標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

川を掃除した、そして、その大切さを知る

2017-07-09 19:35:08 | 日記
清掃が終わった川

今日の気温は35度を超えた。例年梅雨明け間近かのこの時期に地域住民が集まり川の清掃を行う。県が管理する河川ではない、幅5mほどの小さな川だ。通常の水量なら短い長靴でも難なく渡れる。川とその周辺のゴミ拾い、木々の枝払い、草刈りなどを行った。昨年まではこの暑い日に通常はあまり使うことのない川の清掃を何故するのかと思っていた。しかし、今回の九州を襲った豪雨災害のニュースを見て、川の清掃の大切さを認識した。

小さな川でも土砂、流木、草やゴミがたまれば、山から流れた水をせき止める。数年前、この地方にも豪雨が降ったことがある。この川が注ぐ大きめで、県が管理する河川が氾濫危険水域に達し、河川周辺の住民に避難が呼びかけられたことがあった。この時は被害はなかったが、今回の豪雨の報を聞くと、過去に被害がなかったからといって油断できない。

川底が見える

とにかく暑かったので、2時間の清掃予定時間のところ30分ほどで切り上げた。でも、きれいになった。小さな堰の下は水がたまるので水深50cm位だろうか。清掃のお蔭かどうか、水が澄んでいて川底が見える。ああ、気持ちもすっきりした。

ノウゼンカズラ

清掃からの帰り道、ノウゼンカズラが空に映えていた。暑さを感じると同時に盛夏に堂々としたあでやかな花に圧倒される。
コメント
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