千年女優（バレ無）

ＤＶＤで『千年女優』というアニメ映画を見た。



前半は若干意味不明でテンションが付いて行けず置いて行かれ、終盤で一気に物語が収束した。万人受けとは言い難く賛否の分かれる作品に違いない。…と思ったらやはりそうだった。

同映画は『一生かけて会いたい人いる』というキャッチフレーズ。そのキャッチフレーズを薄く伸ばしに伸ばして、幻想と現実の区別を付かないようにして話が進んでいくワケだが終盤の収束で前半のシーンが走馬灯のように頭をよぎる。繋がりが不透明な部分が返って魅力的というか。

そういう理不尽が許容できない人は×だ。

個人的には◎だ。最近「アホ海賊映画の続編」だの「二世アニメ映画」だの途中でグッスリの映画ばかり見ていたが、同映画は展開に理不尽を感じつつも寝なかった。単純にアニメドタバタが面白かったんだろうな。

終盤は涙腺が弱い人はグッと来るかもしれない。
アニメ映画にありがちな裏設定だのが全く無いのも潔い。

恋愛は追いかけている時が一番楽しいとはよく言ったもので。海援隊の『♪思えば遠くへ来たもんだ～♪』の『遠く』は距離でなく時間であると誰かが言ってたのを思い出した。






もう一回くらい見てみよう。