「レスター・レヴェンソンのリリーシング」- I'm trying to show you the entire way.

Lester:「私は、あなたに全ての道を案内しようとしています。」 2015-10-04-09:45JST

セドナメソッド・リリーステクニック - 02 - ''メソッド発見に至る自己探求の旅''

2012-07-08 10:15:31 | Sedona Method
セドナメソッド・リリーステクニック - 02 - ''メソッド発見に至る自己探求の旅''

 ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' レスターの物語

まとめ(抜粋)
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 release01 ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' - Mindtech - mindlnx
 (全文が、こちらで読めます。)

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 01 - レスターの物語「病院にて」

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 02 - レスターの物語「レスター家に帰る」

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 03 - レスターの物語「答えが姿を現し始める」

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 04 - レスターの物語「何が起こったか?」

「ひどい話だ」と彼は思いつつ涙を拭いた。「今までこんな事が分からなかったなんて…。今までの時間を、何年もの時間を無駄にしてきたなんて…何たる事だ」

「でも、待てよ。もし幸せというものが、オレが他の人へ愛を感じている時なのだとしたら、幸せというのはオレの内側に存在する感覚という事なのか・・」

「そして、もし過去に愛を感じていなかったとしたら、まあ、過去は変えられない事は分かっているが、オレ自身のその時の感覚を今変える事は出来ないものだろうか?愛の 感覚を今変えられるかな?」彼は試してみる事にした。もっとも最近の不幸せだった事 について考えた。それは病院を退院した日だった。

「まず、あの日、オレは愛の欠如を経験したか?」彼は自問した。

「そうだ」彼は声を出して答えた。


「さあ、これを変えられるかな?」彼は自問した。「先生に対して、この憎しみを愛に変えられるかな?

「いいや、無理だ」彼は思った。「何で愛に変えなければならないんだ?先生は愛を受 けるに値するような事を何かしたか?」

「それは問題じゃない」彼は自分でそれに答えた。「問題は彼が愛を受けるに値するか どうかじゃあない。問題はお前が愛に変えられるかだ。ただ嫌悪の感覚を愛の感覚に変える事が可能か?それも他人の恩恵のためにではなく、お前自身のために

そんな考えが頭をかすめると、彼は何かが胸から解き放たれたのを感じた。穏やかに緩む、溶けるような感覚で、焼けるような感覚は無くなっていた。最 初、彼はそれを信じられなかった。あまりにも簡単なように思えたので、もう1度シュルツ医師との病院でのやり取りを頭に描いてみた。驚いた事に、前に感じ た強烈な焼けるような憎しみよりも、軽い憤りが生じただけだった。彼は同じ事がもう1度出来るか考えた。

ええと、今どうやったんだっけ?…ああ、そうだ。怒りの感覚を愛の感覚に変えられるかな?」胸の中で怒りが解けるのを感じながら、彼は一人静かに 笑った。それで怒りは完全になくなり、彼は幸せだった。もう1度シュルツ医師の事を考え、彼の姿を頭に描いたが、幸せに感じていた。愛情さえ感じていた。


「さて、これで1つ終った」彼は考えた。「もし私の理論が正しければ、全ての事に効果がある筈だ」彼ははやる思いで他の時について試みた。その結果 は一定して同じものだった。もし反抗心や怒り、嫌悪の感覚を愛に変えられるかどうか自問する度に、何かが解けるプロセスが生じた。

その人物に対して愛だけを感じるようになるまで何度も何度も繰り返さなければならない場合もあった。ある時は、全てのプロセスが1,2分しかかから なかった事もあれば、ある特定の人物や出来事に彼の感覚が愛以外になくなるまで何時間もかかる事もあった。しかし、彼は根気強くそれぞれの人や出来事に対して完全に終るまで留まり続けた。

彼の人生全体が少しずつ切れ切れに見直された。1つずつ、彼は古い心の痛みや 失望した事全てを愛に変えた。心の痛みが少しずつ減っていくと、彼は自分が丈夫になていく感じがし始めていた。今まで生きてきた中で一番幸せに感じていた。そして、それぞれ新しく事が修正されるとより一層幸福感が増すのを感じながら、そのプロセスを続けていった。

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 05 - レスターの物語「どの程度まで幸せでいられるのか」

『私が人と付き合うなかで、相手が何度も何度も私が嫌いな事を行ない、“愛のない(Non-Love)”感覚が私の中に存在したら、例え相手が私に 反感を持っていたとしても、すぐに私はその相手を愛するように態度を変えました。最終的にどれだけ反感をもたれていたとしても、彼らに愛情を感じている状態を維持出来るようになりました』


しかし、その日は特別だった。どんなに愛で修正しようとしても、解消できない絶望感があり続けたのである。彼はそれから逃れたかった。椅子から立ち 上がり、何かを食べたり、この強烈な感情から逃れさせてくれる何かをしに、どこかへ走っていきたかった。しかし、そうする代わりに彼は、その感情を扱える ようになるまでそのままでいる事に決めたのであった。何かが彼に語りかけた。もし彼がそのまま感情に振り回され続けるなら、その戦いに敗れたなら、彼は完全に敗北するだろうと。彼は椅子に座ったまま、これを乗り切る事を決意した。

