世界一周旅~あけちゃんマンは今日も行く~

2006.9.29 世界一周出発!!旅を通してキラキラと輝き続ける為のパワーを地球からたくさん吸収してきます!!

帰国

2008-03-19 15:23:14 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
~2008年3月19日~


私の73日間の旅は今日で終わった

一言で言うならばやっぱり旅に出て本当に本当に良かったという気持ちに尽きる
この旅は私にとって人生の中でのトップ10に入るだろうと思うほどに充実した日々だった

毎日朝起きてから寝るまで一瞬一瞬がとても幸せだった
よく言うのが旅での1日は日本での1週間に相当する程の濃さだと言うけれど本当にそうなのだ

毎日どうしてこんなにも濃いのだろうと感じる程にたくさんの出来事で溢れかえっていた

私には絵心がないので絵を描く道具も素敵な色のペンもたくさんはないけれどこの旅での1日1日をもし絵で描く事が出来るならばそれはそれは大きなキャンバスが無ければ無理だと思うほどに旅での一日はとてもとても充実してそして刺激に溢れていた

1人で日本から出発したけだけどいつもいつもたくさんの人たちの中で私は幸せを感じていた。時に寂しさを感じる事もあったけれどたくさんの出会いの中で私は色んな事を考え言葉を発しそして笑った・泣いた・怒った・感動した・共感した・励まされた・元気をもらった・夢の大切さを再実感した・ドキドキした
出会ったすべての人たちに心から感謝したい

~ありがとうの言葉以上の感謝の言葉があればさらにそれ以上の感謝の気持ちを伝えたい程に感謝しています~

~出会いの中で私は自分について深く考えることができたり自分の弱さもそして良さも悪さもたくさんたくさん知りました~

~みんなと一緒に過ごした時間が私にとってのこの旅最大の宝物です。出会ってくれて本当にありがとう~

そしてそして旅ってやっぱり自分ととことん向き合えるんだとこの旅の中で何度も思った

日本にいると時に様々な事にがんじがらめになってしまい

「あれ??今どうして私はこんなに無理して相手に合わせているんだろう??」
「どうしてこんなに建前を気にしなくちゃいけないんだろう」


そう感じる事も多々あった
社会で生きていくために必要と感じていても自分に嘘ついて笑ったりお世辞でごまかしたりするその空間がとても窮屈に感じられていた

しかし旅で私はそういった感情になる事がなかった

毎日一瞬一瞬をありのままの自分で過ごせた
そんな自分を周りは受け入れてくれた

人を心から大切に思う気持ちもこの旅で強く実感した
自分の幸せ以上に相手の幸せを強く願う感情もこの旅で生まれた

旅は今まで私が持っている色にさらに新しい色を加えてくれる魔法ももっていると思う
この旅で私はどんな色を何色増やす事が出来たのだろうか

そしてこの旅が終わった今、正直な所なんだか寂しさもある

日本の生活に不満があるとかそんなのではないけれどこの旅で私が感じた感覚のひとつひとつが日本の生活のリズムにあっという間に飲まれて薄くなってしまいそうな気がするから
旅の思い出はたくさんの写真を見ればすぐによみがえってくるけれど感覚はあっと言う間に薄れてしまうことを私は前回の旅が終わった時に日々感じていた

私の感じた思い・今のこの感情を大切に日本での生活に生かしたい
その為にどうしたらいいかは今からゆっくり考えていかなきゃ。

あぁ、感極まるってこういう事なんだろうな。
自分の伝えたいことがうまく伝えきれない程に色んな感情がぐるぐるしています。

この旅で出会ったたくさんのたくさんの全ての人々に感謝を込めて・・

本当にありがとうございました








やっぱり

2008-03-18 15:23:02 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
タイタイタイタイタイランド

