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歯科技工士・岩澤 毅

『日本歯技』2014年6月号 「巻頭言」 精魂尽くして颯爽たり 顧みるときの微笑

2014年05月30日 | 日本歯技


『日本歯技』2014年6月号 「巻頭言」

精魂尽くして颯爽たり 顧みるときの微笑

 古豪と呼ばれる北国の高校ラクビ―部の掲げるスローガンに、「精魂尽くして颯爽たり 顧みるときの微笑」がある。この高校ラクビ―部に育ち、早稲田大学で選手生活を送り、母校に帰りこの北国の高校ラクビ―部を古豪と呼ばれるまでに育てあげた監督が、友人のノートに書かれていた言葉から借用し、部のスローガンに掲げたものである。

 ラクビ―競技は他の種目とやや違い、特定の選手をスターとして作り上げるというよりは、様々な特質を持つ選手がその特性を生かし、個々の役割を果たし、あくまでも泥臭くチームプレーとしてボールを繋いでいく。ラグビーの世界の精神を象徴する言葉に「One For All、All For One」がある。「1人はみんなのために、みんなは1人のために」が最も似合う競技として、ラクビ―はその姿を我々に見せてくれる。試合終了を「ゲームセット」や「エンドゲーム」等といわず、「ノーサイド」と言い、試合終了の笛が鳴れば双方の健闘を称えあう姿が、我々の共感を更に増す。卑怯なことはしてはいけないというラグビー精神から導かれた、「ボールより前でプレーしてはいけない」「ボールを前に投げてはいけない」というラグビーの大原則は、選手を紳士へと育てるのだろう。

 学生スポーツは、その在学中が活動期間であり、その限られた時間にどの様な成長があるかが、見るものを引き付ける一つの要素である。更に、各競技にはそれぞれのシーズンがあり、学生スポーツから社会人へと舞台を移した時の個々の選手の期待と不安、我々が抱く個々の選手とチームへの期待が様々なドラマを生む。

 今任期の執行部は、6月21日の第3回社員総会終了時にその任期を終える。今執行部は、古橋会長の方針により、何よりも合意の形成とチーム力でことに当たることとに意を尽くした。各成員は、その活動を「精魂尽くして颯爽たり」と心に刻めることだろう。そして、任期中の活動を顧みて、その成果と充実感に微笑ことが出来るだろう。

 社員総会後、選出された新たな執行部が、本会の公益法人移行後2期目のチームとして船出をする。社員総会の総意により形成される新執行部に、「One For All、All For One」のOneとして、最大のエールを贈りたい。
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