「なあ、変える事など出来ないんだよ、間抜け」彼は自分自身に叫んだ。「だから、そんな事は止めといた方がいいぞ」彼は驚いた。20年以上も前に終った事を、自分はまだ変えようとしていた事が見えたのである。

「いや、まだ終っちゃいない」彼は泣いた。「終らせないぞ」今や彼の喉は痛み、叫んで、ものを壊したくなるような感じがしていた。

その時、インスタント再生のように、彼は自分が言った事を聞いた。「終らせないぞ」。それこそが彼の苦悶の源だったのだ。彼は何年もの間、それを変えたいと思い、彼の内部で生かし続け、その痛みは深く埋められ、彼の幸せを蝕んでいたのである。

「ああ、勝手にしやがれ」彼はほとんど皮肉でこういった。突然、その決心によって、全てが無くなった。彼は信じられなかった。心の痛み、苦痛、絶望 感を感じていたのが、それらが全て失せてしまったのだから。彼はネッティを思い出したように考えた。若く美しい彼女を。彼はただ彼女を愛していた。そこに は昔の痛みのある感覚は全く残されていなかった。

彼は、この新たな方向性を検討し始めた。胃潰瘍の原因は、あらゆる事、それは最も身近な事から世界の果てまで、合衆国やその他の国、政府の長、天 候、今まで見た映画の結末、ビジネスの経営方法、税金、軍隊、大統領、そういった事を変えたいと望んでいたからだと彼は理解した。彼が何かにつけ変えたい と望んでいないものは、無いに等しかったのである。

何という啓示だろう!彼は自分自身を、彼が変えたいと思う事全ての犠牲者であり、被害者として見ていた。それら全てが解け始めた。彼が人や出来事に関して痛みの原因になる何かを思うと、今やそれを愛に修正するか、それを変えたいという願望を溶解させるのだった。

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 06 - レスターの物語「レスター自問する「インテリジェンスとは何か?」」

私は考えるという事、そして何が起こったかという事との関係性について観察し始めました。何が起きたとしても、その背後には前もって1つの考え(想い)がある事が分かりました。想いと出来事との間には時間の要素があるために、私がこの2つを今まで関係づける事をしなかったのです。

しかし、私に起こった出来事全ては、それが起こる前に私が想ったという事に気づきました。そして、もし私がこの概念を持ち、それを用いる方法を見つけることが出来たなら、これから私の身に起こる事をすべて前もって確定させる事が出来る事に気づいたのです。

何といっても、私は、私の身に生じたあらゆる事に責任があり、かつてこの世が私を酷使していると考えていた事が分かりました。そして、お金を儲ける ために猛烈に努力し、それを失った事は、私の思考が原因だった事を理解しました。つまり、私がいつも幸せを求め続け、お金を儲ける事が幸せになる事だと 思っていたのです。お金を儲けるためにビジネスを始める時はいつでも、お金は私が求めていた幸せを運んでは来ず、私は興味を失って、破綻するのでした。私 はいつもそれを他人や環境のせいにしていました。その原因は単に私の潜在意識の知識で、金を儲ける事が幸せではないという事から、私に興味を失わせ、次に ビジネスを破綻させたのだと理解していなかったのです。

私はこの世界の犠牲者ではないと思う事、私が望むようなやり方でこの世を取り計らう事は私の力にかかっている事、その力の影響よりむしろ、私は今や 力をコントロールし、私が望むように取り計らう事が出来るというのは途方もない自由でした。絶大な認識であり、絶大なる自由の感覚でした。

私が愛する事と幸せとは同一であるという発見、そして私の想う事が人生で私に生じた出来事の原因であったという事、これらは私にどんどん次のような 自由を与えてくれました。働かなければならない、お金を稼がなければならない、ガールフレンドがいなければいけないなどの潜在意識の衝動からの自由です。 私は今、自分の運命を決める事が出来る、私はいま自分の世界をコントロール出来ると感じる中にある自由は、私の内なる重荷を本当に軽くしてくれたので、も う何もする必要がないのだと感じるほどでした。

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 07 - レスターの物語「彼はどれだけの喜びに満たされたのか?」


彼の幸せに対する最初の質問も答えがあった。幸せに制限はないが、その幸せを毎分持つようになった時、退屈する事になる。次に、この平和な状態はそれを超越しており、そのために、やらなければならない事は一線を越えて、その中に入る事だった。

「更にこれを越えた何かは存在するのだろうか?」と彼は考えた。しかし、彼が問いを発した時、彼にはその答えが分かっていた。

この安らぎは永遠に不滅なものであり、あらゆる生き物のエッセンスだった。たった1つの存在があり、あらゆるものが「それ」なのである。あらゆる人 は「それ」であるのに、その真実に気づかないでいるのである。修正されないでいる過去を持ち続けて、その過去によって真実が見えなくなってしまっているのである。