やっぱり私はタイがとてもとても大好きなのです

ご飯はおいしいお姉ちゃん達はスタイルよくって可愛い
雑貨は可愛い買い物楽しい
遺跡素晴らしい人がいい

あぁ、パーフェクトタイランド王国

そりゃぁ~マックのこのお方もこんなんしちゃぃますよ。



ふむふむふむふむ。

サワディーカァァァァァァァァァァ

インドで常識をはるかに超えたうそつきインド人とたくさん接したからだろうか、タイの人たちがとてもとてもつつましく見えてくる

やはりタイの人々はとても奥ゆかしくってそして微笑みの王国に住む人々なんだと深く実感した


そういえば

2008-03-16 15:22:45 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
あっ!!!

と言う間に今日で3月も終わり。
そして明日からは新年の始まり。

気づけば私のこのブログもまたまた中途半端になっておりました
まただ・・
しかし再び放置プレイのブログのままでは何も成長していないといざやる気を復活させてみました
うんうん。ちょっと成長した自分に自己満足度数190%をあげたい


今日は3月31日だけど15日までさかのぼって日記に励みます

楽しかったインドの旅を終えて私は3月15日にかの有名なビーマンバングラデシュ航空にてバングラデシュを目指した

やはり、ビーマンには相変わらずやる気など見られるはずも無く10分で済む作業を延々3時間かけるといった無駄な行為がすべてにおいて鮮やかなほど目立っていた

世界一能率の悪い航空会社を本気で社員全体で目指しているのではないだろうかと思うほどに仕事ぶりがそれはそれはひどい

乗り継ぎのビザ発給にしてもたった紙一枚発給してパスポートにスタンプを押すだけなのになぜにこんなに時間がかかるのじゃーーーーーと思うほどに時間を要する

デリーからバングラへの移動も当たり前のように飛行機の離陸は3時間遅れ、
夜の10時に空港到着後に3時間のビザ待ち
その時間3時間ですよ・・・3時間

何もすることのない空港での時間つぶしとは本当につまらない。
蚊がぶんぶん飛んできては私に攻撃をしかける
なぜにジャパーニーの私にばかり蚊は攻撃なさるのだ。
インド人など蚊もへったくれもないといった感じに余裕ぶりが格段違う
あぁ、やっぱり恐るべしインド人そしてビーマンバングラデシュなのだ。

もう絶対2度とビーマンはどんなことがあろうと私は利用せんぞ~~~


インド最終日~下川祐二さんの言葉~

2008-03-15 16:36:39 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
私はこの旅でたくさんの本を読んだ。

宿においてあった本だったり古本屋で売られている本だったりとにかく夜や移動時間に本を読むのが楽しくて仕方なかった

日本を離れると活字がふと恋しい瞬間がある

そんな時に読む日本語の本は私にとって心の潤いでもあった

中でも下川祐二さんという人の書いた旅の本は共感できる部分も多くって面白かった

その下川さんがあとがきにかいていた文章がすごく好きで共感できた。

まさに今の私の気持ちであって言いたいことすべてを下川さんが語ってくれていた






「アジアを旅すると日本では思っていなかったようなトラブルに毎日見舞われる事も珍しくない。

しかし、僕らはそのトラブルを笑い飛ばす術を身につけている。

それは心の奥底でアジア人を信じようとしているからのような気がする

でもなければ数々のトラブルの後にアジアの風のように吹き抜ける笑いは生まれてこない

そして僕らはその笑いの中から日本が忘れてしまったエーテルを嗅ぎ取り、アジアの旅を続ける事ができるのだ

それがアジアの魅力なのでないかと思う。」



うんうん、うなづいた。

まさにそうなのだ。

アジアは活力に満ちている国々の集まりだ。

私はいつもこの国々に住む人々からたくさんの事を教えてもらっている

笑いや感動や感謝や怒りやたくさんの感情を人々から与えてもらっているのかもしれない。

やっぱりアジアの旅はとても楽しいものだ。

インド最終日~サリーに思うこと~

2008-03-15 14:36:15 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
世界中に様々な民族衣装があるがこれほどにまで美しい民族衣装を私は他に知らない

