていたものではない。人が犬をそうさせた。最初の飼い主が愛情を持って育てていれば、犬は幸せに生き、人を幸せにできただろうに。

人は人種、民族、国などの違いにより差別、暴力、戦争をする。また、動物をも虐待するのも人間だ。しかし、憎しみや争いを乗り越えられるのも人間だ。岩合さんのことばが意味する、ネコ(動物)を幸せにできる人は、その人も周囲の人も幸せになる(できる)ということを実行できる人間社会でありたいものだ。
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