レスターは、この「存在」を櫛(くし)のようなものだと見ていた。彼は櫛の根のところに存在し、そこから全ての歯が広がっていて、それぞれの歯は独 立していて、他の歯とは異なっていると考えているのである。それは事実なのだが、それは櫛の歯の先から見た時の話である。あなたが根の部分、源にまで戻れ ば、歯が1本1本存在するのは真実ではないと気づく事が出来る。全ては1つの櫛なのである。本当に分離独立しているものはないのだ。あなたが歯の先からも のを見ている場合を除いては…。全ては視点によるのだ。


- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 08 - レスターの物語「レスター驚くべき自然の力を見出す」

『私が探求を始めた時、私は非常に確信を抱いた唯物論者でした。私にとってリアルなものは見る事、感じる事、触れる事が出来るものが全てでした。私 の世界はコンクリートのように頑丈なものでした。それから、この世界は自分の心の結果なのであるという事、ものには知性がなく、私たちの知性と想いは全ての物質とそれに関わる全てを決定づける事、これらの啓示を受けた時、私が以前抱いていた堅実性はただの考えだと分かり、頑丈なコンクリートの基礎はひび割れ始めたのです。今まで築き上げてきたものはひっくり返り、私の体はショックに次ぐショックを受けました。それは何日も続きました。私は神経質な老人のようにショックを受けていたのです』

『この世界を頑丈であるという視点に再び変わる事は決してないと私には分かりました。しかし、そう簡単には優雅に消えていってはくれませんでした。私があらゆる事を揺さぶっていると思うまで、数日の間、私は実際に動揺しました』

『それから、私の視点は数ヶ月以前のものとは正反対になっていました。リアルで頑丈なものは物質世界ではないと。精神でさえないと。そういったもの よりも遥かに偉大なものであると。それは私の本質(エッセンス)であり、私の真の存在こそ現実で、そこには限界はなく、永遠で、私が以前自分だと思っていた全ての事、例えば体や心は、私の全てというよりも、ほんの微細な部分に過ぎないのです。その私の全てが私の存在なのです』

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 09 - レスターの物語「最後の大発見」

彼の時間に対する感覚は過激なほどに変わった。時間について彼が考える時、彼は静けさの中から、時間というものは存在しないと悟ったのである。あるのはいつも「いま」である。時間とは相対的なもので、分離した、違いのある世界にしか存在しない。彼の存在するところは、全てのものが同じであり、同じ本質から成り立っていて、同じく言葉に表現出来ないくらい美しく、宇宙の全ての粒子に備わっている偏在している平和なのである。

彼がその平和な存在である時、彼の肉体は小さく、椅子の中に離れて座っているように思えた。彼がそう選択する時、彼は肉体をそのように見る事が出来 たが、自分自身を宇宙全体に行き渡っているように感じていたのである。肉体は彼の広大さの中にある極小の一辺に過ぎなかった。彼は偏在しているのだった。  旅行などはなく、想っただけで彼はそこにいたのだった。

『私は、以前自分が肉体と心であると思っていたが、そうではない事は明らかだった。ただ分かったのです。それが全てです。あなたもそれが分かれば単純な事だと分かるでしょう』

『ですから、体と同一化する事を手放しました。手放した時、私の存在はすべての存在であり、その存在は大きな海のようなものだと分かりました。大海の一滴と呼ばれるような分かれる事がないもので、全て1つの海なのです』

『それによって私は全ての生き物、全ての人、宇宙の全ての原子にさえ同一化するようになったのです。そしてこれは途方もない体験で、言葉には表現出 来ないものです。まず、あなたはこの宇宙があなたの中にあると分かります。それから宇宙があなたであると分かります。次にこの宇宙が1つであると知ります。それから分離して永遠に終了し、全ての最悪な事は、分離する事によってのみ起こるのです』

『それから、あなたはこの世界の外見上の制限にまどわされる事がなくなります。それが夢であり、見せかけであると分かるのです。なぜなら、あなたの本質そのものには限界がないと分かっているからです!』

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 10 - レスターの物語「レスター意見を分かち合う」

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 11 - レスターの物語「レスター億万長者になる」

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 12 - レスターの物語「レスター豊かさの理論を試す」

- ''メソッド発見に至る自己探求の旅'' -
- 13 - レスターの物語「レスター、真実にとどまり、意見を分かち合う」

それは大変平和な暮らし方で、レスターは満足していた。彼自身や他の人が、そこから出入りする事は、その生活に付随したものであり、1952年に彼 自身が発見した内的状態の広漠とした静けさを、かき乱したり触れる事は決してなかった。彼はこのようにして残りの人生を暮らせたかも知れないが、それは全 ての人が自分自身でこの状態を発見してほしいという彼の願いには合わなかった。彼は、全てと一体であると感じていた。それをこう語っている。

私が発見した事を、残りの私(訳註:つまり彼以外の全ての人という意味だと思われる)に発見してもらいたいと思っていました。そこで、しばらくしてから、この知識をより多くの人々に知ってもらう方法を考え始めたのです





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