サリーの裾をひるがえしゆっくり歩く女性たちとすれ違う

アクセサリーの鈴の音が心地よく心に響く

着物は日本人女性の美しさを一層際立たせると言う

日本もかつて昔は着物で日常を過ごしていた

しかしそれは西洋文化が入ってくると共に少しづつ日常的なものから非日常的なものへと変わっていった

日本人女性にとって着物とは特別なものに位置づけられている今だからこそこうして昔からずっとつづくサリーを美しく着こなすインド人女性たちを心より尊敬する

チャィチャィチャィ

2008-03-15 13:52:39 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
私はインドのチャィが大好きです

一日10チャィできます

インドのカレーも大好きです

一日3食カレーのすばらしさを知りました


一度にこの好きなものを日本でも味わえる様に私はカレー粉とチャィの元となる紅茶の葉っぱをたくさん買いました

そしてカレー好きのあまりにとぅとぅインド製のカレー皿まで買いました

けっこう重いです・・・。

そして素敵な柄の大きな布を買いました。

これでいつでも私はイメージインドの旅が出来そうです

色々と迷う私のお買い物に嫌な顔ひとつせず付き合ってくれた優しいインド人のお店のおじさんとお兄ちゃんのおかげで私はインドがもっと好きになりました。

どうもどうもありがとう


そうかそうか

2008-03-14 13:51:36 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
インド人が日常的に使う言葉にデラックスという文字があったけれどそれはただ単に使っているわけじゃなかったんだ。

ふむふむふむ。

納得いたしましたよ。

だって政府が自らこう言うんだもん。




デラックストイレ


ほほぅ。

料金がっちり取られるトイレです。

インドで初めてデラックストイレを見ました。

そのネーミングに感動するあまり、トイレを使用することを忘れていました

ここにあります。

ニューデリー駅のすぐそばにあります。



デリーへ

2008-03-13 18:42:33 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
今日最終目的地であったデリーにとぅとぅ到着しました

わぁぃわぁぃ



ここぞまさにインドだと思わせてくれるインドの光景やにおいがたくさんのデリーも私は大好き

うさんくさいインド人率はほかと比較すると明らかにその率は高いけれどもはやうさんくさいの域でも何でもなく、ただ単にみたまま怪しい

しかし、それもインドだ。

街を歩くとけたたましいクラクションの横でゆっくりのそのそ歩く牛がいてそこらじゅうにうんこがあってなんだかめちゃくちゃ過ぎておもしろい





私の仲良しのお兄ちゃんはこうやって朝から綺麗にお店ので売る鍵をちょこんと座って並べている。

今日もたくさんお客さんきますように



うふふふふふ。

デリーで私は最後のインドの空気をたくさん楽しむぞ


天下のソニー

2008-03-12 15:41:47 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
そういえば私が買ったTシャツはブランドものだった

毎日節約の私がとぅとぅブランドものに手を出してしまった


ふふふ。


私もなかなかやるではないか


そのTシャツのデザインはこちら



生地もしっかり問題ござぃません。

大好きなラクダがたくさん


そしてこのTシャツのロゴを見てください



天下のSONYだ


くっくっくっ・・・・・。


天下のソニー様がTシャツを・・・・・・



作るわけないじゃん!!



お店でこのタグを発見した私はとてもおかしくなって店員さんに聞いた


「これはなぜにソニーなの??」

すると店員さんは

「おぉ!!これを知らないのか??日本のメーカーだぞ

とお前日本人なのになんで知らないんだ。といった風に答える。

「えぇ~日本のソニーはTシャツは作らないよ、電化製品だけだよ

と言うと

「・・・・・。そうか??しかし、それは日本だろう。インドのソニーは凄いんだ。何でも作るんだぞ。このTシャツもそうだ」


と笑顔で返す。


1000%苦しい言い訳をありがとう。

しかし、彼らには言い訳でもなんでもないといった具合だろう。

これじゃ偽者王国中国と一緒ではありませんか。

インドのソニーはTシャツも作るのかぁ。。。。

ふっふっふっ。

ためしに「私はパナソニックが好きだけどパナソニックのTシャツあるの??」

と聞くと


「今政府が作っている」



と言う。


政府が作るわけないじゃん・・・。

インド人、偽物作る技術は中国の足元にも及ばない様です






さりーさりーさりぃぃぃ

2008-03-12 15:32:55 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
私がインドでどうしても着たかったもの。それはインド人女性が身にまとうサリーでございます。

あの美しさにはメガ級パンチでくらくらしてしまう。

新しい町へ移動すると必ずその町のサリー屋さんに足を運んだ

そしてたくさんの美しい生地を見てはとても幸せな気持ちになっていた。

6メートルのあの布にはたくさんの夢が詰められている様に思うほどそれが本当に美しい。

惜しげもなくふんだんにキラキラした石が縫いこまれていてそれが光に反射してまたいっそうその美しさに輝きを加えてくれる。

サリーはわたしにとってウエディングドレス以上に憧れる一品なのである

そして今日、私はとぅとぅこのサリーを着るチャンスに恵まれました






上室、幸せです







シティパレスを見た後にふらりと立ち寄ったおみやげ屋さんでとてもナイスなTシャツは発見したのでどの色を購入するかを鏡の前で

「うんうんふむふむ」

と悩んでは結局無難な白を買うことにした。

お金を払おうとするとお店のおじさんが

「ヘィ、ジャパンレディー。君はサリーを着たことがあるかぃ??」

と聞いてくる。

「いいえ、ありません」

としおらしく返事すると

「君にサリーを着せてあげよう。もちろんタダだ。写真も撮っていいぞ」


とうれしくもそして非常にうさんくさい答えを返してきた。


あぁ、インドでタダなんて言葉は信じてはいけません

私は信じません。

きっときっと後になって「マネー」と言うんですよ。

これがインド流商売法なんですよ。

ワタクシはだまされませんよ。

「いりません。お金ありません」

と言うと

「ノォーノォー。イッツフリー

というではありませんか。

しかし、本当にタダでサリーを着せてくれるのだろうか。

心配になりながらもおじさんを20%信じてみてお店の2階にあがった。

そこにはたくさんの布が直されていた。

「どのサリーがいいか??」

と聞いてくる。

そりゃぁもちろん豪華絢爛なサリーを身にまといたい。

しかし、それはあまりにも危険な行為に過ぎない。

もし私が安々と豪華なサリーを着たとする。

そして仮にこのおじさんが私をだまそうとたくらんでいたとする。

そうするとおじさんは

「コラァァァァァーこのサリーに傷がついたじゃないか。これは買い取ってもらうしかない」

と私にその布を売りつけてくるかもしれない。

それは危険ですですですです

やけに勘のさえる自分を「えらいぞ。慎重派あけちゃんマン」とたたえながら

「これがいい」

一番安そうな布を指差すとおじさんが

「これかぃ!?これで本当にいいのかぃ??」

「こっちの方が豪華だぞぉ」

ときれいな夢の国サリーを見せてくる。

しかし、それにひょぃひょぃ乗れません。

「いや、これが一番いい」

と布を取ってもらう。

そこからおじさんが私にサリーを着せてくれた。

そして本当に写真を撮ってくれた



それも頭に布を巻きつけてみたりナマステーの格好をしたり実によくおじさんは働いた

そしてチャィまでごちそうしてくれ色々話が弾んだ

おじさんはそのサリーを売りつける事もなく、私を店の外までお見送りしてくれた。

疑っていた自分をとても恥ずかしく思いながらもおじさんに感謝の気持ちで

何回もありがとう言った

わぁぃ。

夢がひとつ叶った

ジャィプル観光

2008-03-12 14:20:09 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
今日も朝からとてもいい天気

夜はバス移動の疲れでゆっくり休めたので朝からとても調子いい

宿を出ててくてく歩いてシティパレスに向かうけれどどうやらこの地図でみる以上に遠い様だ・・・。

「ハロォォォォー俺のサイクルリキシャー乗っていくか??俺のサイクルリキシャーはヘリコプターだぜぇぇぇぇぇ」

という陽気なインド人の愉快さについ乗せられ私は20ルピーでシティパレスに向かうことになった



自称ヘリコプターサイクルリキシャーの運転手は自転車をキコキコ言わせながらも振り返っては

「どこからきたんだ??」

「インドは楽しいか??」

「インド人の彼氏は作ったか??」

「インドは初めてか??」

など聞いてくる。





頼む、前を見て運転してください

交通量の多いところでも気にせずに彼は後ろを振り返るからとぅとぅほかのサイクルリキシャーにぶつかった


言わんこっちゃなぃ・・・・。



なんとか無事にシティパレス到着


入場料を払って中に入るとそこにはパレスという名がぴったりなほどに美しい建物があった




おおおおおおぅぅぅぅぅぅぉぉおお


美しい・・・・・・。


そして私のテンションを上げるかの如くそこには立派な髭を生やした警備員が至る所に立っていた



中の博物館に入るとそこには戦いで使われた数々の剣やよろいが展示されてあった

こんなものを使って本当に人と人は争いをしていたんだ・・・。

なんともいえない気持ちでいっぱいだった

200年以上も前に描かれた美しい壁の模様もここはやっぱり宮殿だと一目で納得できるものばかりであった

外に出ると暑い日差しが照りつける

そして目に止まった大きな大きな銀の壷



これは昔マハラージャがイギリスに行くときに作らせた今でも世界で一番大きな銀製品だという。

敬虔なヒンドゥー教徒であったそのマハラージャはこの銀の壷にガンジス川の水を入れて船で運ばせてイギリスでも毎日沐浴していたという。

私がこの壷のまわりをぐるぐる回ってはその大きさに感動していると立派な髭の警備員

「写真を撮ってやろう」

とカメラを貸しなさいと言ってきた。

なかなか気が利くじゃないですか。

そして私と壷というタイトルで写真を撮ってくれると思いきやそのカメラをまたほかの警備員に渡して写真を撮ってくれと言っていた

そして撮れたこの写真




大きなインド人だ。


カメラを受け取り、サンキューと言うと




「チップ」




とこの2人は言ってきた。


どうやら一緒に写真を撮ったからチップよこせとの事らしい。


あぁ、面倒だ。





「ははぁぁぁ~~シェイクハンドシェイクハンド」






とニカニカしながら握手でごまかしてみた。

するとものすごくうれしそうにはにかみながら「OKOK」とブンブン手を振って握手してきた。

一見怖そうな顔をしているけれど可愛いところもあるじゃないですか

そして実際に今もマハラージャが住んでいるのがこの奥の黄色の建物でございます



 
マハラージャか・・・・。

一度お目にかかりたいものだ

卵落ちてますけど・・・・

2008-03-11 23:19:32 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
アーグラーからジャィプルまでの移動はバスにした

本当は列車の移動が大好きだけどバスの方が遅れないし、若干早いぞという宿の人の言葉を信じてバスに乗ることにした

バスはデラックスだと言っていたけれどもちろんおんぼろだった

そして途中意味のわからない停車が何度もあって結局予定より3時間も遅れて夕方近くになり、列車で移動していたほうがはるかに楽だったに違いないと一人ひしひし実感した

インド人のデラックスだとかもう2度と私は信じないぞ

クッションせいなどはるか昔に失ったであろうシートに8時間も座っていたので私のお尻は感覚がもうなくなってしまったのではないかと不安に思うほどに痛かった

アーグラーの宿のおじさんが紹介してくれた宿の人がバスを降りたら迎えにきてくれていたのが疲れた私にはに見えた

意気揚々と歩く宿の人についていって向かった宿は一見廃墟の様で



「ここ・・・・・・



と言葉を飲み込んでしまう程だった。

しかし、見た目ではわからないという言葉の様に中に入ればちゃんとした普通の宿だった

そして200ルピー(約540円)でシングルルームに泊まれる事になった。

そして最初見せてもらった部屋。

なかなか綺麗

「うん、ここでいいかもしれない」

と思ったが、よくよく見ると窓際の床に生卵の割れて腐りかけたものに虫が群がっていた







「ちょっちょっ・・・・卵落ちてるよ・・・」






とおじさんに言うのに





「あぁ、卵か」







と何も気にしていないおじさん。




「泊まるのか??どうするのか??」




と返事を待つ。


ここはインドだ、卵が部屋に落ちていてもおかしくない。

と自分に言い聞かせようとするけれどだめだ。

やっぱりあの卵は何か不吉な予感がして仕方ない

「ここは嫌だ」

とほかの部屋を見せてもらった。

そこは大きな部屋でファンもグルグル元気に回っていた



これでさっきの生卵部屋と一緒ならここが1000000%いい!!

「ここがいいここがいい」

とこの部屋に2泊することにした。

しかし、部屋にてゆっくりしていたら窓から虫がどんどん入ってくるのでこれはおかしいと調査を開始すると網戸が大きく破けていた


ここまでは気づかなかった・・・・。


結局持っているノートを破ってテープでくっつけて簡易で虫除け壁を自分で作るしかなかった

これで虫がはいってこないかはわからないけれどそれにしてもあの生卵腐りかけ部屋だけは嫌だ

どっちもどっちかなぁ・・・・。


ジャィサルメールへ

2008-03-11 15:33:13 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
アーグラーも楽しかった

今の所私の下痢様もしばし休憩を取っていらっしゃるので安心して今日は次なる街へ移動する事にした。

ジャイサルメール州へ移動する。

ここはインドの中でも乾燥の激しい砂漠地帯でもあり、もっともっと北上すると砂漠でキャメルサファリも出来るよう。

私が今日向かうのはジャィプルという街

この街が砂漠に近い環境であることを思わせてくれるのがラクダの数々だ

大きなラクダが道をゆくその姿はとても美しい



あの大きなラクダとすれ違う瞬間いつもドキドキする

ラクダの悠々とした動きとあの美しい瞳に私はいつも心奪われる

私はジャイプルでどんなラクダに出会えるんだろう。

それだけで心がふわふわしてくる

うさんくさい

2008-03-10 15:28:43 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
写真屋を出てぷらぷら歩いていると立派な白い髭のおじいさんが

「店を見ていかないか」

と声をかけてきた。

ご利益がありそうなほどにこのおじいさんの髭と長い人生歩んできたその皺の一つ一つが語られている様だった。

「うん」

とうなずき、おじいさんの店に行った

「私はアンティークの品を集めているんだ」

と誇らしげに語ってくる

私はアンティークな品というものに対してまったくの価値がわからない女です。

アンティークって響きはいいけどいったい何を根拠にアンティークなんだ??

いつ頃のものだったらアンティークなんだ??

おじさんのご自慢の店はアンティークの品でたくさん埋め尽くされていた。

しかし、その物の価値のわからない私からしたらそれは

がらくた収納倉庫

ともとれる空間だった


ほこりいっぱいの椅子を私に出してきて座らせてから


「ほら、見てごらん。これがエメラルドだよ」

「これは200年以上も昔のお金だよ」

「これなんかすごいだろう、かなりの価値があるんだ」

と次々に見せてくれる。

これがアンティークかぁ・・。

と思いながらも


「ほぉ、すばらしい


「これは凄い


と当たり障りのないリアクションを返した。


その中でも唯一かわいかったのがこの小物入れだった



「これは一級品だ」

とケタケタ笑いながらおじいさんが語る。


「君はなかなかアンティークを見る目があるから特別なものをみせてあげよう」


と誰にでも言ってそうなセリフと共にひとつの箱を取り出してきた


「これは誰にでも簡単には見せない。しかし君は賢い、だから見せてあげよう」


またしても毎日300回程は繰り返していそうなセリフだ

その箱の中にはたくさんの宝石が入っていた。

「これらを君はどう思うかい??」

「私にはこれらの価値はわかりません、でもすばらしいものだと思います」

そう言うと私の頭を手でナゼナゼして


「イエス」

と深くうなづく。


「これは日本では誰もがほしがる程いい品なんだ、これを私が日本に運べたらいいのだが、日本のビザは私の年になるとなかなか取れない。
しかし、この価値は世界に誇れるものなのだ。
君がこれを日本に持ち帰って売ったらきっと10倍いや、それ以上の価値にて取引が行われるだろう」


と言う。


「どうだ、君これを日本に持ち帰って売ってくれないか。お金は半分は君にあげよう」


「今手持ちのお金が無ければカードでの購入も可能だ」


ともう交渉成立だろうといった表情で握手を差し出してくる。


そうか・・・・これを売ったら私はしばらくお金には困らないのか

そうか・・・・これにはそんな価値があるのか・・

うん、クレジットカードの使用も悪くないな

















な訳無い無い!!














はっはぁぁぁぁぁ


この手段を使ってきたか。

これはいわゆる宝石詐欺なのです。


日本ではすごく高く売れると言っておいしい話を持ちかけていざ購入して日本に持ち帰るとそれはくず同様の価値しかない石なのです。

たくさんの日本人がこの手法にだまされていると「地球の歩き方」に書いてました。


まさに私は今その現場にいるのだ。


おじいさんは「さぁ、握手だ」

と私に笑いかける。

ぷーだ。

そんな甘い手に私がやすやすとひっかかりますものか

「いや、いらない」

すると

「なんでだ!!君はお金持ちになりたくないのか!!」

と言う

「お金は別にほしくありません。商売もしたくありません」

と言うと

「・・・・・・・。待てほかの物を見せてやる」

と言う。

そして再びガサゴソし出す。

もうだめだよおじいちゃん。

私は帰るよ。

「下痢だからトイレ行く」

と言い、ひゅるるるるるる~とその店を後にした。

あの髭のご利益などどこにも無かったのである。


インドという国は

2008-03-10 15:28:22 | あけちゃんマン~アジア一人旅~
本当に面白い

道を歩いているだけでもかなりの高い確率で面白い人がいる。

インドには世界に誇れる世界遺産や遺跡がたくさんあるけれどそれ以上にすばらしいのはこのインド人の国民性の様な気がする



もちろんいい人もたくさん

そして騙そうとたくらんでいる人もたくさん

その割合がどの位かはわからないけれどインド人は面白い

チャイを飲みに行けば2時間は人が入れ替わり立ち代り私の話相手になってくれる

寂しさとかを感じる隙を与えないほどにインド人はいろいろと話してくる。


「シルクほしい??」

「エクスチェンジマネー??」

そんな人もたくさんいるけれどみんな必死に生きているのがすごく伝わる。

インド人の大きなな目でじっと見られるとなんだかすべてを見透かされたかの様な気持ちにもなるのが正直な所。

インド人の人間好きといったパワーも私は大好き。

人と人がいつも濃くかかわりあって生きている

時に大人同士も道端で昼間からつかみ合いの喧嘩をしている

インド人の生きるパワーに私は時に心を強く揺さぶられそうになる

インドに来て毎日たくさんの人に接して私はインド人に対する感覚が少しづつ自分の中で変わり始めていることにも気づく

インドはやっぱり私にとって学びの多いすばらしきインド共和国なのだ